"面白い"はお笑いだけとは限らないんだよ【奥行太郎の自己紹介~過去編 大学生という名のモラトリアム時代①〜】
自分のアイデンティティーとは何なのか。
35歳になった今もそれを見つけることは出来ませんが、そんなことを考えだしたのは大学生の時だったなと記憶しています。むしろそれを考えている自分がイケてるとすら思っていました。
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さて、今回の記事は奥行太郎の自己紹介【過去編】第2弾。
【過去編〜大学生という名のモラトリアム時代①〜】を書いていきたいと思います。前回の記事は【過去編】の第1弾。私の小中高時代を長ったらしく書いております。今回の記事をより楽しんでいただけると思いますので是非読んでみてください。
先日初めてアップした「まずはじめに」の投稿で
2022年中にWEBマガジンを立ち上げます。
と書きました。ちなみにWEBマガジンの内容としては
今の働き方や生き方、今後の自分の人生にモヤモヤしている人に向けて、街の個人店の店主や従業員、中小企業の社長やサラリーマン等の"身近な人"のインタビュー記事を集めたWEBマガジン
を予定しておりますので、今回も自分がインタビューして自分が答える
"セルフインタビュー形式"でお届けしたいと思います。
高校時代を引きずりまくった大学生の奥行太郎
ー前回のインタビューで高校時代まで過去を振り返らせていただきました。ご自身で振り返ってみていかがですか?
奥行 いやー率直にめんどくさい奴ですね。笑。大きな怪我や病気もなく、友達にも恵まれ楽しい毎日を過ごした青春時代だったんだなと改めて思いましたが、自分とは対極にいる人たちと触れ合っていく中で、"自分って一体何者なんだ"と考えるスタートラインに立ったんだろうなと思いました。まぁ大多数の人がそうなんでしょうけど。
ー聞いていると確かにそうですね。順風満帆な生活を送っている中で高校生活の最後に出てきた対極の人たちによって、自分というものが揺らいだんだろうなという感じがしました。その結果大学生活はどのように転んでいきましたか?
奥行 なんとですね、僕は大学が"面白くない"に転んでいっちゃいました。(学費を出してくれたお父ちゃんお母ちゃんごめんなさい。親になった今そのすごさを感じています。)
ーなんと?!やっちゃいましたね。笑。
奥行 そうなんですよ。やっちゃった感じです。友達を作るチャンスはいっぱいあったんでしょうけど、僕の場合高校があまりにも楽しすぎたことと、対極にいる人たちを意識しすぎて"男受けする面白さ"や何かこう"物事の本質を追求する面白さ"(←この言葉がすでに本質を突けていないが)に傾倒していってしまいました。
物事の判断基準を全てお笑い的に"面白いか面白くないか"で判断するような身体になってしまっていたので、いわゆる"大学生のノリ"みたいなものに全力で拒否反応を示してしまったんです。"オールラウンドサークルてなんやねん"みたいな。
ー全国の大学生を敵に回しています。笑。
奥行 いやあくまでも当時ですよ、当時!笑。今なら自分が面白いと思うこと以外でも大体受け入れられる自信はあるのですが。そういう時期ってありませんか??
ーありますよ!間違いなくあります。一気に人数が増えて、主体的に取り組んでいかないといけない大学に馴染めないという子は結構いるような気がします。
奥行 そうですよね。変な尖り方をしてしまったというか。おっしゃられるように、大学なんて勉強も遊びも主体的に取り組んでいかなければならないのに"さて誰が俺を笑かしてくれるんや"と王様気分な"待ちの姿勢"で臨んだ結果、気付いたら昼ごはんは大学近くのきちゃない喫茶店で毎日1人で食べていました。笑。
ーよくそんな毎日を耐えることができましたね?中退なんかは考えなかったですか?
奥行 そこが僕のダサいところというか小学校から変わっていないところなんですが、授業はきちんと出ていましたし、卒論もしっかり書いて卒業しました。学生としての本分はしっかりと全うしたつもりです。
尖りきることが出来ない性格なんで、非常にダサい感じになっていましたが大体僕と同じ思考を持っている人なら、同じタイミングでバックパッカーとして世界1週して自分のアイデンティティーを見つけているはずです。笑。
そんな自分を支えたアルバイト
ー自分探しの旅に出るというやつですね。奥行さんは尖りと真面目の狭間にずっと挟まれている感じです。笑。
奥行 まさにその通りですね。笑。でもそんな自分を変えようと飛び込んだ2つの存在が僕のことを救ってくれました。
ーほぅ。それはなんなんですか?
