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【電界怪異図鑑:電子の暗闇から生まれた奇妙な者たち】

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怪異とは、古来より人間の心の闇より生まれでるもの。 だとしたら、人を学習しつつあるAIは一体どんな暗闇を生み出すのでしょうか? [これは最初にAIに名前のみを与え、そこから挿絵…
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#AI

電界怪異図鑑:【砕硝蝶】

【砕硝蝶】学名:Papilio Vitreus 怪異:硝子科 恐怖レベル:★☆(怪異単体の場合) 砕硝蝶はその名の通り、完全に透き通った硝子の蝶として知られています。ただ、透明な昆虫というわけではなく、本物の硝子から構成されている怪異なのです。 この蝶の怪異は驚くべきライフサイクルを持ち、朝には幼虫、昼には蛹、夜に成虫と、一日で次々に姿を変えていきます。そして、月に照らされながら宙を舞い、けれど最後には地面に落ちて砕け散ってしまいます。 ただ、これは死ではなく、破片は地中

電界怪異図鑑:【ヒップホップ地蔵】

【ヒップホップ地蔵】学名:Buddhistica hiphippica 怪異:石像科 動く石像属 恐怖レベル:☆ ヒップホップ地蔵は、かつては厳かな御神体として人々に親しまれていた大仏でした。彼は元々は町の中心部に鎮座しており、訪れる人々の心の平安や安寧を願っていたと言います。 大仏時代には、彼の周りには多くの献灯やお供えが絶えず、多くの人々が彼の前で手を合わせて祈りを捧げていたそうです。特に夏のお盆の時期には、舞踊や音楽で賑わい、それを見た仏像は微かに微笑んでいたと伝わ

電界怪異図鑑:【ハンバーガー・マッシュルーム】

【ハンバーガー・マッシュルーム】学名:Fungus burgus imitatus 怪異:ホンゴウソク門、シロキクビ科 恐怖レベル:★★★★☆ かつて海外、特に北米の深い森にのみ生息していたとされる「ハンバーガー・マッシュルーム」。その名の通り、巨大なハンバーガーの姿をしており、近年、日本でもその姿を目撃する報告が増えてきました。 しかし、その正体は恐ろしい人食いお化けキノコです。 このキノコが人間の食べ物を模倣する前の姿は不明で、アメリカ北部で見つかった古い文献や伝承に

電界怪異図鑑:【足切りおじさん】

【足切りおじさん】学名:Sectus Pedes Superioris 怪異:ナリカワリ科 ヒトモドキ属 恐怖レベル:★★★★★ 足切りおじさんは、リストラや降格の危機に直面している社員に成り代わることで知られる恐ろしい怪異です。 彼が成り代わると、外見はほとんど変わらず、普段の仕事も普通にこなしますが、一つだけ特異な特徴があります。それは、彼に対してリストラや降格の通告をすると、顔が悲しみの表情に変わり「足切りですか?」と静かに尋ねてきます。この問いかけに「そうだ」と答え

電界怪異図鑑:【けしかけぼうず】

【けしかけぼうず】学名:Stimulatus spiritus 式神:自立行動型 恐怖レベル:★★★ 「けしかけぼうず」とは、サボり癖のある弟子たちの怠惰な心を叱咤し、修行の道を進むよう促すため、ある僧侶によって作られた式神です。 この小さな僧侶の姿をした式神は、サボっている弟子の肩にひっそりと乗り、その耳元で声をかけます。それは面倒さや辛さによって隠された、心の底にある真の目的への行動を促す言葉です。 しかし、その声は外から聞こえるものではなく、弟子たちには自分の心の声と

電界怪異図鑑:【ハロウィン好きのさとみちゃん】

【ハロウィン好きのさとみちゃん】幽霊:浮遊霊 恐怖レベル:★★★★★★☆ 「ハロウィン好きのさとみちゃん」として知られるこの幽霊は、ハロウィンの仮装に心からの情熱を燃やしていたある女性が起源になります。 それはこんな話です。 毎年ハロウィンの夜になると、彼女のことを知る者の前に現れると言われています。その姿を見た者は、真っ白なドレスと赤い涙を流す微笑みを決して忘れることはないでしょう。 ただ、見た目とは裏腹に、さとみちゃんは一般的な浮遊霊であり、霊障などの実害はほとんど

電界怪異図鑑:【口壁】

【口壁】学名:Murusoris fauces 式神:定点守護者型 恐怖レベル:★★★★★★ 「口壁」は、陰陽道の全盛期に多くの術者が利用していた式神の一種で、防犯のための扉として使われていました。 この式神の最も特徴的な能力は、最初に一つ食べ物を食べさせることで、それが鍵となり、口の奥の独立した異空間に入れるようになることです。この特性を利用して、術者は多くの道具や重要な品を隠すことができました。 口以外のアクセス方法はなく、独自の分量で作った料理を鍵にしてしまえばまず破

