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名言より学ぶvol.7 「遠くの親類より近くの他人」

遠方にいる親類よりも近隣にいる他人の方が頼りになる。 また、疎遠な親類
よりも親密な他人のほうが助けになる、という意味です。

でもこれは昭和のメンタリティで、この令和の時代には少々無理がある気がします。

「遠くの親類も近所の他人も皆関係なく疎遠であてにはならない!」などと言ってしまうとそれでオシマイになってしまうかも知れませんが、今は極端に周囲との同調や連携を嫌う風潮であふれている感じがします。

その昔、自分が幼少から少年だった時代は本当に近所には仲のよい友人がいてまた隣近所の家には簡単に入れたような気がします。

調味料の貸し借りや近所の方々より御裾分けがあったり食事をごちそうになったりは別に珍しいことではありませんでした。

田舎に行けばもう行き来が激しいというより家の中に近所の人がいても何も
驚きもしませんでしたが・・・なんて話をすれば若い衆には怪訝な表情をされます。

まだ昭和体験の方々がいるうちは何とか付いていけそうではありますが、平成生まれ以降の方々のみだったらトンデモイナイことのような気がします。

血縁関係にある親類よりも、物理的な距離が近い他人の方が頼りになる、ということだから、この諺は「距離」の重要性を示唆したものといえる。

実際、ビジネスパーソンにとっては、付き合いの深さで考えれば遠方に住んでいる親類よりも、日々職場で顔を合わせている同じ職場の先輩後輩、同僚や、住居の近隣のコミュニティで関わる人たちの方が、よほどお互いのことを知っていて、いざという時には助けになると思います。

ビジネスの世界ではもう「距離」の問題はそれほど大きなアドバンテージではないのかも知れませんが、でもコンタクト一つでもリアル面談とリモートでは全く違いますので実際どの位直接接しているか否かは大きな違いを生みます。

核家族化が進み季節の実家や本家への墓参り等も習慣化が薄れている今、直接接する行為は嬉しいより迷惑の方向に見られがちではないでしょうか?

天変地異の災害や事件事故があると途端に周囲との協調、共存共栄が叫ばれ
たりはしますが、普段から接する行為をもっとより多く設けるべきだと思います。

皆様極端に個人主義に走り周囲との関係を断たれる方向に行かれますが
それって危険です、人は一人では生きて行けませんので・・・。

遠縁や遠方に住む親せきやお隣の住人等々、関わりのある方々とは是非
フレンドイーに楽しく接して行きたいものであります!

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