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<追加事項:アーカイブ動画公開!>【弟子屈スタイル会議Vol.2】開催報告 ―大好評で終了しましたー

【追記】

大変遅くなりましたが、当日のアーカイブ動画を
セクションごとに編集して公開しました。
各動画、約1時間程度の内容となっています。
大変好評の中で終了した「弟子屈スタイル会議Vol.2」の模様を
ぜひご覧ください!

てしかがスタイルのSATOです。
今回は、3月5日に開催した【弟子屈スタイル会議Vol.2】の報告をします。

基調講演と6つのセッションから構成

オープニングセッション

冒頭のオープニングセッションは、弟子屈スタイル会議の代表発起人である加藤侑子から、「弟子屈スタイル会議」の開催目的や今回の全体テーマについてをご紹介。Vol.0から数えて3回目にあたる今回の開催も、登壇者の方をはじめ多くの方によるご協力のもと、開催できることへの感謝とともにスタートしました。

弟子屈スタイル会議代表発起人 加藤 侑子

基調講演は「自然資本と経済活動の共生」

続いて、アイヌ文化活動アドバイザーの早坂ユカ氏による基調講演。
子供時代のお話から、現在の活動やアイヌ文化の継承など、約1時間にわたり、大変貴重なお話をいただきました。アイヌという文化の違いによる支障があった子供時代。今ではだいぶそのようなことが無くなったということでしたが、違いを受け入れるのが難しい時代だったからこそのご苦労や、それを乗り越えて今の活動があるというお話は、まさにSDGsの目標の一つである「人や国の不平等をなくそう」というゴールにつながるのではないかと感じました。
今活動されているアイヌ文化の伝承に尽力される中で、アイヌ文化の付加価値を多くの人々と一緒に広げ、発信していきたいという希望や課題と感じていることなど、本当のアイヌ文化を知っていただきたという想いを込めて多くのことを語っていただきました。

アイヌ文化活動アドバイザー 早坂 ユカ氏
早坂氏の刺繍作品「雪の結晶」 アイヌでは6という数字が吉数 

4つのメインセッションはさまざまなテーマで展開。プレゼン後には活発な意見交換も行われました

メインセッション①

最初のメインセッションは、一般社団法人摩周湖観光協会 専務理事の守屋 憲一氏による「行きたいまちから生きたい町へ。弟子屈の観光の現状と未来」。持続可能な観光地域作りの推進をしている弟子屈町の紹介を中心に、 弟子屈町観光振興計画を策定や、従来の取り組みである「てしかがえこまち推進協議会」「エコツーリズム推進全体構想」「国立公園満喫プロジェクト」などについてお話いただきました。

https://www.masyuko.or.jp/jp/wp-content/uploads/2022/04/teshikagakankoshinkokeikaku.pdf

メインセッション②

続いてのメインセッションは、ドット道東代表理事の中西拓郎氏と弟子屈町地域おこし協力隊の川上椋輔氏による「ドット道東代表×川上が語る<道東の未来>」。弟子屈町がある道東を中心に活動しているドット道東の活動内容を中西氏が説明したのちに、道東という魅力あふれる地域の認知をもっと広げて、最終的に移住希望者を多く募れるよう、道東の未来への想いを二人の掛け合いで語っていただきました。東京で道東のアンバサダーを作るということも興味深かったです。

ドット道東代表理事/プロデューサー 中西 拓郎氏
弟子屈町地域おこし協力隊 川上 椋輔氏

メインセッション③

3つ目のメインセッションは、弟子屈町地域おこし協力隊の高橋志学氏による「弟子屈の自然を活用した地域おこし協力隊の挑戦」。JR東海から弟子屈町地域おこし協力隊に参加した経緯や、趣味の写真を生かして記録を残すというロケーションフォト事業、町内に一つしかない写真館の事業継承など新しい挑戦についてお話いただきました。また、弟子屈町地域おこし協力隊の皆さんで造り上げたコミュニケーションスペース「JINBA」についても説明をいただきました。

