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『絶対悲観主義』(楠木 建 著)

【内容】
『絶対悲観主義者』であるという著者の人生論。

【感想】
悲観的になるのは、中途半端に悲観的になっているからであって、それを徹底していけば、ある種の達観に到達する…そんな趣旨の内容でした。
逆張りの人生論で、個人的にはそれなりに説得力があるような気もして、面白く読みました。
こうした本にわりとありがちな、キャッチーなタイトルを掲げながらも、読んでいくうちにわりと正論的な話に収束して感じになっていきました。
終わりの方は、どんどん著者のエッセー風の文章になり、著者のテレビ出演の話や、趣味の車の話や親次バンドの話になっていき、後半はいらないかなあと思ったりしました。
元々、著者の雑誌連載をまとめた本のようで、本としてまとめる時にキャッチーなタイトルをつけて、それに合わせて内容をまとめ直したんでしょうね…

https://bookclub.kodansha.co.jp/product?item=0000363504

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