モン太郎

モン太郎

最近の記事

もう勝手にしてくれ人生

 久しぶりに、疲れちゃいましたー。結構身体的に眠くて、最近ヘニャヘニャです。人多い大学にも疲れてきたところです。流石にちょっと休みたいなってところですが、行きたい授業多くて中々そんなタイミングもなくって感じです。  あ、違う。身体的にじゃなく精神的にかもしれない。だから体も疲れてるんだろう。結構ショックなことがあったのでそれですね。「あらー、そうですかぁ」って落ち込みながら、運動してなんとか持ち堪えました。でもそれの余波が大きくて、まだ元気にはなりきれてないっぽいです。ほん

    • もはや日記2

       夜のパソコンの光ってなんでこんな眩しいんだ。続編は大抵面白くないってよく聞きますが、日記だけはなんぼ続いてもいいと思います。これは決して、眠れないからとnoteを書き始めてしまう事の言い訳ではありません。はい。決して。  まあ先述の通り、眠れないので書き始めてしまいました。こんばんはみなさん。まだ3時過ぎで油断してますが、この時期は4時前には明るくなるので怖いものです。前回、つまり「もはや日記」で何を書いたか全く覚えていませんので、今夜も適当に。僕の両手の指が赴くままに言葉

      • 初生ヒーロー

         ヒーローが好きだった。まさしく男の子をしていたから、毎週日曜日は仮面ライダーが始まる時間の8時半ちょっと前に起きて、リアルタイムで見ていた。めちゃくちゃ熱心に見ていた。そんな僕はある日、父からヒーローショーを見に行こうと提案された。 「え?仮面ライダーに会えるの?」 大感動である。握手してほしい。    そんなこんなで、僕はどこかのショッピングモールで開催されたヒーローショーで生ヒーローデビューをしたのだ。当時放送していた『仮面ライダーディケイド』が主役だった。司会のお姉さ

        • もはや日記

           眠れない日はこうしてパソコンの前で、オフィスチェアに胡座をかく。背もたれがちょっとギシギシいうのが良い。そして、文章を書き始める。あぐらと文章は別にかけてないよ。たまたまだよ。むしろこっちのかけてないの方がかけてる。書き始めでこのクオリティ、今日も絶好調である。  色々あってから、日記の気持ちでnoteを書こうかなって思ったけど、夢中になれることが多くて、全然日記どころじゃなかった。最近は、こんな感じのこと書こうかなって決まったものを書いていたから、何も考えずに書き始める

        もう勝手にしてくれ人生

          そういえば0地点

           今寝れない人、涙が止まらない人、とにかく辛い人、なんとなく不安がある人。分かるよ、なーんとなく胸に違和感があるよね。分かんないのに焦ったり怖くなったりしちゃうよね。思えばそんなあなたを助けたくて、文芸学科に入ったのでした。僕も今似たような状態です。だから、書こうと思ったんです。せっかく一緒のところにいるんだから。  上で散々メソメソしたので、今からはちょっとだけかっこつけますね。僕は感情の整理とかコントロールとかメンタル管理系が結構上手い方だと思います。特に日中は心にめち

          そういえば0地点

          思い出って戻りたいのこと

           今日はとてもいい日だった。久しぶりにぐっすり眠れて、起きたのは昼前。そこから一時間ほどベッドでゴロゴロして、やらなきゃいけなかったことの一つであるパスポート申請を市役所でしてきた。市役所でそんなことできるようになったんだね。十年前は、わざわざ谷町まで行って手続きをしなきゃならなかった。    家に帰ってご飯も食べた。それからふうと一息ついても、太陽はまだ高く、今日を終えるには早すぎる時間だった。僕はまだまだ現役で着れる高校時代の体操服を着て、家の前の公園に駆け出した。とにか

          思い出って戻りたいのこと

          少し不思議

           エレベーターの扉が開くと同時に、ポップコーンのキャラメルの匂いが鼻から肺までを一気に満たした。映画館に来たのは半年ぶりくらい、やっぱこれだなって思った。暗さも、途端に静かに感じるロビーも、床の絨毯を踏み締める感覚も最高だった。  前章後章に分かれた映画を観ることにしたのは初めてかもしれない。今日観たのは前章のみだ。突然東京の上空に未確認飛行物体が現れ、世界がやばいことになる話だ。「ドラえもん」にめちゃくちゃ似せたオマージュキャラもいて、かなりヘンテコな物語だったけど、とて

          僕は愛とここにいる

           不規則な時計の秒針のように、雨が地面を叩く音がする。横になった自分に打ち付けられているような感じがして心地いい。眠れない夜に雨は不可欠だ。静かな雨は寄り添ってくれるし、うるさい雨は何もかもを掻き消してくれる。今まで何本か雨のお話を書いてきたけど、それでも飽きないくらい雨を書くのが好きなのだ。  僕は色んな人に愛されている実感を持って生きている。これを読んでくれているあなたもきっと、僕に幾らかの愛をくれているだろう。とても助けられる毎日である。ありがとうだ。こちらこそ愛してる

