共同親権

或る人のnoteの記事を読んで、コメント欄に書きだしたけど、
送信するのはやめて、自分の記事にしました。

なんか、わたしのコメントを読んで、相手が動揺しないかと心配になったのです。
悪影響を与えてしまうかもと思いました。

というのも、この「或る人」は、精神科医とかカウンセラーとか、とにかくアドバイスするのが好きな人たちによって支えられ、自分を持ち直していき、精神的に成長しているようです。

それを否定する気は、まったく、ありません。

ただ、精神科医やカウンセラーによって人生を再構築できている人には、わたしの書くものは有害でありこそすれ、まったくの無益だと思います。

なにせ、わたしという人間はですね、自分がヒトラーになれたら、精神科医とかカウンセラーとかいうオス狸や女狐どもは家族もろとも収容所にぶちこんでですね、たっぷり時間をかけながら・・・以下、略。

そういうわけで、
コメント欄に書くのはやめて、
途中から、字数制限も無視して書きたいだけ書きまくったので、
それを自分の記事にします。

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わたしは、〇〇〇さんの記事を通して
「母子」「父子」「家族」「夫婦」「子育て」
などについて考えてきましたが、最近になって、
ふとしたことで「共同親権」という言葉を知りました。

子供に関心の無かったわたしには、目に触れても記憶に残らなかったらしくて、「共同親権」は、わたしにとってはそのときが初めての言葉でした。
けれども、どうも、何年か前から、世間ではぽつぽつと話題になっているようですね。

DV夫、毒親などから子供を守るという大義名分で、男親が子供に会えない状況があり、それに対して共同親権ということが言われはじめたようです。

DV夫、毒親などには子供に会う権利は無い、と言われたら、そうかもしれませんが、そういう「絶対会わせてはいけない」と判断できる特殊例は別として、もう少し、共同親権という意味については考える必要があるように、わたしは思いました。

基本的には、
子育てを複数の目(常識は保ちつつ価値観は多様な人の目)が見守れない制度は変えた方がいいと思いました。

父母そろっていても、
子育ての場が密室となり、まったく何をしているか、他の人、いわゆる世間にはわからない状況は不自然だと思います。

世間という言葉が出たので、ちょっと脱線しますが、
世間がうるさい、
世間を気にするから子供の教育もだめになる、

などということで核家族が生まれたのかもしれません。

実際、世間はうっとおしいですね。
ただ、うっとおしいものごとを無くしてしまえば、世の中がよくなるのか、それは、やってみないとわからない。

フランス革命は、それをちょっとやってみようとしたケースだとわたしは思っています。
革命の前、そして、後の、今に至るフランスの状況は、社会改革をどのようにするかを考えるにあたって、けっこう参考になると思います。


本題に戻りますと、

前にもコメント欄で触れましたが、
人類ヒトの子育ては、本来、
母子の絆は中心にありますが、
おばあさんだのじいさんだの、姉妹だの子供だの、近所のおばちゃんおっちゃんだの、なんだかんだの、
たくさんの支援者に囲まれた共同保育でした。

同時に、世間に開かれた子育てでもあったわけです。

子育ては、ワンオペ(父母だけも含む)では無理だろうとわたしは思います。

また、わたしは父子家庭や母子家庭を否定したり、そしったりしているわけでもありません。
もし、密室になっていたら、父母が揃っていても、
場合によれば、祖父母や父母が揃っていても、
叔父伯母、祖父母、父母がいる戦前的な大家族であっても、
とにかく、家が、ボスがいて一つの考えに支配されている密室になっていれば、
子供が育つ環境としては好ましいものではなくなるという意味です。

先に述べたように、世間の目はうるさく、世間の目を気にして子供の教育が歪むということもあったと思います。だから、核家族が登場して、家庭が世間の目の届かない密室なったこと、そのことによって利点も生まれていると思います。

ただ、人類ヒトという、本来の動物としては、かなり無理をしながら、わずかな利点にしがみついて、それらこそ何よりも大事だと信じて、確保しているのではないかとわたしは思っています。
今の日本では、個人的であること、自由であること、民主的であることに関してはよい面しか見ないからです。
男と女が個人として出会い、自由意志で家庭を持ち、愛のために子供を育ている核家族は、古い大家族制度とは比べ物にならないくらい進歩的で民主的で個人主義的で、西洋的で、素晴らしいものだと信じる必要が、たぶん、今でも、あると思います。

実際のところ、核家族化といわれてからだいぶ経っていて、
今では無理が通れば道理が引っ込むという時代になっているようです。

ちなみに、わたしも核家族で育ちました。

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