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村山由佳さん『雪のなまえ』を読んで

読書感想文を書くことが久しくて今までどうやって書いていたか忘れてしまったが、読み終わった気持ちそのままに書きます。

辛い、苦しい気持ちで困っている子にこれほど寄り添える小説があるのだろうかと思えるくらいに優しい物語でした。
「悪いことには目を瞑っている」といちゃもんをつける声も出てきそうな内容ですが、私はこの物語を支持しますし、雪乃と雪乃の両親、曾祖父母、新しくできた友達、見守ってくれた大人の全てに素敵な物語をありがとうと言いたいです。

お話に関して言いたい内容はこれぐらい。
「○○がすごい!」とか「ここの展開が…!」なんて言うのはなんか違っていて、出てくる登場人物たちに「ありがとう」と「幸せになるために頑張って」を伝えることが大切だと思いました。

作者の村山由佳さん。
本当に本当にありがとうございます。

私が高校生の頃、古本屋で出会った『すべての雲は銀の…』のおかげで読書の楽しみを今でも感じられることができます。
そして、『すべての雲は銀の…』で味わった感動と再び出会うため、たくさんの村山さんの本を読んできました。
『雪のなまえ』は私の中で、『すべての雲は銀の…』と同じくらい大切な物語となりそうです。

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