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FXエバンジェリスト遠藤寿保のマーケット解説

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前日のドル円動向をわかりやすく解説 相場観や本日の戦略を紹介
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#遠藤寿保

米CPI前年同月比6.0%で8か月連続鈍化。ドル円は3日振りの反発。

米CPI前年同月比6.0%で8か月連続鈍化。ドル円は3日振りの反発。

【3/14相場概況】東京時間、ドル円は、朝方133.02の当日安値を付けた後、時間外の米2年債利回りの急上昇を受け134円台まで上昇。欧米時間、欧米株価が反発したことで、リスク回避姿勢が緩み、米2年債利回りの上昇で134.90円まで上昇。2月米CPIは前年同月比6.0%上昇と市場予想通り8カ月連続で鈍化となり、投資家心理が改善された。しかし、NY時間後半は米銀2行の破綻による金融システムへの不安か

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米銀行連続経営破綻による金融不安で、ドル円132円台まで下落。

米銀行連続経営破綻による金融不安で、ドル円132円台まで下落。

【3/13相場概況】東京時間、ドル円は、SVB(シリコンバレーバンク)が経営破綻したことによる金融不安で、早朝から売りが先行し一時133.56円まで下落。しかし、FRBと米財務省が全預金者の資金を保証するための措置を打ち出す迅速な対応を見せたことが好感され、ドル円は135.04円まで上昇。その後は3月FOMCでの利上げ観測後退から133円台に失速。欧州時間、SVBに続き、シグネチャー・バンクの経営

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ドル円、米雇用統計平均時給下振れに反応・SVB経営破綻を嫌気し暴落。

ドル円、米雇用統計平均時給下振れに反応・SVB経営破綻を嫌気し暴落。

【3/10相場概況】東京時間、ドル円は、日銀が金融政策決定会合で現状維持を決定したことを受け136.97円まで上昇。欧州時間、黒田日銀総裁の最後の記者会見では、サプライズはなく、ドル円はじり高となり136.99円まで上昇。NY時間、2月米雇用統計では非農業部門雇用者数が31.1万人増と予想の20.5万人増を上回るが、失業率が3.6%、平均時給が前月比0.2%/前年比4.6%と予想より弱い内容となる

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ドル円、本日のBOJと米国雇用統計控えポジション調整の売りで軟調。

ドル円、本日のBOJと米国雇用統計控えポジション調整の売りで軟調。

【3/9相場概況】東京時間、ドル円は137.29円で始まると、週末の日銀金融政策決定会合や米国雇用統計を控えポジション調整の売りが先行。欧州時間、昨日・一昨日とパウエルFRB議長のタカ派発言によるドル買いの調整売りなどで、ドル円は136円台前半まで下落。NY時間、前週分の米新規失業保険申請件数が21.1万件と予想の19.5万件より弱い数値となると、ドル円は135.93円まで下落。その後は、押し目買

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ドル円、新たな材料は無。翌日のパウエルFRB議長発言控え様子見。

ドル円、新たな材料は無。翌日のパウエルFRB議長発言控え様子見。

【3/6相場概況】東京時間、ドル円は135.93円で始まると、時間外の米10年債利回りの低下を受け一時135.36円まで下落。その後は、時間外の米10年債利回りの低下が収まると、ドル円は135.80円前後まで買い戻された。欧州時間、ドル円は上値が重く135円台半ば中心に小動き。NY時間、対欧州通貨や対オセアニア通貨でドル買いが先行すると、ドル円は一時136.19円まで上昇。その後は、翌日のパウエル

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ドル円、米要人ハト派発言で136円割れ。

ドル円、米要人ハト派発言で136円割れ。

【3/3相場概況】東京時間、ドル円は136.75円で始まると、週末のポジション調整の動きとなり136円台前半で推移。欧州時間、タカ派のボスティック米アトランタ連銀総裁が前日に「FOMCでは0.25%の利上げを支持」と述べたことで、0.50%の大幅利上げ観測が後退。米長期金利の低下とともにドル売りが先行し、ドル円は135.80円近辺まで下落。NY時間、2月米ISM非製造業指数が55.1と予想の54.

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