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【高校生Teeの映画館】No.3 最強のふたり

皆さんこんにちは、愛知県で高校生をやっているTeeです。

昨日の投稿に、スキしてくれた方ありがとうございます!!!


プライベートな話ですが、昨日の夕方、歯医者に行って下の歯に矯正をしてきました。元々上の歯にしているので、何か怯えるとか、そんなんは無くて付けること自体あっという間に終わったんですが、辛いのはここからなんですよ。。。

知らない人のために話すと、歯列矯正って装置をつけてから最初の4日間ぐらいは、もう話すのが辛くなるぐらい、ご飯なんて地獄としか思えないくらい、まじでくっっっっっっっっっそ痛いんですよ!!!

ちなみに今、夜中の1時なんですが絶賛痛みのピーク迎えてます(泣)(泣)

息してるだけで痛くて、もうかれこれ2時間ずっと「ヒーヒー」なってるので、リアルに、最後まで書き終えられるか心配になってます。

(まぁ、皆さんがこの記事を読めてるって事は無事に書き終えたってことですね。ひとまず、ホッとしてます。)


あっ、ちなみに、矯正の話は映画となんの関係もないです。すみません😓


それではいきましょう!




今日紹介するのは、2011年公開のコメディ映画『最強のふたり』です。

この映画は、頸髄損傷で体が不自由な富豪と、その介護人となった貧困層の移民の若者との交流を、時々笑いを混ぜながら、コミカルに描いた作品なんですが、驚いたのはこの作品が実話を元に作られていて、モデルになった本物の最強のふたりが実在するという事です!

これが本当に実話なのかと疑ってしまう程、感動的な物語になっています。

なお、この『最強のふたり』という作品は、アメリカでリメイクされ、2017年に新たに『THE UPSIDE 最強のふたり』というタイトルの作品で公開されていますが、今回は2011年にフランスで公開されたオリジナル版の方を紹介していきます。

【監督】エリック・トレダノ、オリヴィエ・ナカシュ【時間】112分


《あらすじ》

舞台は、フランスの首都パリ。パラグライダーの事故による頸椎損傷で、全身麻痺となり、車椅子での生活を余儀なくされたフランスの大富豪フィリップは、秘書のマガリーと共に、新たな介護人を雇う為に邸宅で、介護候補者の面接を行います。そこに、失業保険の不合格の証明サイン目的で現れたのがスラム出身の黒人青年ドリス。

気難しい性格から、他の候補者が気に入らなかったフィリップは、介護や看護の資格も経験も無い、ドリスの素直な面に惹かれ、周囲の反対を押し切って仮雇用することにします。試験期間として1ヶ月間フィリップの介護人として働くことになったドリスは、彼の豪邸で自分専用のトイレ・バス付きの部屋を充てがわれ、昨日までの自分とは真逆の生活に大喜びしました。

ドリスの仕事ぶりは少々雑でしたが、フィリップは自分を病人としてではなく、一人の人間として扱ってくれる彼と、次第に親しくなっていきます。働き始めて1ヶ月後、フィリップはドリスを信頼して本採用を決めます。

ここから、身分も、富も、性格も、何もかもが違う2人の、愉快で、奇妙で、かつ心温まる友情物語が始まります。


※これより先は、ネタバレ要素を含みます。






《見どころ》

⚫︎始まりが終わり??

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まず最初の見どころは、映画が始まってすぐのシーンです。映し出されるのは、イタリアの高級車“マセラティ”を運転するドリスと、助手席には映画のポスターイメージとはまるで別人の、ホームレスのような髭を蓄えたフィリップの姿。ドリスの運転する車は、180km/hものスピードを出しながらイタリアの街を爆走します!!!二人の後を追うはパトカー!?と、なんとも緊迫した空気。パトカーから逃げ切れるかどうかに200ユーロ賭けた二人は見事な協力プレーによって警察を振り切ります。

ここで、場面のムードは一気に明るくなり、ノリノリでフランスの夜をかける二人。フィリップがヒゲモジャな理由も、二人がパトカーに追われている理由も、このシーンの謎は映画を見終わってからきっと理解ができると思います!

⚫︎特別扱いこそ差別?

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本作では健常者と障がい者というテーマにも切り込んでいます。フィリップが外出する際、ワゴン車の荷台部分に車いすごと載せているのを見たドリスは、「そんな馬みたいに運ぶのか!?」と疑問を投げかけます。フィリップを荷物みたいに扱いたくないドリスは、フィリップも、他の人と同じように車の座席に腰掛けるべき人間だと思い、あえて車椅子に対応していない高級車に乗り変えるのでした。

多くの人が優しい気遣いからか、障がいを抱える人を特別に扱おうとします。でも当の本人がそうしてほしいとは限りません。実際に、フィリップは自分のことを特別扱いしないドリスの人間性にだんだんと魅力を感じていきます。

⚫︎あくまでもコメディ映画

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『最強のふたり』は、上で話してきた、健常者と障がい者の関係性を堅苦しく伝えるだけの作品ではなく、あくまでもコメディ映画です。ただ楽しんで見る分にはとても愉快な作品なのです。テンションの高いドリスと生真面目な性格のフィリップが展開する会話には、そこかしこにジョークが含まれており、それはブラックなものから政治的な皮肉、下ネタなどバリエーションもさまざまです。

例えば、ドリスの食べているチョコレートをフィリップが欲しいと言うと、「このチョコレートは健常者用だ」とジョークを言います。かなりブラックなジョークです。さらにフィリップのこれまでの苦しい事情を聞いたドリスは「俺なら自殺するね」とまで。フィリップはそれに対して「障がい者にはそれも難しい」と返します。コメディとは思えないような会話ですね。


《高校生なりのまとめ》

障がい者と健常者、大富豪とスラム出身、生真面目なフィリップとテンションの高いドリス、このふたりの間には、様々な対比があるにもかかわらず物語が進むにつれ、友情が芽生えていきます。

お互いにないものばかり持ち合わせていても二人は、それを悩んだり妬んだりすることはありません。自分に無いものではなく、自分にあるものは何か、自分に何か無くて果たして不幸なのか。普段は考えることのない、そういったことを考えさせてくれました。

そもそも、笑いにかえる事が難しそうなテーマの作品ですが、見ていて全く嫌な気持ちになることは無く、最高に笑えて、最高に感動する映画です!

“最強のふたりが起こす最高の奇跡”


『面白そうだな」って思ったら、予告編からで良いので、ぜひ一度観てみてください!


親切に最後まで読んで下さり、ありがとうございました。

次回もお楽しみに!


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