電界怪異図鑑:【メメリクアウトス】

【メメリクアウトス】学名:Spectris piscis migratorius 幽霊:幽食魚目 ジマワリ科 恐怖レベル:★★★★☆ 「メメリクアウトス」という名前は、日本国内では「お化け鯉」としても知られる、伝説的な存在の幽霊魚を指します。大昔、海外の未知の地で最初に発見されたとされており、この魚は湖に溜まる霊を捕食すると言われています。 その姿は、深い青と緑の光を放つ美しい鱗に覆われ、見る者を魅了する一方、そのあまりの巨大さに恐怖を覚えることも少なくありません。 そん

電界怪異図鑑:【テーリッツ・エクスプレス・ピザ】

【テーリッツ・エクスプレス・ピザ】怪異的組織:化け狐 恐怖レベル:なし 様々な怪異や妖怪、幽霊の住まう日本には多くの霊障が存在します。中でも「狐憑き」は広く知られた霊障でしょう。 狐憑きとは、欲に目が眩んだ心や弱っている心を好む化け狐が憑依し、その人間を操る現象を指します。狐憑きの被害は近年増加しており、霊媒師や祓い人の数が追いつかない状況です。 そんな中、現れたのが「テーリッツ・エクスプレス・ピザ」。 このピザ屋は特別な「お祓いピザ」を注文することができ、なんと食べるだ

電界怪異図鑑:【たてまえ箱】

【たてまえ箱】学名:Pseudorex Apertus 怪異:無機物 呪い箱型 恐怖レベル:★★★☆ 「たてまえ箱」は、一見ただの箱のように見えますが、開けることで様々な「建前」や隠れた心の中を具現化した光景が現れる奇妙な箱です。 古い記録によると、これは人間の心の深層を映し出す魔法の箱であり、開ける者の嘘や心の壁などを具現化する能力を持っています。 「対岸の文献」という古代の書物に、おとぎ話の浦島太郎が竜宮城から持ち帰ったのは伝えられる玉手箱ではなく、この「たてまえ箱」

電界怪異図鑑:【操り児童】

【操り児童】学名:Pupillus occultus 怪異:詳細分類議論中 恐怖レベル:★★★★★ 操り児童は、一見すると普通の子供のように見えますが、彼らの背後には大きな手と糸によって操られる恐ろしい真実が隠されています。 この手や糸を目にすることができるのは、霊視の能力を持つ者だけ。そのため、多くの人々は操り児童をただの子供と勘違いしてしまいます。 操り児童は、直接人に危害を加えることはありませんが、だからといって安全な存在でもありません。 彼らは他の子供と一緒に遊ぶ

電界怪異図鑑:【お隠れ様】

【お隠れ様】学名:Festum invisibilia 妖怪:ツチネズミ科 恐怖レベル:★ 「お隠れ様」は日本のある地域の祭りの際に姿を現す神秘的な存在です。 その特徴として、大きな瞳と小さな体を持ち、臆病な性格の持ち主であるため、祭りの隅や物陰に隠れて覗いていることが多いです。しかし、その隠れる技術はとても下手で、簡単に姿を発見することができます。 正式な名前は「お隠れ様」ですが、地元の住民たちは「かくれん坊」という愛称で親しんでおり、祭りの成功と豊作の鍵を握る存在として

電界怪異図鑑:【多津又トンネル】

【多津又トンネル】怪異:無機物 トンネル型 恐怖レベル:★★★★★ 多津又トンネルは、特異な性質を持つトンネルです。 このトンネルの入り口や中には様々な物品が散乱していますが、これは不法投棄ではなく、かつてここを通った者たちの思い出の品々だったりします。というのも、このトンネルは通った者の「思い出の品」を具現化させる不思議な力があるのです。 ただし、思い出の品が出現すると、その物品にまつわるすべての記憶を失ってしまうという代償も。例えば、子供のころの大切な思い出のおもちゃ

電界怪異図鑑:【天井のエシコさん】

天井のエシコさん幽霊:怨霊 恐怖レベル: ★★★★★★★☆ 「天井のエシコさん」は、昔から日本各地の古民家や廃墟で目撃されると言われる恐ろしい存在です。 彼女の特徴は、長く伸びる白い手、それから面のようにのっぺりした顔と冷たく虚ろな目。エシコさんが狙った獲物は、天井から急に伸びてきたその手に頭を掴まれ、天井裏へと連れ去られてしまいます。被害者の遺体は今のところ見つかっていませんが、帰ってきた人もいないでそうです。 ただ、助かる方法も見つかっています。 頭を掴まれても暴れず