奥行 一つは"バイト"もう一つは他大学の学生と合同で行っていたコミュニケーション学を学ぶための"学生団体"です。
ーその言葉だけ聞くとめっちゃ充実している大学生って感じがします!バイト!学生団体!
奥行 そうなんです!この2つに関してはめちゃくちゃ充実していました。
まず1つ目のバイトなんですが、高校の時に仲の良かった友達とオープニングスタッフとして大学1回の途中から居酒屋で働き始めました。高校の友達がいたというのもありますが、これがまぁ楽しくて。今でもつながりのある気の合う仲間がたくさん出来ました。
ーそれは素晴らしいですね。いつまで続けられたんですか?
奥行 大学を卒業するまで続けました。オープニングスタッフからの大学卒業までなんで、俗にいうバイトリーダーみたいな感じで皆から嫌われていたかもしれません。笑。
ー奥行さんの場合は今までの話を聞く限り、ややこしい人なんでその可能性は否めないですね。笑。なぜそこまで続けられたんでしょうね?
奥行 なぜ続けられたのかというと、当時の店長(25歳ぐらい)が"お笑い以外の面白さ"を働くことを通じて見いだしてくれたからですね。
ーそれは素晴らしい。とてもいい方と出会えたんですね。
奥行 私が働いていたバイト先は関西では名の知れたチェーン店でして。店舗の立地はそんなによくなかったのですが、とにかく客数が多く1日の売上の記録を何度も更新するような繁盛店でした。
何となく居酒屋楽しそうやなぁ、楽してお金を稼ぎたいなぁ程度にしか思っていなかった私にとって繁盛店は想定外でした。だってしんどいし疲れるし、忙しかったらミスもあってクレームも増えがち。バイトをなめてたんでしょうね。そんな繁盛店に対する向き合い方を当時の店長は教えてくれました。
"もっと早くお客様に料理を提供するには"
"もっと美味しい料理を提供するには"
"もっと居心地の良い空間空間にするには"
"新しく入ってきた従業員を育てるためには"
等の意味を徹底的に考えさせてくれたんですね。(今風の言葉で言うとやりがい搾取かもしれませんが。笑。私は全くそんな風に思っていなかったです)
ー(今それを言おうとしました。笑。が、話を聞く限り違うんでしょう)
奥行 高校卒業前にドラッグストアのバイトを半年ほどやっていたんですが。。ぼけーっと半年何も考えずバイトをやっていた自分にとって、お客さんのことを考えることすらありませんでしたし、その意味を突き詰めていくことすらありませんでした。自分にとって居酒屋でのバイトは、"お笑い的な面白さとは別の面白さ"でワクワクして仕方がなかったんです。その面白さは今まで経験したことがなく、元々の真面目な気質と相まってどんどんバイトにハマっていきました。高校卒業後の自分の居場所を見つけた感じでした。
ーで、気付けば卒業までバイトリーダーと?笑。素晴らしい店長さんだったんですね。
奥行 そういうことです。笑。この店長とは未だに連絡を取り合う仲で【点と線】のインタビュー記事にも出ていただこうと思っています。
編集後記
本日はここまでになります。これからインタビューをする上での名刺代わりとして私の現在の状況や過去を振り返っておりますが、いやー中々文章が長くなりますね。笑。自分語りをしているので誰トクなのはもちろんのこと、文章が長いとよっぽど面白い文章でないと読み飛ばされちゃいますね。文章を書くことは奥が深いどころの騒ぎではありません。。
ということで今回の記事でわかる奥行太郎の特徴です。
・"お笑い的に面白いか面白くないかで判断する"高校時代を引きずりまくり大学生活は失敗
・そんな中居酒屋さんのバイトに活路を見出し卒業するまで続ける
・当時の店長に、物事の意味を深堀する思考回路を教えてもらい、お笑い的な面白さ以外の面白さに、働くことを通じて気付く
次回は【過去編〜大学生から社会人へのモラトリアム時代①〜】の続き、【過去編〜大学生から社会人へのモラトリアム時代②〜】をアップします。
暖かい目で見守っていてください。何卒よろしくお願いいたします。
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