Tokolosi

書く内容も書くタイミングもバラバラですが、私の気まぐれな文章が誰かに読まれて何かのきっ…

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書く内容も書くタイミングもバラバラですが、私の気まぐれな文章が誰かに読まれて何かのきっかけになってくれたら嬉しいな。

最近の記事

あの悪夢が進化して戻ってきた?

今朝目覚めてしばらくの間、原因不明の憂鬱に包まれていた。昨日何か嫌なことがあっただろうか?今日これから何かしんどい作業が予定されているんだっけ?と色々思いを巡らしても何もピンとこない。ぐるぐる考え続けてようやく気づいた。明け方見た夢だ。 明日から大学の期末試験なのに全く準備ができていず、確実に落第する、どうしよう?!という内容の悪夢は30年以上繰り返し睡眠中の私を襲い続けてきた。目覚めた瞬間「今のは夢だ、現実の私は無事大学を卒業できている」と何度ベッドの上で安堵した事だろう

    • チアリーダーになりたい!女性の心理

      昨日は朝から晩まで1日テレビの前で過ごしてしまった。 原因は先月Netflixがリリースしたばかりの七話完結ドキュメンタリーシリーズ  America's Sweethearts:Dallas Cowboy Cheerleaders NFL(アメリカのプロフットボールリーグ)の中でも最もアイコニックなチームの一つであるダラス・カウボーイズ。実際にプレイする選手同様注目されるチーム専属のチアリーダーたちに焦点を当てた番組。 まずは、そもそもなんでここまでしてDCC(ダラス・

      • くおりてぃ・おぶ・らいふ

        昨日は母と母のお友達のマリちゃんが我が家にランチを食べにやって来た。2人は高校時代のクラスメートだから60年以上のつきあいになる。 ランチがひと通り終わり、夫と私がキッチンで後片付けをしていると、2人はそれぞれがつきあいのある高校時代の他のクラスメートの近況を確認しあって穏やかに会話を楽しんでいたのだが、そんな2人の会話のバックに何か金属的な雑音も聞こえてきた。 「これは何の音だ?」と不思議がる夫に、母がすかさず「マリちゃんの補聴器がハウリングしているのよ。」と説明した。

        • 本とのめぐりあい

          Elisa GabbertのAny Person is the Only Self 今この本を読んでいる。Elisa Gabbertはアメリカ、コロラド州在住の詩人でエッセイスト。 今年の6月に出版されたばかりのこのエッセイ集は本にまつわるものばかり。大の読書家である著者が独特の切り口から本や作家について書いている。 Elisa Gabbertという作家を初めて知ったのはOtherpplというポッドキャストに彼女がゲスト出演した時だ。 以前私は東京の郊外から都心まで毎朝毎

        あの悪夢が進化して戻ってきた?

          ニューヨークタイムズが選ぶ21世紀のベスト100冊(Part 4)

          21世紀もちょうど4分の1が過ぎた時点でニューヨークタイムズが文学界の著名人に行ったアンケート調査結果をまとめた21世紀のベスト100冊。その中から自分が読んだことある16冊について、どうでも良い話も少し織り交ぜながらコメントしてみた。 9位 Kazuro IshiguroのNever Let Me Go この作家の作品の中ではRemains of the Dayが一番好きだ。次いでこの作品。一番最近発表されたKlara and the Sunはあまり入り込めなかった。よ

          ニューヨークタイムズが選ぶ21世紀のベスト100冊(Part 4)

          ニューヨークタイムズが選ぶ21世紀のベスト100冊(Part 3)

          ニューヨークタイムズが文学界の著名人503人に向け行った21世紀のベスト100冊のアンケート結果(実際のアンケートではそれぞれの回答者に21世紀のベスト10冊を挙げてもらい、それらを集計してベスト100冊をリストにしたもの)から自分が読んだことある16冊をピックアップして、少しずつコメントを加えてみた。今回がPart3。 24位 Richard PowersのThe Overstory この本の主役は樹木。地球が直面する森林破壊の問題を読みごたえある文学作品に仕上げている。

          ニューヨークタイムズが選ぶ21世紀のベスト100冊(Part 3)

          ニューヨークタイムズが選ぶ21世紀のベスト100冊(Part 2)

          ニューヨークタイムズが文学界の著名人503人に対して行った21世紀のベスト100冊というアンケート調査の結果から自分が読んだことある16冊を拾って並べてみた。今回はそのPart 2。 50位 Hernan DiazのTrust この本はAmazonが私の購入履歴をもとに薦めてくれた本だ。Amazonのロボットが選ぶものにははたまにとんでもないハズレがあるがこれは大当たりだった。本好きなくせに読んだ本のあらすじや内容をすぐに忘れてしまうのが私の悪いくせ。人に勧めるにも「面白か

          ニューヨークタイムズが選ぶ21世紀のベスト100冊(Part 2)

          ニューヨークタイムズが選ぶ21世紀のベスト100冊(Part 1)

          タイトルにある記事を読書家の友人が共有してくれた。21世紀も25年目に入り、ニューヨークタイムズは503人の小説家、ノンフィクションライター、詩人、批評家、やその他文学界に於ける著名人503人に今世紀に入って出版された書籍のベスト100冊を問うアンケートを実施し、その結果を公表している。 ざっとリストに目を通して自分が読んだ事ある本が何冊入っているか確認してみたところ、途中で投げ出したものも入れると16冊あった: 98位 Ann PatcettのBel Canto この本

