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ドル円3日続伸となるが、米債務上限問題・CPIを控え方向感なし。
【5/9相場概況】
東京時間、ドル円は135.08円で始まると、本邦実需の買い観測で135.32円まで上昇。その後は実需の売り観測や植田日銀総裁が国会答弁で「持続的かつ安定的な物価2%の達成見通しに至れば、YCCを止める」と発言で、15時過ぎには134.72円まで下落。欧州時間、134円台後半で買戻しが入るも、135円台前半では上値が重かった。NY時間、米10年債利回りの上昇を受けドル円は135.36円まで上昇。その後134円台に下押しする場面もあったが、ウィリアムズ米ニューヨーク連銀総裁のタカ派発言などで135円台前半へと強含み。
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【5/10相場観】
ドル円は3日続伸となったものの、米国債務上限引き上げを巡る協議が12日に再び行われることになったことや10日の米CPIを見極めたいとの思惑から方向感のない動きとなった。米CPI(消費者物価指数)だが、昨年から今年にかけては米雇用統計以上にボラティリティーが高いので、本日の発表には注意したい。
日足一目均衡表では、「三役好転」継続。5/3の雲のネジレに続いて5/18・6/2雲のネジレがある。FOMCが6/13・14開催までは、売り買いのバランスが拮抗となっており、予断の許さない展開が続きそうだ。
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前回分はこちら
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20230510執筆 FXエバンジェリスト遠藤寿保
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