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一風変わっているように"思われたい"だけで、本質は一風変わっていない学生のお話【奥行太郎の自己紹介〜過去編 小中高の青春時代〜】

それにしても年々季節の変わり目に対応できなくなってきました。
日中あったかいけど朝方寒いみたいな日、一番嫌いです。
自律神経が乱れまくっております。

それで思い出したのですが、先日街中で見た阪神タイガースのユニフォームを着たおじいちゃんの髪型が強者のそれでした。

片一方のサイドが刈り上げで、それ以外の部分は肩口までツイストパーマ。

日中あったかいけど朝方寒いみたいな髪型すなと思いましたが
いつか街中で見かけたこんな方にもインタビューしてみたいものです。

さて先日アップさせていただきました「奥行太郎の自己紹介【現在編】」に続き今回は【過去編〜小中高の青春時代〜】となります。

※「まずはじめに」も見てくれたら嬉しいです。


いやー、自分の過去。振り返ってみましたが・・・・中々平坦ですね。笑。別に過去に面白いも面白くないもないんですが、ジェットコースターみたいな人生にこちら平坦側は憧れを抱いてしまいます。

セルフ振り返りをしてみて改めて思いましたが、今の自分は過去の自分が作っているんだなと。過去の自分が見て聞いて感じたことがきっちりと反映されていました。自分と関わっている人たちの過去を少しでも知ることで(無理に聞いたり探ったりしてはいけませんが)関わり方が良いも悪いも変わってきますし、自身の価値観の見直しにもつながっていく可能性があります。

素性も顔もわからない私の過去にも何か化学反応が起こるかもしれません。

先日初めてアップした「まずはじめに」の投稿で

2022年中にWEBマガジンを立ち上げます。

と書きました。ちなみにWEBマガジンの内容としては

今の働き方や生き方、今後の自分の人生にモヤモヤしている人に向けて、街の個人店の店主や従業員、中小企業の社長やサラリーマン等の"身近な人"のインタビュー記事を集めたWEBマガジン

を予定しておりますので、今回も自分がインタビューして自分が答える
"セルフインタビュー形式"でお届けしたいと思います。

ちょっと長くなりそうですが、平坦な自分の過去を読み飛ばさずに知っていただきたいのが本音です。笑。

転校を経験した小学生の奥行太郎

ーそれでは【現在編】に引き続き【過去編】もよろしくお願いいたします。

奥行 はい、よろしくお願いします。フリとかではなくて本当に平坦な人生なんで、そこのところご了承いただけますようよろしくお願いします。

ー平坦とか平坦じゃないとか、そういうことは一切求めていませんのでご安心ください。ちなみに奥行さんは小学校3年生の時にご転校されていると聞きました。

奥行 はい。小学校3年生の時に今の実家がある街へ転校しました。今回のインタビューをきっかけに自分の過去を振り返ってみると、この頃の経験から今の自分につながっているような気がします。

ーなるほど、ちなみになぜ転校されたんですかね?

奥行 なぜ転校したのかは未だに怖くて家族に聞けてません。笑。いつか親に聞こうランキングの上位にランクインしています!

ーわかります、親に聞きそびれて未だに聞けてないことたくさんありますよね。転校するって聞かされた時どうでしたか?

奥行 転校ってしたことありますか?規模の大小関係なく、転校先でのメンタルって最初の方はホントに最悪です。馴染めなかったらどうしよう。心配事の大部分はそこですね。

僕は3人兄弟の末っ子で多大なる愛を受けて育った影響か、結構なレベルで明るくてですね。小さい頃から人付き合いも得意な方だったと思います。

たださすがに転校は幼心に緊張感が漂っていました。サッカーも習っていましたし、友達もたくさんいたので明確に親に拒否反応を示したと思います。

ーうまくいっていなかったのならまだしも、ですね。転校してどうでしたか?うまく乗り越えられました?

友達から大人になって聞いたんですけど、初めての自己紹介の時「"南の島からやってきた奥行です"」みたいな自己紹介をしたらしく。絶対すべるのにイカついメンタルしてるなと思いました。笑。でもそれが功を奏したのか、転校3日目ぐらいからポツリポツリと友達が出来始めて楽しい小学校生活が送れました。

ーそれはすごいですね。なぜそんな自己紹介をされたんでしょうね?

奥行 なんでなんでしょう。幼心にこの時ばかしは"ツカミ”がいると思ったんじゃないですか。笑。でもさっきお話した「馴染めなかったらどうしよう」に対して、「大人しくしておこう」っていう無難な対応策ではなくて、ヤケクソで"こいつは一風変わっているな、おもしろそう"って思われたかったんでしょうね。

転校って子供にとっては一大事でかつ初めの第一歩は一か八かですよね。ある意味"ツカミ"に賭けた自分を褒めてあげたいです。笑。

ーその精神は未だに健在ですか?

