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米CPI予想下振れ、米リセッション懸念・早期米利下げ観測でドル円急落。

【5/10相場概況】

東京時間、ドル円は135.20円で始まると、ゴトー日(5日・10日)の仲値で、本邦実需の買いが入り、135.33円まで上昇。その後は135円台前半でもみ合い。午後に入ると、前日高値を上抜け135.47円まで上昇。欧州時間、ドル円は米CPIを控え135円台前半で小動き。NY時間、4月米CPIが前年比4.9%上昇と予想の5.0%上昇を若干下回り、2年ぶりの低水準を記録。米長期金利の低下とともにドル売り先行。上昇していたNYダウ平均が急落し、ドル円は134.11円まで下落。

【5/11相場観】

注目の米CPIは予想を若干下回る4.9%。これでも結構高水準ではあるが、米国のリセッション懸念と、早期の米利下げ観測からドル円は134.11円台前半まで下落。執筆時間には134.01円まで安値更新となっている。本日の米PPIにも注目が集まる。
 
日足一目均衡表では、遅行線が26期間前チャートとクロスし好転が解消となり、「三役好転」が解消。雲上限132.99・雲下限132.92となっており、下割れの可能性が出てきた。
現在マーケットのセンチメント(思惑)は下向きなので、下げ材料に反応しやすくなっている。本日の米PPIが弱い数値となると、大きな下げとなる可能性があるので警戒。

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前回分はこちら

20230511執筆 FXエバンジェリスト遠藤寿保

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