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5年前の今日

またもや書く題材が思いつかず、ヒントを得ようとスマホに保存している写真を過去に遡ってひたすらスクロールし、この写真に行き当たった。

2019年7月13日、つまり5年前の今日、私はこの写真を撮ったらしい。この日に撮った写真はこれだけだった。一体これはどこで撮ったものだろうと思い、急須の下あたりに見えるお盆に彫られた刻印を拡大してみると「一保堂」とある。東京丸の内にある一保堂茶舗内の喫茶室嘉木だ。

そこまでわかれば母と銀ブラした際に立ち寄った時だとピンと来た。流石にこの時母と交わした会話の具体的な中身までは思い出せないが、大体どんな内容だったかは推測できる。

当時アメリカで暮らしていた夫と生活を共にすることを決めたのがちょうど2019年の6月頃だったので、年末の渡米に向けてのあれこれを話し合っていたのではないかと思う。

山口百恵のヒット曲「秋桜」の状況だ。昭和を知らない世代にとっては『なんのこっちゃ?』だろうが、これを機にこの昭和の名曲をストリーミングして聴いてみて欲しい。さて、私は当時既に50を過ぎていたのでこの歌に描かれているような初々しい花嫁ではなかったかもしれない。

夫との出会いは2007年。一緒に暮らすようになったのは2019年の年末。間の12年の歳月には色々な事があった。この前我が家に遊びに来た友人が私の現状を見て涙を流して喜んでくれる程に。

明日嫁ぐ私に苦労はしても
笑い話に時が変えるよ
心配いらないと笑った
      (さだまさし作詞 秋桜より)

夫との関係に於いては、歌の歌詞にある「苦労」(と呼べるほどのものではないかもしれないが)を嫁ぐ前の12年間で既に大方済ましているので時を待たずに笑い話となっている。

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