奥行 そうですね。転職先の入社挨拶でもオンラインでちょっと一ボケ入れて挨拶したんですけど、僕以外全員電波悪なったんかなと思うぐらい画面が固まりました。(スベリました。)もちろんTPOはわきまえますが、小学校時代の転校での小さな成功体験がきっかけで"こいつは一風変わっているな、おもしろそう"と思われたい欲が強くなったんだと思います。

ー転職先での初めの挨拶でスベるのは中々ですね。。どんな小学生でしたか?

奥行 自分で自分のこと言うのめっちゃ嫌なんですが、ちょっと面白くて多少運動ができた真面目な小学生だったと思います。転校して中学校3年生まで野球をやっていました。

でも僕ポケモンをやらない小学生だったんです。断固として。

今調べたら僕が4年生の時に初代のポケモンが発売になっていますね。大体水曜って4時間で、学校から帰ってきたらダッシュで友達と遊んでいたのですが、ポケモン発売からピタッと今まで遊んでいた友達から誘われなくなり、特定の1人の友達とずっと遊んでいたと思います。

ー当時そんな男子いたんですか?!私の周りもほとんどポケモンをやっていたように思います。なぜしなかったんですか?勉強の妨げになるとか?

奥行 実際ここにいたんですよ。笑。いや、勉強の妨げとかは関係ないです。さっきの"こいつは一風変わっているな、おもしろそう"をこじらせてしまいました。何の尖りなのかわからないんですけど、皆がやっていることと同じことをしたくないみたいなあまのじゃく気質があったんですよ。

ーうわっ!めんどくさい!笑。

奥行 いや、ほんまにめんどくさいですよね。でも残念なのが、そんな感じやのに人がやっていないことにチャレンジする訳でもないですし、ポケモンやってる友達と話さないわけでもない。道を踏み外すわけでもなくむしろ授業は真面目に真っ当に受けている。めっちゃノートとる。

一風変わっているように"思われたい"だけで、本質は一風変わっていないので、一風変わっているコトや人への憧れがその時から今もなお強い状態です。

ー大分こじらせてしまっていますね。笑。

奥行 本当にそうですね。自分でもダサいと思いますし、一風変わっていない真面目な自分を何度も恨みました。でも今回のWEBマガジンを開設する動きというのは、この辺から来ていると思います。

プロレスが好きな中学生の奥行太郎

ーじゃあ中学生になるとそのめんどくささに更に拍車がかかった感じなんですか?

奥行 いえ、中学生になると小学生の時に比べると周りが見えるようになり平々凡々と暮らすようになりました。(小学校も別に平々凡々だが)

なのでその当時はそういう認識は持っていませんが、僕の人生の中で一番何もなくて可もなく不可もなくな3年間だったかもしれません。

唯一プロレスぐらいですかね。確か中2の夏です。僕のお父さんが友達含めて連れていってくれて。それがまぁ面白かった。この世界は誰も知らんやろということで、その友達と広めまくって昼休みの廊下は一時期スパーリングする生徒だらけになりました。中学生だけで帝国ホテルで開かれた新日本プロレスのディナーショーに行ったのは、今でも笑えます。

プロレスはレスラーの人間模様でストーリーがつながっているので、このレスラーはどんなタイプでどういう軍団に所属していた等の"背景を知る"必要があります。そこから人の背景を調べる癖がついたのですが、これもWEBマガジンを開設しようと思ったきっかけの一つになります。

ー中学時代の話は以上ですか?笑。

奥行 はい以上です。笑。可もなく不可もなく無難に3年間が終わった感じです。。プロレスは新日本プロレス限定ですが、未だに見続けています。

陽キャな高校生の奥行太郎

ー小学校、中学校の奥行さんと出会っていても仲良くなれていないかもしれません。

奥行 勘違いしないでいただきたいのは、ちゃんと友達はいましたからね!笑。今も連絡をとる友達も全然いますから。

ーなるほど、そういうことにしておきましょう。そこから高校に入学されるわけですが、高校生活はいかがでしたか?

奥行 僕の人生において高校3年間は、人生グラフでいうとギュイーンと一気に上昇していくと思います。本当に楽しかった。

ーそれはよかったですね!どう楽しかったんですか?

奥行 なんて言ったらいいんですかね。今まで自分が溜め込んでいたエネルギーが一気に爆発したと言いますか、何も我慢せずに自分をさらけ出すようになれたんです。

特に僕は大阪生まれ大阪育ちでお笑いが大好きだったので、そのお笑い観みたいなものが近しい人が同じ学年に一気に集まったんです。授業中から休み時間、部活の時間から帰りの時間まで全部楽しかったと思います。

ーそんな出会いって中々ないですよね。

奥行 そうですね。しかも面白いだけじゃなくて、それなりに真面目な学校だったので勉強や文化祭や体育祭もしっかり頑張れる人も多かった印象です。

ふざけても面白いし、真面目に物事に取り組んでも面白い。

ー素晴らしい学校ですね!

