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テニス上達メモ003.「テニスの上達」と「お金持ちをする」極意


▶つい、カロリーが気になる、値札が気になる心理


潜在意識は出来事や結果の成否、善悪、損得に関わらず、イメージどおりのパフォーマンスを実行しようと働きます。

すなわち、「ネットミスしないぞ!」とイメージすれば、主観的に好ましいか否かに関わらず、ネットミスのイメージに基づくから、潜在的にネットミスを実現するように作用します。

潜在的に、というところがポイントですね。
 
後述しますが自分でも気づかないうちに、運転中にセンターラインへ寄りすぎたり、カロリーを気にしたり、真っ先に値札を確認したり、不安感から嘘をついてしまったりと、言動が支配されるのです。
 

▶「青い象」のことを思い浮かべないでください!


「青い象のことを思い浮かべよう!」と意識すれば、青い象が思い描かれますけれども、「青い象のことを思い浮かべないでください!」とお願いされても、やっぱり青い象は思い描れるのです。

「ネットミスだけはしないぞ!」
 
その思いが強まれば強まるほど、ネットミスのイメージが鮮明化、強化され、ネットミスをする確率が高まります

▶願えば願うほど、反対の結果が出る


「ネットミスしないようにしよう!」
 
「バックアウトは絶対にしないぞ!」
 
「相手前衛に捕まらないように打とう!」
 
こうした考え、意識はないでしょうか?

「ネットミス」「バックアウト」「相手の前衛に捕まる」イメージが鮮明化、強化されるので、主観的に良いか悪いかは別にして、願えば願うほど、そのとおりの内容が実現しやすくなります。
 

▶「二度あることは三度ある」。交通事故が続く理由

 
「二度あることは三度ある」などと言われます。
 
たとえば、交通事故をしたとします。
 
「もう二度と事故だけはしないぞ!」と気をつけるから、「三度目の正直」というわけです。
 
もちろん運転に慎重になるぶんには安全なのだけれど、ガードレールにこする事故をした人は、過剰に左側を開けようとするあまりセンターラインに近づきすぎて、今度は対向車との事故が危ぶまれます。
 
実際には事故には至らないとしても、危険性は上がっているのです。
 
これは、バックアウトしたから、もっと低く打って飛びすぎを防ごうとするあまり、ネットミスする。
 
ネットミスするから、それを避けようとしてまたバックアウトを繰り返す。
 
こんなテニスの「気をつけながら打つ」プレーとそっくりです。
 

▶太りたくない思いが、食べ物への執着を強める

 
「太りたくない!」と意識すればするほど、食べ物に対する執着が強くなり、そればかり考えて、余計に太りやすくなります。

「上司に怒られたくない!」と思えば思うほど、そのイメージが鮮明化、強化されて、おどおどした不自然な言動になるから、余計に怒られやすくなるのに似ています(人はやっぱり、ありのままの自然体を受け入れ合える間柄が、お互いの自己肯定感を高め合います)。
 

▶「貧乏になりたくない」から「貧乏になる」

 
貧乏になりたくないと思えば、1円でも安い卵を求めて隣町のスーパーまで行ってしまうかもしれません。
 
しかし、費やされた時間と労力と精神力と自己肯定感は、たとえば時給換算すれば見合ったかどうか。
 
それで安く買えたら、良かったと安心するから、ますます疲弊するサイクルができるのです。
 
良かった。安心だ。
 
あたかも貧乏をとするようになるイメージが形成されるのです。
 
そしてイメージは主観的な良し悪しに関わらず、実現するのです。

▶書店に並ぶ「金持ち本」は無効

 
もちろんお金持ちになりたいイメージは、自分が貧乏である現実の裏返し
 
イメージが実現しています。

ですからお金持ちになりたい書店に並ぶ「金持ち本」は、基本的に無効です。
 
無効どころか、貧乏のイメージがより鮮明化、強化されて、カロリーを気にするがごとく、お金のことばかり考えるからますます貧乏になる現実が待ち受けます。

そもそも、カロリーを気にすれば食事を楽しめないし、お金のことばかり考えていたら、人生がつまらなくなってしまうのではないでしょうか?
 

