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好きなゲームのRTAしてます 作成したチャートの公開は、ここに随時行っていきます 適当にゲームの記事も書くかもしれません それとは別に読書感想文も書きます

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オクトパストラベラーⅡ RTAチャート集

この記事について 自分がスプレッドシートにまとめているRTAチャートのリンク集です 自分で作った部分もごくわずかにありますが、 基本は先駆者が考案したチャートを私なりにまとめているものになります 誰でも閲覧できるようになっているので RTAをする人もしない人も興味があればご活用ください RTAのチャートというのは誰かが日々研究しているものであり、 私のチャートが最速で正しいということではありません そこら辺を理解していただけると幸いです RTAチャートリンク集Sing

    • 島本理生さん『2020年の恋人たち』を読んで

      読み終わったあと、これはまずいと思った。 noteに読書感想文を綴るようになってから決めている約束事がある。 「読み終わったあと、感想文を書き終わるまで解説もネットの意見も何も見ない」 最近だが、三宅香帆さんの『「好き」を言語化する技術』を読んだ。 その本では先に感想を書いてしまうという手法が推奨されていた。 「やってるやってる」と納得した。 当たり前だよね。 他人の言葉を先に自分の頭に入れたら、それに追随するか反発するかの要素が大きくなりすぎる。 自分が悩み苦しみ、そして

      • 凪良ゆうさん『すみれ荘ファミリア』を読んで

        私が何か語らなくてもいいぐらい、有名な作家でメジャーな本です。 凪良さんの本はまだ読んだことがなかったので、記念すべき1冊目です。 感想を書き始める前に、調べことをしました。 菫(すみれ)という花についてです。 無知は怖いから。 考察は私のすべき分野ではないのでここでは語りませんが、 タイトルに仕掛けをしない人ではないと感じたので。 この本は非常に毒性が強いです。 ドロドロとした人間臭さをさらに尖らせたような。 「そうか、こういう本が世間では売れて評価されているんだな」

        • 上橋菜穂子さん『狐笛のかなた』を読んで

          ファンタジーはあまり読まないんですけどね。 読書仲間に上橋さん好きがいて、読んでみようかなと手を伸ばしたのが『狐笛のかなた』でした。 上橋菜穂子さんといったら守り人シリーズで有名でしたが、シリーズものを読むのは骨が折れるので。 ガールミーツボーイなのかな。 いや、やっぱボーイミーツガールだと思うけど。 ファンタジーらしい壮大な設定と、キレイに風呂敷を畳んで幕を下ろす話の美しさがありました。 「悩んでいる時間なんてない!」 この本を読んで強く感じたことです。 自分の知らない

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          22本

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          オクトラ無印とⅡのRTAを比べて【読むのをおすすめしない】

          注意事項個人的見解です。RTA走者の総意などではありません。 他者と対立したり批難をしたりするための行為ではありません。自分の考えの整理が目的です。感想の言語化は自分のためにしていることです。 作品批判ではありません。前提としてどちらの作品もゲームとして好きです。RTAの視点から見て、「どちらかというと…なぜそう思うかというと…」という話です。 長距離カテゴリーにのみ焦点を当てます。私の好きなカテゴリーですし。いわゆるSingleStoryの記録狙いはどちらも似たような

          オクトラ無印とⅡのRTAを比べて【読むのをおすすめしない】

          宮島未奈さん『成瀬は天下を取りにいく』を読んで

          本屋大賞に選ばれたのは知ってた。 本屋で表紙や帯を見て、これは絶対読むべき作品だなとも思ってた。 文庫本化を待っていた。 だが、仕事の研修会でこの本の話題がちらり。 それでどうしても読みたい欲が高まって帰り道に購入。 そのまま一気読みでした。 この本を読んで感じたテーマは何ですか? と問われたらたくさんの答えが帰ってきそうだなと思った。 私が感じたのは「普通と変人」「挑戦」「面白いこと」「地元愛」「友人」 他にもいろんなワードが当てはまりそうで、それだけディープで多面性のあ

          宮島未奈さん『成瀬は天下を取りにいく』を読んで

          村山由佳さん『雪のなまえ』を読んで

          読書感想文を書くことが久しくて今までどうやって書いていたか忘れてしまったが、読み終わった気持ちそのままに書きます。 辛い、苦しい気持ちで困っている子にこれほど寄り添える小説があるのだろうかと思えるくらいに優しい物語でした。 「悪いことには目を瞑っている」といちゃもんをつける声も出てきそうな内容ですが、私はこの物語を支持しますし、雪乃と雪乃の両親、曾祖父母、新しくできた友達、見守ってくれた大人の全てに素敵な物語をありがとうと言いたいです。 お話に関して言いたい内容はこれぐら

          村山由佳さん『雪のなまえ』を読んで

          住野よるさん『か「」く「」し「」ご「」と「』を読んで

          あー、こりゃまたベタベタなものを読んでしまった。 こういう系、好きだから。 青春恋愛小説でしか接種できない栄養がある。 5人のクラスメイトの高校生活が物語。 その中の1人の男子『京くん』の恋愛模様が、様々な視点から描かれている。 それぞれの"かくしごと"とされている人の気持ちを見ることができる超能力が話を盛り上げる仕掛けですが・・・。 私はこの登場人物たちの能力は、『勘』と似ていると思いました。 私達は誰かの雰囲気、視線、表情からたくさんの情報を受け取っています。 そして

