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問題を起こした企業の商品を買い続ける民主主義が根付かない日本

さらっと簡潔に書きます。
日本には問題を起こした企業の商品を平気で買い続ける文化があります。
これは、行政を信じ込む国民の怠惰な性格が原因かもしれません。

身近な問題に関心を持たず、お役所任せ。
まあ、本来、行政というのは民主主義によってそういう機能を担わされてるわけで、行政を信じることは決して悪い事ではないのかもしれません。

しかし、民主主義というのは成立過程から非常に胡散臭いシステムで、そのことについては過去記事で何度か言及しました。
簡単にふりかえると、民主主義は国民が身近な問題に関心を持ってないと成立しないシステムです。逆に言うと、国民から関心を奪えば、国を乗っ取ることが出来ます。

さて、過去にアスベスト入りのマットを売っていた企業が問題になりましたが、わたしはその後、一回もこの企業で買い物をしていません。
わたしは、問題を起こした企業のモノは買わない(かなり重大な問題に限る)、業界で最大手の商品は極力避ける、ということにしています。
といっても厳しく徹底してるわけではなく、なんとなく意識していているくらいです。
個人として今ある社会を良くしていくために何が出来るか、という観点からわたしがそうしているだけです。選挙に行くだけが民主主義において可能な個人の権利の行使ではないと思います。

ゲノム編集真鯛を開発した企業の回転ずしには絶対に行きません。
これは、どういう未来を正しいと考えるか、という観点が私のものと異なるからです。

まとめると、

・問題を起こした企業の商品は買わない
・業界で最大手の商品は極力避ける
・自分が思い描く未来観点から商品を選ぶ

です。

日本人には無責任な人が多いと思います。
これは認知バイアスが原因であったり、ベネディクトも指摘しているような縁故社会が原因であったりすると思います。
「牛丼シャブ漬け」手法は味覚が保守的(食べなれたものを美味しいと感じる)だという認知バイアスを応用したマーケティング手法で、同様の手法はあらゆる企業活動の場面で応用されています。
一企業の問題や個人の資質の問題ではないのです。

認知バイアスに付け込まれて家畜化されてしまった皆さんにこんな話してもしようがないと思いますが、身近なことからコツコツと社会にコミットしていってもらわなければ、わたしも巻き込まれてしまうので迷惑なのです。なので、ときどきこんな記事を書いてしまいます。

最後に未来志向でもう一つ重要な視点を付け加えるなら、怠惰だとか認知アイアスに陥りやすいとう性質は、国民の性格でもありますので、そういう性格を変えられないなら、逆転の発想で、そういう国民性にフィットした社会システムを模索する必要があると思います。

おわり

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