弟子屈町地域おこし協力隊 高橋 志学氏

メインセッション④

メインセッションの最後は、「持続可能な観光の町を目指して~これからの弟子屈町の挑戦~」と題し、一般社団法人ひだまりの藤井 園苗氏、ごみの学校運営代表の寺井 正幸氏、TESHIKAGA HOSTEL MISATOマネージャーの徳永かおり氏からそれぞれの活動の説明をいただきました。その後、てしかがスタイル代表の加藤敏明、てしかがスタイル会議代表発起人の加藤侑子を交え、「ごみ」について活発なディスカッションが行われました。

最初に藤井氏からは、徳島県上勝町のごみに対する取り組みついて説明いただきました。上勝町には、ごみ収集車がなく、町民の皆さんが自家用車で町内唯一のゴミステーションまで持ち込みをされるそうです。そのごみの区分は、13種類の45分類。リサイクル率は全国で2位で約80%だそうです。 (すごいですね!!)
2003年、町内から出る焼却・埋め立てごみを2020年までにゼロにするという「ゼロ・ウェイスト宣言」を行い、実現をされています。
ごみを「燃える」・「燃えない」と区別するのではなく、リサイクルが「出来る」・「出来ない」で分ける行うとのこと。そして、リサイクルが出来ないものは、ほぼ「ない」とのこと。大変印象深いお話でした。

一般社団法人ひだまり 理事 藤井 園苗氏

続いて寺井氏からは、従来のごみの処分方法から、未来に向けて環境に配慮した処分方法、そして、ご自身が代表をされている「ごみの学校」ついて説明をいただきました。ゴミに対し、何が課題なのかを正しく理解することが大事であり、それを理解して考え、行動していただくことを学んでいただく場として「ごみの学校」の活動をされ、すでに多くの生徒さんが参加されているとのことでした。

ごみの学校運営代表 寺井 正幸氏

最後に、TESHIKAGA HOSTEL MISATOのコミュニティマネージャーの徳永かおり氏から、MISATOのごみ収集について現状や課題などの説明をいただきました。MISATOには、国内外からお客様がいらっしゃいます。それぞれの国によって、ごみの捨て方に違いがあるため、宿泊時の捨て方を説明する際のご苦労など、文化の違いなども含めてお話いだきました。

各演者の方のプレゼン後、加藤両氏を交えてディスカッションが行われました。ごみは処分するのでなく、いかに資源としてリサイクルをすることが大事であるかということや、リサイクルに対する新しい考え方など、幅広い知見をもった会話がされました。まさに自然資本と経済活動の創生につながる内容で盛り上がり、メインセッションの幕を閉じました。

クロージングセッション 一般社団法人 てしかがスタイルへ

クロージングセッションでは「道東全域におけるサステナブルなてしかがスタイルのコミュニケーション活動」と題して行いました。
セッションの始めに、てしかがスタイルが一般社団法に移行し、加藤敏明、加藤侑子、高山七海の3名が理事に就任したことをご報告させてただきました。その後、てしかがスタイル3期生の河合由樹から活動報告として、自身で企画した親子体験ツアー記をWEB公開したことや、担当の高山から、今までの活動内容などの報告をしました。

最後に、てしかがスタイル代表理事の加藤敏明より、この会議に対する構想や将来像、そして、弟子屈へのサステナブルな想いについて語り、名残り惜しい中、【弟子屈スタイル会議】Vol.2が終焉しました。

てしかがスタイル代表理事 加藤敏明

報告は以上になります。

末筆となりましたが
本会議開催に際し、ご登壇いただきました皆様には
大変なご尽力をいただきましたことを、
改めてこの場で御礼申し上げます。ありがとうございました。
弟子屈スタイル会議は、この後も定期的に開催していきます。
次回の開催が決まりましたら、またこの場(note)でお知らせしますので、
ぜひご期待ください!

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筆者:SATO 東京在住
一人でも多くの方に「弟子屈の良さ」を理解していただけるよう広報活動を進めています!