奥行 ちょっと待ってください。これ今自分で答えていて思いましたが、対極にいた人からしたら地獄の学校ですね。笑。

ー地獄でしょうね。話だけ聞いているとただの陽キャなので、冷笑していた人もいたかもしれませんね。笑。小学校、中学校の話を聞いていると奥行さんは陽キャとは対極にいそうな気がするんですが。。

奥行 嫌なところ突きますね。笑。そうなんです、でも先ほどお話したように「一風変わっているように"思われたい"だけ」の人間なので根が卑屈じゃないんですよ。明るいんですよ。そっち側にはいけないんです。それで人生初めての挫折をします。

ー挫折ですか?楽しかったのに?

奥行 いわゆる対極にいた人たちの方が"一風変わっていた"んです。私が女子受けする楽しさなら、向こうは男子受けする面白さ。全てがそうと決めつけるわけではないんですが、女子受けする楽しさはどうしても浅い感じがして、男子受けする楽しさはどうやら深い。

ー何を言っているのか意味がわかりにくいですが、何となくわかります。笑。

奥行 その挫折を決定づけたのは、高校3年生の時に文化祭でやった漫才です。仲の良かった友達と満を持して、最後の思い出にステージに立って漫才をしました。ギャグや動きの面白さを中心にしたネタを行ったのですが(←この字面だけで面白くなさそう)思いの外客席が沸きました。「ありがとうございましたー」と言って捌けた袖で相方と桜木/流川ばりのハイタッチをしました。

ーおっ!いいじゃないですか。

奥行 よくないんですよ。。その後に出てきた対極側にいた2人も漫才をしたんですが、そこで挫折しました。

今でも彼らのネタの初めの方を鮮明に覚えているのですが・・・
以下A君、B君とします。

A君 「僕朝から晩までずっと女の人に追いかけられてんねん」
B君 「めっちゃええやん」
A君 「まず朝"お母さん"に起こされるやろ」
B君 「それ女の人とはまたちょっとニュアンス違うなぁ」
A君 「ほんで朝の仕度して、眠たい目こすりながら自転車とりにいったらやな、なんか草が絡み付いてんねん」
B君 「それ女の人と何の関係があんねん」
A君 「その草よう見たら"雌しべ"やねん」
B君 「それも何かニュアンス違う!!!」

文字起こしにすると面白くないかもしれません。ただ初めのツカミから最後のオチまで会場がドッカンドッカン受けて空気が一変しました。暫定1位で舞台袖で熱いハイタッチを交わした直後にミルクボーイが出てきて一気に優勝がなくなった感じで、どんどんどんどん恥ずかしくて惨めな気持ちになっていきました。その時一緒にやった相方とも未だにその話で盛り上がれます。俺ら滑ってたんやなと。

ーなんかすごい話ですね。ちょっと引いちゃいます。

奥行 何が挫折かというと、"女の人"="雌しべ"という発想が自分にはないんですよ。そんなことはどれだけ考えても思いつかないんです。思いつかない自分に絶望するわけですね。自分は浅い人間だなと。一風変わっていないんだと、対極の存在によって気付いてしまったわけです。

この挫折で気付いた自分の浅さから、大学生という名のモラトリアム期に突入していきます。笑。

ーうわっ!更にめんどくさそう!笑。今日はこのへんで大丈夫です。長い時間ありがとうございました。大学生以降の話はまた後日よろしくお願いいたします。

奥行 なんか聞くのめんどくさがってません?笑。はい、ありがとうございました!

編集後記

自分で自分をインタビューするセルフインタビューは、本当に時間がかかります。でもこれが今後自分がインタビューをお願いする際の名刺代わりになると思っているので、出来るだけどんな人間かわかるように本音で書いてみました。

そうです、私は陽キャですよ!笑。めっちゃ挨拶とか大きい声で出来ますよ。大体元気ですよ。健康ですよ。もっと思慮深い人間と期待された方すいません。

おい、インタビュー長いねん!ほんで結論はなんやねん!という方向けに、以下奥行太郎の過去から育んだ特徴をまとめておきます。

"こいつは一風変わっているな、おもしろそう"って思われたいがゆえ
 一風変わっている人への強い憧れがある
・プロレスが好きなことから、人やの背景を知りたい癖がある
・ただの陽キャ

次回は【過去編〜小中高の青春時代〜】の続き、【過去編〜大学生から社会人へのモラトリアム時代〜】をアップします。

暖かい目で見守っていてください。何卒よろしくお願いいたします。


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