見出し画像

続・社会人大学院生のお金事情

「続」とうたっていますが、完全な続編ではありません。以前奨学金に絡めたnoteを書きました。その関連ではあります。

先日、原田さん(https://note.com/yuka5139/)のnoteを読んで、お金事情はずいぶん違うものだなあと(当たり前ですが)。触発されたわけではないですが、駄文・雑文を書いてみました(本当に中身はありません)。

触発された(😆)noteはコチラ。このnoteは参考になります。私のnoteは暇つぶしにどうぞ。


理想は金の心配などせずに、大学院へ行く意思があれば心置きなく行けるのが理想です。現実は、そして多分未来もそうはならないのでしょう。学費が高くても奨学金がめちゃくちゃ充実している欧米の大学は実にうらやましい。


修士時代のお金


私は早稲田の修士課程(2年生)に社会人院生として通っていました。当時の学費なんて忘れてしまいましたので、公表されていた2022年版を見たら・・・

小さいのですが上から2番目です。2年間トータルで2,172,500円!2年目の諸経費が書かれていないので、もう少しかかると思いますが。こんなに払っていたかなあ😅。

奨学金制度は、大学独自の制度が山ほどあります。さすが早稲田😀。
しかし研究科ごとに応募できる奨学金が決まっていたほか、当然ですが経済的な条件、年齢的な条件があります。大体30歳までというのが多い印象です。
私は社会人で、しかも相応の年齢に達してしまっていたので応募できるものは皆無でした。つまり2年間で全額払いました。

これ以外に書籍代や学会参加費かかりますし、自分は調査で遠方にも出向いたのでそのための航空運賃などもかかりました。

もっともこの当時は会社員やりながら大学院に通っていました。給与もボーナスもありましたので、学費を払うこと自体は実はそれほど苦ではありませんでした。後にも書きますが、社会人になってから通うことのいい点でもあるのです。
大変だったのはお金より時間の捻出です。夜遅く帰宅して朝まで文献読んだり書いたりするのは、めちゃくちゃ大変でした。

それを支えたのは、「自分で稼いだお金をわざわざつぎ込んで通っているので、見合うことはしないといけない」というモチベーションでした。


博士課程のお金


博士課程は現在2年目です。修士時代と比べると(うちの学校の場合ですが)格段に安いです!一般入試では3年間トータルで修士2年分の70%弱くらいですかね。
社会人選考で入学するとさらに安い!50%切るくらい。お得です😀。

いわゆる授業の数がまったく違うので、それはそうかなと。もちろん大学院によってかなり違いがあるでしょう。


学費と院生支援策は正の相関



学費が高ければ、その分奨学金や研究費などが手厚くなります。

私の大学院は学費が安いので、社会人のキャリアを磨くために博士号を取る人には、ちょうどいいのかもしれません(私のように研究志向の人にももちろんいいのですが)。

一方、支援は正直薄いです。もちろん毎年研究費は大学から出ますが、遠方の学会に一回行くと参加費や旅費できれいになくなります笑。学位取得条件の一つに国際学会発表がありますが全額自費です。

もちろん奨学金に関して言えば、あるにはあります。以前のnoteで書いたようにDCを狙うこともできます。修士時代同様、社会人で、さらに年齢を重ねた院生には、なかなか良い話はありません。

それでも社会人として地方の大学院へ進む意義はある


現在、仕事はしていますが、以前のような働き方とは少々異なるので収入はずっと少ないのです。それでもちゃんと研究して学会に行けるのは、しっかり蓄えを作ったから。

先日「DCに落ちたら博士課程に行けない」という人を目にしました。大学ー修士ー博士とストレートで進む生き方はもちろんありです。でも一度社会に出てから博士課程に行くのは結構いいと思っています。

ひとつはお金の問題。大学院に関係なく社会人として貯めました。貯金から投資までいろいろとやって、生きるための蓄えを作りました。そこから大学院のお金を融通したのです。原田さんも書いていましたが、行く意思が固まっているなら毎月強制的に積み立てるのはいい方法です。
もう一つは意識の問題。社会に出て生きていく中で、本当に大学院に行って研究を続けていきたいと思えるかどうか。自問自答できます。大学院だけが人生の選択ではないはずなので。

私の大学院は地方都市にあります。学費が安く、地方在住者が住んだまま通えることには意味があります。地方で生きる高度な人材をどう育成するか。
地域社会は地方の大学院をもっとうまく活用すればいいと思いますし、地域にある大学院で学ぶ選択肢を増やす取り組みをすべきです。
東京や大阪で学ぶのもいいですけれど、都会で学んでも地方の実情はわかりませんから。

やっぱり駄文になった😅。



この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?