          ニューヨークタイムズが選ぶ21世紀のベスト100冊(Part 1)

          老犬を抱いて本の墓場を行く

          そんな不思議な夢を見た。まるでゴミ捨て場のゴミの山のように、見渡す限り色褪せた古本が堆く積み上げられている中をブルブル震える老犬を抱いて歩いていた。犬種はビーグル犬だったと思う。老犬は私の腕を逃れて本の墓場を自由に歩き回りたがったが、私は犬を逃すまいと一層強く抱きしめた。ただそれだけの夢。その夢の中にいる間も目覚めた直後も澱のような冷たい哀しみを腹の底に感じた。 私は滅多に夢を見ない。覚えていないと言った方が正しいのかもしれないが、覚えていたとしてもすごく現実的なつまらない

          老犬を抱いて本の墓場を行く

          5年前の今日

          またもや書く題材が思いつかず、ヒントを得ようとスマホに保存している写真を過去に遡ってひたすらスクロールし、この写真に行き当たった。 2019年7月13日、つまり5年前の今日、私はこの写真を撮ったらしい。この日に撮った写真はこれだけだった。一体これはどこで撮ったものだろうと思い、急須の下あたりに見えるお盆に彫られた刻印を拡大してみると「一保堂」とある。東京丸の内にある一保堂茶舗内の喫茶室嘉木だ。 そこまでわかれば母と銀ブラした際に立ち寄った時だとピンと来た。流石にこの時母と

          5年前の今日

          こんな日もあるさ

          書く題材は無くもないが、何度も書き出してみてはなんだかしっくり来なくて中断し、時間はどんどん過ぎていく。 こんな日は無理に書かなくてもいいのかもしれない。外の天気も曇り空。気分が優れないわけでもないが、気分が乗ってこない。ただ漠然と頭に浮かんでは消える事柄の数々についてぼんやりと思いに耽りたい。 昨夜の夢に出てきた友に連絡してみよう。内容は忘れてしまったけど夢に出て来たよと。 最近引き受けた通訳や翻訳のバイト料の請求をそろそろしないとな。どうもお金をいただく段になると消

          こんな日もあるさ

          マイナス

          今朝は久々に書きたい事がなかなか思いつかない。5時半に目覚めてから既に1時間が経過。5時から7時の間の2時間で何かを書き上げるという暗黙のルールをゆるーくではあるが自分に課している。 実際は昨夜、明日はこれについて書こうと既に決めていた題材はあった。と一旦は過去形にしたがそのまま予定していた題材を採用することにする。 我が家の庭の人工芝を本物の芝に植え替えてから2週間、我々の目からみてもまぁまぁ順調に定着していると判断している。 昨日の夕方、庭で植物の手入れをしていた夫

          マイナス

          大阪で喋り倒れ

          いつもは5時起きでnoteにアップする文章を書き始めるところ、今朝は目覚めたら既に6時半!昨日は朝から晩まで友と喋りまくったので流石に疲れが出たのだろうか。私はどちらかというとおしゃべりな方ではではないので日頃使っていない喋り脳がフル回転で作動しオーバーヒートしたのかもしれない。 せっかく大阪に来たのだから少し観光すればいいところをひたすら喋りまくった。 藤田美術館で抹茶と可愛いお団子のセットをいただきながら 京阪京橋駅前のカフェ、実身美(サンミ)でランチを食べながら

          大阪で喋り倒れ

          縁は異なもの味なもの

          普段はアムステルダムに住んでいる友達が一時帰国して滞在している大阪までやってきた。 「アムステルダムまで行ってこいとはなかなか言えないから今のうちにたくさん会っておけ」と送り出してくれた夫に感謝。 この友達とは大学時代に知り合ったので、途中20年以上疎遠になっていた時期はあるものの、既に30年以上の付き合いになる。疎遠になっていた20年の間に彼女はアムステルダムで仕事に就き、彼の地で結婚し、2人の男の子を立派に育て上げていた。 不思議なのは途中疎遠になったのにも特に理由

          縁は異なもの味なもの

          インスピレーション

          我が家のリビングからは 目の前を流れる川に架けられた 歩行者用の橋がよく見える。 橋を渡る人々もよく見える。 こちらからあちらへ渡っていく人々、 あちらからこちらへ渡ってくる人々、 犬を連れた飼い主たち、 学校の行き帰りの小学生たち、 バス停に向かう通勤通学途中の男女、 スーパーに買い物に行く主婦、 川に生息する鳥たちを撮影する写真家、 特に用事もなく散歩を楽しむ老夫婦、 朝から晩まで眺めていて飽きない。 橋を渡るレギュラーメンバーの中に 夫が勝手にインスピレーションと

          インスピレーション

          ヴァージニア・ウルフが言うには「リズムがすべて」

          ヴァージニア・ウルフは愛人で同じく作家であるヴィタ・サックヴィル=ウェストに宛てた手紙(1926年3月16日)の中でこう書いている: Style is a very simple matter: it is all rhythm. Once you get that, you can't use the wrong words. (スタイルはとてもシンプルなこと:リズムがすべて。それさえ押さえれば誤まった言葉や表現を選択する事はあり得ない。 -筆者訳) 文章のスタイルを

          ヴァージニア・ウルフが言うには「リズムがすべて」