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体臭に悪意は宿らない ~スメルハラスメントを考察する②
体臭で傷つけ、体臭で傷つく
前回、スメルハラスメントという言葉の定義の難しさについてつづりました。
セクハラ、パワハラ、モラハラ、カスハラなど、被害者と加害者の境界がはっきりしています。一方、スメハラは加害側が悪意をもって体臭を発していない以上、ハラスメント=いやがらせとは言い切れないという論旨です。
このままスメハラという言葉が使われ続けるとしたら、ほかのハラスメントと同様に扱われ、体臭=
「スメハラ」はいやがらせなのか ~スメルハラスメントを考察する①
体を清潔に保てない理由を考える
初回の記事で見得を切ったものの、日々の忙しさにかまけ、2回目のアップが遅くなってしまいました。
先日、このような記事を読みました。
においで迷惑を被る側、体臭で無自覚に迷惑をかけている側、両者に配慮されている記事だと思いました。そして、スメルハラスメントの定義の難しさについて考えさせられました。
セクハラやパワハラであれば、加害者と被害者の線引きは明確です。
体臭に悩むみなさんへ
春がやってきました。あらたな生活が始まる季節です。
期待に胸を高鳴らせている人もいれば、漠然とした不安を抱えている人もいるのではないでしょうか。
私は若かりし頃、あたらしい環境へ身を投じるたび、極度の不安と緊張に苛まれていました。
その理由は、体臭です。
私が体臭を指摘されはじめたのは、十代の半ばでした。
明確なシーンは思い出せません。
いつしか、同級生やクラブ活動のメンバーから体臭について陰