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米CPI前年同月比6.0%で8か月連続鈍化。ドル円は3日振りの反発。

【3/14相場概況】

東京時間、ドル円は、朝方133.02の当日安値を付けた後、時間外の米2年債利回りの急上昇を受け134円台まで上昇。欧米時間、欧米株価が反発したことで、リスク回避姿勢が緩み、米2年債利回りの上昇で134.90円まで上昇。2月米CPIは前年同月比6.0%上昇と市場予想通り8カ月連続で鈍化となり、投資家心理が改善された。しかし、NY時間後半は米銀2行の破綻による金融システムへの不安からかNYダウ平均が下落し、ドル円は134円割れの場面もあった。

【3/15相場観】

米2年債利回りの急反発でドル円は3日振りの反発。昨晩の米CPIによる、ドル円の変動は、値幅こそ、最近の動きより穏やかだったが、発表直後は激しく動いていた。直後の動きを取るのは至難の業かもしれない。
CPIを消化しマーケットの焦点は、「3/22のFOMC」に移行。利上げとなるか据え置きとなるかに注目。金融システムへの不安が高まる中、インフレは高止まりであり、パウエル議長の決断がマーケットを大きく動かすことになりそうだ。

 
日足一目均衡表では、昨日の反発で雲上限上抜け、「三役好転」復活。予断は許されないが、127.21円から137.91円の上昇に対し50%前後で下げ止まった感じに見える。
雲下限130.74円を割り込み「三役逆転」の流れになるまでは、買い方針継続としたい。
 
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20230315 執筆 FXエバンジェリスト遠藤寿保

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