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米PPI予想下振れでドル円下落となるが、その後は買い戻しで反発。
【5/11相場概況】
東京時間、ドル円は134.28円で始まると、前日の流れで一時133.89円まで下落となるが、午後からは本邦実需の買いなどで134.31円まで上昇。欧州時間、ドルが対欧州通貨やオセアニア通貨で強まると、ドル円は134.84円まで上昇。その後、米地銀パックウエスト・バンコープの預金が約1割流出していたことが判明するとドル売りが優勢。しかし、「米国連邦預金保険公社(FDIC)が預金保険基金に関する発表を本日行う予定」との報道でドル円は134.63円まで反発。NY時間、4月米PPI・前週分の米新規失業保険申請件数が予想より弱い数値となると、ドル円は133.74円まで下落。その後は買戻しが先行し134.53円でクローズをむかえた。
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【5/12相場観】
欧米時間は、ぐちゃぐちゃな動きとなった。ストレート通貨(ユーロドルやポンドドル等)の下落で、ドル円は上昇となるが、米金融システム不安で下落。そして金融システム不安が緩和されたところに、PPI予想下振れ。NYダウ平均の下落を受け、リスク・オンのドル買い発動。正直昨日の、動きについていくのは厳しかったと思われる。また、本日予定されていた、米国債務上限引き上げを巡る協議が来週へ延期されたことで、本日はドル円の上値が重くなりそうである。
日足一目均衡表では、「三役好転」。雲の帯が狭くなっており、6/2のネジレまで、売り買いが拮抗しているので、昨日のような動きが続く可能性がある。レンジといえばレンジなのだが、ボラが高いので、短い足では騙しが多く発生しそうなので気を付けたい。
情報・目標値段など、随時Twitter(https://twitter.com/eva_endo)で公開。
前回分はこちら
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20230512執筆 FXエバンジェリスト遠藤寿保
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