          僕は愛とここにいる

          全方位に助けられてる

           夜は本当にダメだ。勝手に悩み過ぎてしまう。いろんなことに後悔したり葛藤したりして、そこから逃げるようにスマホに手を伸ばす。こうなると大変だ。眠れないフィーバータイムの始まりだ。SNSを見ていれば外は明るくなっている。しかもこういう時に見るSNSの内容は決まって○○の名言とか、○○相談とか、そういうものだ。感傷的になってしまう。センチメンタルな気分だ。  しかし今夜、ついにSNSのフィーバータイムに突入せずに済んだ。こうやって文章に昇華しようとしている。えらいぞ文芸学科生。今

          全方位に助けられてる

          最後出汁かけるらしいけどそのまんま食ったった

           久しぶりに文字を書こうと思って今、お風呂にお湯が溜まるまでの時間をひたすら文章に使おうとしています。タイピングってこんなに難しかったっけ。  そういえば最近、御堂筋線でポロポロ泣いたことがありました。あんまり理由ってものはなくて、ただ自然の摂理のように。人間の体とはそういうもので時々泣いてしまうものだと思うのです。積もり積もった雪がある日突然落ちるみたいに、咲き終わった花が散るように、そういうものだと思います。  こぼれかけていた何かがやっと目に見える形で出た。自分がちゃん

          最後出汁かけるらしいけどそのまんま食ったった

          さよならと一緒に

           駅から降りた通学路にある葬儀場、毎朝その側を歩く高校生活だった。時々霊柩車と親族用のバスが停まっていて、そんな日は気のせいか、微かに線香の匂いがした。    丁寧に手紙で案内が届いて、行くか行かないか迷いに迷った高校の同窓会。残っていた数少ないLINEグループの一つに「みんな行く?」と尋ねると、案外みんな参加に前向きだった。  同級生がどんな変化をしているのかの楽しみと、誰も自分を歓迎してくれなかったらどうしようという不安の半々で迎えた当日。いつもよりヘッドホンの音量を二つ

          さよならと一緒に

          暖冬

           外の音が聞こえなくて、会場の客席の話し声が響かず、一つの音として存在する空間は久しぶりだった。ナマのエンタメに会いにきた、そんな感じがした。    初めて学内公演を見た。舞台芸術学科、演技演出コースの公演。同期のみんなの公演だからな、そんな気持ちで3限の出席だけを済ませてホールに来たのだ。題名は『親守り子守り歌』 1970年代に起きた、コインロッカーベイビーなどの子殺し事件をテーマにした作品と聞いていたから、結構暗い雰囲気の公演なのだと思っていた。でも、それは違った。会場が

          帰ってきたよ

           いつも泣きそうになる秋の始まり、それに出会えるのはまた来年だ。家を出ようと握ったドアノブすら冷たくなっていた。 「今日は?帰ってくる?」  掃除機をかけながら、間も無く二十歳になる僕にそう声をかけた。 「うん」  ぶっきらぼうに答えて、僕は家を出た。外気が一気に入り込んできて、すぐにジャケットの首元のボタンを閉めた。季節が変わると、過去の「今頃」を振り返りたくなる。  昨年の十一月十一日、僕は「すずめの戸締まり」を公開初日に見に行っていた。僕こだわりの、梅田にある大きなシ

          帰ってきたよ

          壺 後編

          「ここで死んだ幽霊かな」 「バカ言え、誰かが怖い夢でも見て飛び起きたんだろ」 「怪談話大会でもしてたんじゃねえか」  口々に考察が話され、食堂中が騒がしくなった。看守はその喧しい騒動について何も言わず、ただ早く食べろとしか言わなかった。 「やっぱなんか怪しいよな」 井上が小声で聞いてきた。箸には一口齧られた鮭が掴まれている。 「怪しいとは思うけど、俺たちはそんなことを気にしている場合じゃないだろ」 ここの鮭は少し味が濃いが、飯が進んで満足感がある。 「情報は多くあった方が

          壺 (前編)

           薄汚れた換気口の通路を、音を立てないように進む。どちらが上か分からなくなりそうなくらい狭い通路だが、幸いネズミが何匹もいたからそんな心配をしなくて済んだ。排気口の穴から看守たちの声が聞こえるたび、心臓をギュッと掴まれたような気分になった。夕食で食べたオムライスが小さくて、もう空腹を感じる。  看守たちの声が遠くなり、そこにあるのは自分の囚人服が擦れる音と呼吸の音だけだった。それから一分ほど進むと行き止まりに当たった。 「ここもダメか」  思わず声に出た。その行き止まりにも、

          壺 (前編)

          煌めきは一瞬

           音を物理的に感じるのは久しぶりだった。目の前の夜空が華やかに彩られるたび、少し遅れてやってくる炸裂音に胸が打たれる。 「わぁ」 「すごーい」  周りの観客もそれぞれに感動を漏らしてしまうほどに、美しい瞬間が幾度も訪れた。打ち上がる一筋の光、それが弾けて一瞬、花が開く。そのあとはもう、夜空に飲み込まれてしまうだけ。その様子は少し寂しく見えてしまう。   歓声の中、後ろから赤ちゃんのぐずる声が聞こえてきた。母親に抱かれながら、その母親の漏らす歓声に嫌気を感じているようだった。

          煌めきは一瞬