          住野よるさん『か「」く「」し「」ご「」と「』を読んで

          瀬尾まいこさん『そして、バトンは渡された』を読んで

          瀬尾まいこさんの著書の中で、一番有名なんじゃないかな? メジャーを避けたがる性分だから読んでいませんでしたが、なんとなく気が変わったので読むことに。 愛とは?親とは? 普段の生活ではあまり考えない内容を、主人公の優子がずーっと考え続けます。 私は、親のことをどう思っているんだろう。 親は、私のことをどう思っているんだろう。 こんなこと考えても、なかなか答えが出ません。 気が狂ってきそうです。 森宮さんと自分がかなり重なって見えてしまうので、この作品はとても優しく暖かく苦し

          瀬尾まいこさん『そして、バトンは渡された』を読んで

          佐藤多佳子さん『しゃべれども、しゃべれども』を読んで(再読)

          高校生に読んだとき以来でしょうか? 中古の本屋で見つけて、面白そうだから買ってみたのが出会いだったかな? 佐藤多佳子さんの作品は何作か読んでいますが、どれも面白い。 活字離れしている人にも読みやすいと思う作品ばかりなので、ぜひ読んでいただきたい。 本作のテーマとなっているのは"自信"。 主人公の三つ葉は「自分で自分を"良し"と納得すること」と結論を出して、周囲の人間や自分は何がズレているのか考えた。 この考え方は好きだ。 世間というハードルと比べず、周囲の人間とも比べず、己

          佐藤多佳子さん『しゃべれども、しゃべれども』を読んで(再読)

          額賀澪さん『できない男』を読んで

          額賀さん2冊目。 1冊目は児童書だったので、一般書籍だとこれが1冊目。 『タスキメシ』が有名だとは知ってたけど、『できない男』の私はこちらが読みたかった。 話のテンポがよく、とても読みやすかった。 ダブル主人公で3年間もの長い物語なのだが、これを280ページ以内に収めている。 限られた人数の登場人物をしっかりと活かす。 せりふも洗練されていて多すぎず少なすぎない。 展開に違和感が無く、ダレることもない。 とにかく読んでいて心地がよい作品。 場面の切り替えはズバッとやる。

          額賀澪さん『できない男』を読んで

          村田沙耶香さん『丸の内魔法少女ミラクリーナ』を読んで

          旅先。 温泉旅館に泊まりに来ているが、移動中や部屋の中ですることは読書しかない。 持ってきていた読みたい本を読み終えてしまい、帰りの移動はどうしようかと立ち寄った本屋さんで購入。 『丸の内魔法少女ミラクリーナ』 村田沙耶香でこれならアタリ確定だろう。 村田沙耶香さんは『マウス』『コンビニ人間』を読んでの3冊目。 夢中で読み進めるけど、頭が痛くなってくる。 この人の表現する世界の歪みを、私は受け入れられないのだろう。 短篇集なのでそれぞれに感想を。 だが、あんまり書きたくない

          村田沙耶香さん『丸の内魔法少女ミラクリーナ』を読んで

          加納朋子さん『カーテンコール!』を読んで

          とんでもない本を読んでしまった。 思わず人に勧めたくなる、素敵な本でした。 表紙の素敵な花束と、裏表紙のあらすじを読んで即購入を決定。 学業不振とかコンプレックスとか大好物。 さて、どんなおもしろおかしい学園生活が始まるんだろうと期待して購入しました。 ちなみに帯の「涙盛」は嫌いだったので、一瞬避けようかと思いました。 本の魅力が勝っていたので購入しましたが。 出版社気をつけろ。 内輪ノリが嫌いって人結構いるぞ。 群像劇で描かれているので色々な登場人物にスポットライトが当

          加納朋子さん『カーテンコール!』を読んで

          杉井光さん『世界でいちばん透きおとった物語』を読んで

          本屋で平台に積まれていて気になった。 『神様のメモ帳』の杉井光さん。 高校生の時、ドハマりしたんだよなあ。 気になって飲んだドクペの味は未だに忘れられない。 コーラの方が美味しいし、人気だし、でもドクペの方が好きって感じ。 うーん、マイナー推し?してる自分酔い? 杉井光さんが『神様のメモ帳』以外のラノベを書いていたり、一般書籍の方でも活躍しだしたりっていうのは知っていましたが、「読みたい!!」と心が反応しなかったので距離を置いていました。 ですが、なんか、今回は気になった

          杉井光さん『世界でいちばん透きおとった物語』を読んで

          小川洋子さん『博士の愛した数式』を読んで

          前回の『夜のピクニック』に引き続き、超有名だけどまだ読んでなかった一冊です。 先に書いておきます。 やっぱり名作は名作でした。 著者の小川洋子さんとの出会いは『猫を抱いて象と泳ぐ』でした。 私は興味の範囲以外のことは疎くて、小川洋子さんのことなんて一切知らなかったのですが、本屋のポップがきっかけでこの本の購入を決めました。 内容はうる覚えなのですが、「この本を読んで、この出版社に入ろうと決めました。」的な内容でした。 読んだ本に感動することはあれど、人の職業選択までさせてし

          小川洋子さん『博士の愛した数式』を読んで

          恩田陸さん『夜のピクニック』を読んで

          ずっと読みたかったけど、読んでこなかった本。 理由は分からない。 世間的に評価されている本だから逆張りしていた気持ちもある。 傑作という期待のせいで純粋に物語が楽しめないかもという気持ちもある。 ただ、単純に忙しくて後回しにしてきただけなのかもしれない。 読んでみて、思いました。 これは傑作中の傑作だと。 この本の素敵なところの一つに「感想をもちやすい」というものがあると思う。 「歩行祭」という第三者からしたら魅力的な学校行事。 秘密を抱えた主人公2人の男女。 友達、親友

          恩田陸さん『夜のピクニック』を読んで