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地域に『あるもの』が宝になる!~意外な地域資源を発見~

あなたの身近にもある、宝とは?

こんにちは、まっちーです!
普段何気なく身近にあるものが、思わぬ形で資源となり、産業に結びつく。
今回は、そんな地域産業の事例をご紹介したいと思います。

葉っぱを特産品に!

食材を彩る『つまもの』葉っぱ(イメージ)
食材を彩る『つまもの』葉っぱ(イメージ)

お料理に青々とした葉っぱや花などが添えられていることがありますよね。これらは『つまもの』と呼ばれ、お料理を引き立て、季節感や美しさを演出してくれるものです。目にも楽しくて、日本らしい文化にも思えますね。

さて、この『つまもの』になる葉っぱを、地域資源として活用できないかと発案した地域がありました。それが徳島県上勝町(かみかつちょう)です。

上勝町は棚田が広がる里山で、野や山で種類豊富な葉っぱを採取することができます。この点に着目し、葉っぱを特産品として商品化する事業をスタートさせたのが、今から約37年前(1986年)のことです。

ところで上勝町は、他の多くの地方と同様に、過疎と高齢化という課題を抱えています。葉っぱを特産品にするといっても、その採取は、町の高齢者達の協力なしには成り立ちません。
はたして、この上勝町の葉っぱビジネスは、成功したのでしょうか…?

結果は大成功!

結論から言うと、上勝町の葉っぱビジネスは大成功をおさめました!市場の需要や人気に応え、上勝町の『つまもの』は、今や全国シェア約80%を誇るまでに成長しました。

食材を引き立て、季節感を演出する『つまもの』葉っぱ(イメージ)
食材を引き立て、季節感を演出する『つまもの』葉っぱ
(イメージ)

もちろん、成功に至る過程で困難がなかったわけではありません。
ですが、流通・ネットワークの整備や、個々の生産者さんが意欲的に葉の採取に取り組んだことなどが総合的に良い循環を生み、一時、年商2億円も超えるほどの一大ビジネスに発展しました。驚きですね…!

事業の成功。そして映画化へ

この葉っぱビジネスは、地域産業の成功事例として、多くのメディアで取り上げられました。また、実話を元にした映画も公開され話題を呼びました!

まさに、地域に『あるもの』が宝となったのです。素晴らしいですよね!
そしてこの宝とは、資源の葉っぱのことだけではなく、ビジネスに関わるすべての方々にも当てはまると思います。発案した方、システムを構築した方、葉っぱを採取する生産者のおばあちゃん達…。それぞれが活躍されています!みなさん、輝いていて素敵ですね。

さあ!ここまで記事を読んで、上勝町がどんな取り組みをしてビジネスを成功させたのか、もっと知りたくなってきたのではないでしょうか?

株式会社いろどりさんが登壇するフォーラムが開催されます!

2023年9月10日(日)に、当てしスタ主催で行われるフォーラム『てしかがスタイル会議vol.3』で、この葉っぱビジネスを手がける、株式会社いろどりさんが登壇されます。
記事を読んで興味を持っていただいた方、ぜひ当事者の生の声を聞きに来てください!オンライン開催なので、全国からご参加いただけますよ。

株式会社いろどり 粟飯原 啓吾氏
株式会社いろどり 粟飯原 啓吾(あいはら けいご)氏
9月10日(日)9:55 - 10:35に登壇予定です

【てしかがスタイル会議vol.3 開催概要】

■日時:2023年9月10日(日)9:30〜15:00
■場所:オンライン開催(途中入場・退出OK!)
■参加費用:無料(寄付チケットの用意もあります)
■参加方法:以下のサイトよりお申込みください

アイデアがビジネスに結びつく。
いろどりさんのお話をヒントに、素敵なひらめきが生まれるかもしれませんね!皆様のご参加をお待ちしております!

文:まっちー
地方創生勉強中。
馬と柴犬とクラフトビールが好きです。

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