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ドル円、本日のBOJと米国雇用統計控えポジション調整の売りで軟調。

【3/9相場概況】

東京時間、ドル円は137.29円で始まると、週末の日銀金融政策決定会合や米国雇用統計を控えポジション調整の売りが先行。欧州時間、昨日・一昨日とパウエルFRB議長のタカ派発言によるドル買いの調整売りなどで、ドル円は136円台前半まで下落。NY時間、前週分の米新規失業保険申請件数が21.1万件と予想の19.5万件より弱い数値となると、ドル円は135.93円まで下落。その後は、押し目買いなども入り136.12円でクローズをむかえた。

【3/10相場観】

調整の売りだと思われるが136円を割り込んだ時は、ストップ売りと押し目買いの攻防となったようだ。本日の日銀金融政策決定会合で、ノーサプライズというのがコンセンサスだが、予想しないときに起こるのがサプライズなので、YCCの設定変化には気を付けたい。2月の米国雇用統計だが、NFP(非農業部門雇用者数変化)が20.5万人予想だが、こちらは直近の米経済指標から考えると、ポジティブサプライズの可能性が高いとみる。いずれにしても、ハイボラが予想されるので、発表や発表後のポジション調整には気を付けたい。
 
テクニカル的にみると、200日SMA(単純移動平均線)を一時突破したが維持することができず失速。日足一目均衡表では「三役好転」継続中。転換線と基準線の乖離が拡大。現在転換線前後をもみ合い中。上げたがっているが、切っ掛けが欲しいという感じとみる。また、雲下限(先行1)が横ばいから上昇に転じるのが3/20頃・雲ネジレが3/30-31あたりが変化日なので要チェック。
 
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20230310 執筆 FXエバンジェリスト遠藤寿保

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