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Transformation Game®︎を9時間プレイした日

2018年に訪ねた北スコットランド・フィンドホーン財団のジョイさん創始・現在はInnerLink社のボードゲーム、Transformation Game®︎を東京でプレイした日の話。

先日の2020年9月の秋分の頃。

ランチや休憩を入れつつも午前11時スタートで、
終わったのは夜の21時半。

我ながら長時間よーやるなーと。
でも長かろうと、愉しいのであります♡

長い時間をかけないとプレイできないゲームではなく、通常は3時間から。ただ今回は、ゲームがある基準に達成して終了するまでやるというテーマで取り組んだので、気づけば夜に。お付き合いくださったファシリテーターの和美さんとのシェアや対話も面白く、感動しながらあっという間に夜になった。

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トランスフォーメーションゲームはサイコロを振って進む人生ゲームのようなもので、止まったコマの指示に従いカードを引いてメッセージを受けとったり、感じたことや普段の体験・考え方をシェアし合うことで自己内観や洞察が起きていく。

チベット密教の悟りのプロセスを反映しているというこのゲームの外見&ルールはちょっと複雑な方かもしれない。写真を見ても、何これ?となりそうなユニークなもの。

プレイ方法はグループゲーム、ソロゲームなど複数のスタイルがあって、2020年1月にグループで初プレイ、人生2回目の今回はソロで挑戦。

ソロゲームはファシリテーターの和美さんの説明&コーチング付きで、まずゲームに対しての目的・意図を設定し、自分だけがサイコロを振りコマを進めカードを引き、止まったコマのテーマに沿ったアクションに取り組んだり、和美さんとシェアしながら内側を観ていく。

たとえば普段の生活で、友人や家族、職場、たまたま出会った人等に何かメッセージをもらったり話し合ったことで、気づくことや流れが変わったこと、偶然のような必然性のあるミラクルに驚いた経験をしたことがある人はいると思う。

それらがゲームという盤上で起きていく。

どゆこと?!という実際の感覚はプレイしてみてのお楽しみなのですが、その変容・transformを起こしていく力はなんというか一言でいうと普通の、ただのゲームではない。

例えば今回サイコロを振って、カードを引くと
そこには『あなたは誘惑によって後退しています』と書いてあり、するとファシリテーターの和美さんが『あなたが普段、誘惑によって後退してることって何ですか?』と問いかけてくださったので、それらをきっかけに内面の習性や思考回路を観ていった。

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この誘惑のケースで言うと、
最初は「誘惑って言われてもねえ…」と思った。

誘惑というと英語でいうテンプテーション感があって「魅力的な異性からの誘惑」とか、何か男女関係を彷彿とされるフレーズのように初めは感じた。

しかし色々観ていくと、普段の自分自身に対して
『ネガティブなジャッジメントをしたい誘惑』
『正しくあろうとする誘惑』

があるなーと気づいた。

ネガティブなジャッジメントというのは
わたしの場合『疲れているわたしは微妙で、元気溌剌としているわたしは良い』といった二極でカテゴライズしたり、
判断しようとする癖のようなもの。

疲れてるなぁ、以上。とせずに様々なハッシュタグをつけていく。#疲れてます#はーあ#なんでこんなに疲れてるんだろ#疲れている場合じゃない#頑張ろう…などなど。思考のタグ付けで余計に疲れたりする。

それらの癖や習慣に自覚はある程度あったものの、誘惑というフレーズに当てはめることは
今までなかったけれど、試してみると面白かった。慣れ親しんだ好みのポテチを食べたくなるみたいに様々な判断を下したくなる誘惑。あるある、普段やってるな〜と。

自らサイコロを振り、カードを引いてるのだけど
グイグイとゲームが普段の思考回路や内面を炙り出してくる。

でもあくまでボードゲームで、ファシリテーターのホールドのもと安心の中で行われているし、元々オラクルやカードを引くのが好きだから1日中何枚カードを引いていようと飽きずに面白いという。

今回のゲームを通して、すでに普段から沢山受けとっていることや、気づきの洞察が起きているのだなと感じられたこともよかった。

洞察が起きている。と気づくことで
「今までそんな気づきや体験、ありましたっけ?」とばかりにスルーされ曖昧になっていた元々存在している内なるリソース、宝物は輪郭を帯び形をなす。

こうしてnoteや今までの旅エッセイを書くことも、シェアだけでなく自己共感を深めリソースを掘り起こしていくことでもあり、ただ胸の内にしまっていると普段のあれこれの中で、そんなことありましたっけと埋没していることがある。

また、このゲームは現地に行かなくともフィンドホーンのエッセンスを受けとれるようにという想いが込められているそうで、非日常な場所に行かなくとも普段の生活の中で体感できるように、ということも伝わってくる。

ゲームではgame diva(精霊)と呼ばれる存在も鍵になっているのだけど、その感覚は人それぞれだと思うので実際にプレイしてみてのお楽しみ。

個人的にはTransformation Game®︎はゲームというよりは、ボードゲームの外見をした有機生命体じゃないかと感じるくらい、驚くほど必然的なことが盤上で起こる。モヤモヤをすっきりしたり内観したい人、インスピレーションを受けとりたい人、はたまたフィンドホーンに興味がある人にもおすすめ。

何はともあれ休憩しつつも9時間のプレイが終わると爽快感+心が整理されスッキリ。おたく魂炸裂。(プレステやRPGゲームも好き)

全国各地にもファシリの方がいらっしゃるので、
興味のある方はお問い合わせをば。⇨今回お世話になった東京のファシリテーター&Transformation Game®︎日本窓口、和美さんのHP
『Blue Lotus 』
http://www.bluelotus.co.jp/index.html

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