▶お金持ちになる(お金持ちである)方法

 
有効とすれば、お金持ちになるのではなく、お金持ちである自分を確認させてくれる内容
 
お金が姿を変えたがある、スマホがある、カバンがある、イスがある、ラケットがある。
 
つまり、足るを知る者は富むのです。
 
実際私は、今は唯一の収入源といっていいnoteからの売上はほとんどありませんけれども、どうしてかは分からないままに何ひとつ不自由ないから、お金持ちをやれています
 
そして自己肯定感があれば、今後もいつまでも大丈夫です。

▶「値札を見ずに買う」と富む


私たちは、イメージには抗えません。
 
貧乏になりたくないイメージがあると、それが必要かどうか以前に、まず、高いか安いかの値札が気になったりしないでしょうか?
 
それが気に入った品物やサービスなら構わないのだけれど、安さに甘んじる屈辱感が、自分を肯定する(大切にする)自己肯定感をくじきます。

でも、値札を見ずに買うと、本当に気に入ったものやサービスだけが手に入るから幸福度が上がるため、本当に幸せになる(幸せである)という話。
 
こちらで述べているとおり、「逆」なのです。

勉強ができるようになってから赤本にあたるのではなく、先に赤本にあたるのです。

英語ができるようになってから海外へ行くのではなく、先に海外へ行くのです。

テニスが上手くなってから試合に出るのではなく、先に試合に出るのです。
 
それと同じように幸せになりたかったら、幸せを「先取り」して、今、幸せをするのです。
 
高価なものがよいなどと、言いたいわけではありません。
 
値段の多寡というよりも、自分に対する肯定的なイメージを持つ自己肯定感が、幸福度を高めます。
  

▶こんなに上手くいく自分はおかしい?

 
テニスでたまたまミスをした。
 
「今のはラケット面が下向きになっていたから、ネットミスしたんだ……」
 
「次こそはちゃんと、垂直のラケット面でボールを捕えよう……」
 
「そのためには手首がグラつかないように、インパクトでは固定……」
 
そのような意識する注意事項が増えれば増えるほど、ボールに集中できなくなり、実際にミスや事故を招くのです。
 
太るのです。
 
貧しくなるのです。
 
挙げ句、ミスするのがデフォルトな自分に対するイメージができ上がったプレーヤーは、どうなるでしょうか?
 
つまり、「テニス自己肯定感」が低い例。
 
たとえ上手くいったとしても、「こんなに上手くいく自分はおかしいのでは?」というイメージが作用し、「きっと、まぐれに違いない」「次はきっとミスする」などと「考える」せいで、本当にミスするのです。

急にモテ始めた男子高校生が、「こんな自分を好きになるなんておかしい?」などと思い込み、道を誤るのに似ています。

現実に対するイメージのズレがあると、テニスでも道を誤るのと同じ話です。

▶バックアウトに対する怖れが、実際のエラーを招く


ミスしないようにと、気にすれば気にするほど、ミスをしやすくなります。
 
いくら頭で「トップスピンをかければバックアウトしない」などと考えても、バックアウトを怖れるイメージがあれば、エラーする効果はてきめんです。

ですからそのような心配など一切気にせず(できないように)、ひたすらボールに集中し(具体的にはボールの回転やケバに目のピントを合わせて)、「無心」で打つのです。
 

▶追伸・太りたくない、怒られたくないなら


太りたくなければ、カロリーのことなど一切気にせず、目の前の食事の味はもちろん、食感、温感に集中する。
 
上司に怒られたくなかったら、上司のことなど一切気にせず、目の前の仕事に集中する、というわけですね。

即効テニス上達のコツ TENNIS ZERO
(テニスゼロ)
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スポーツ教育にはびこる「フォーム指導」のあり方を是正し、「イメージ」と「集中力」を以ってドラマチックな上達を図る情報提供。従来のウェブ版を改め、最新の研究成果を大幅に加筆した「note版アップデートエディション」です 。https://twitter.com/tenniszero