伊豆のジビエを味わってきた
現代版 伊豆の踊子の冒頭を妄想
カーブの見える国道414号。天城峠をバイクで登ってくると天からのシャワーが杉林を白く染め、背後からついてくる。
いずっぱこ満喫1DAYフリーパス
今回は、「いずっぱこ満喫1DAYフリーパス」を利用して伊豆箱根鉄道駿豆線で三島から終点修善寺まで行きました。「いずっぱこ満喫1DAYフリーパス」は駿豆線全線1日乗り放題+指定の施設で使えるクーポン券で1000円。三島駅から修善寺駅まで片道520円のため、往復だけでもお得ですが、クーポン券を利用することによって480〜570円もさらにお得になります。2023年2月5日まで開催中。
伊豆箱根鉄道駿豆線は、伊豆半島の真ん中を三島から修善寺まで南北に縦断する全駅13駅、全長19.8kmの路線。沿線には、三嶋大社、韮山反射炉など観光スポットも数多くあります。
伊豆のジビエ
ジビエとは、狩猟によってとった野生の鳥獣の肉のこと。伊豆ではシカとイノシシが主に捕獲され食べられています。
シカは、低脂肪高タンパク+鉄分で貧血防止の効果、イノシシは低カロリー高タンパク+ビタミンBで疲労回復の効果が期待されています。
イノシシは昔から天城地区で食べられていました。白菜、ネギなどの野菜、豆腐を味噌味で煮込んだ伝統的な鍋料理が名物です。
今回は、伊豆のジビエを味わうために修善寺へ行きました。
イズシカ
今回訪れたお店は、修善寺駅南口から徒歩で直進して2分の場所にある割烹四季。伊豆の里の恵み御膳をいただきました。2090円(税込)
ジビエはクセがあるイメージを抱く方が多いと思います。しかし、食べてみると臭みやクセを感じさせません。その秘密は、伊豆市食肉加工センター イズシカ問屋が開発した管理システムと低温熟成。イズシカ問屋は2011年、急増して農作物の食害を招くシカを狩って、その鹿肉を伊豆市の新たな名物として商品化させるために誕生しました。
イズシカのおいしさの秘密
特定の研修を受けた猟師がシカを捕獲してから4時間以内にイズシカ問屋へ運びます。素早く皮むき、血抜きと内臓摘出させ、洗浄殺菌します。そして、低温の熟成庫で7〜10日間熟成させることによって旨味を引き出します。捕獲してから熟成庫に運ばれるまで最大4時間半程度で行われるスピード技です。
伊豆の里の恵み御膳
イズシカをロースカツ、時雨煮、玉子焼きで味わえます。クセ、臭いが全くなくロースなのに低脂肪でさっぱりしています。まさに、ヒレ肉を食べている感覚。時雨煮も鉄分豊富な赤身に味がよく染み込み、ご飯に合います。さらに、卵焼きにも鹿肉が入っており、卵だけでは出ない旨味を感じます。
他に、伊豆名産のワサビと椎茸を使用しているお浸しもあります。ほのかにわさびがツーンとしますが、涙が出るほどではなく爽やかです。
一つの定食で伊豆の山の幸を味わうことができるのでオススメです。
伊豆の海の幸について、下記をお読みください。(たびてくが初めて投稿した記事(一部加筆あり))
伊豆は、キンメダイ、イセエビ、タカアシガニなど海の幸が豊富と思われがちですが、ワサビ、シイタケ、ジビエなど山の幸も豊富です。温泉とともに、ジビエを味わう旅もおすすめです。
まとめ
伊豆半島中部では、山の幸が豊富。今回は、イズシカをいただきました。イズシカは徹底的な管理と低温熟成によってジビエ特有のクセがなく、ロース肉でもヒレ肉のように脂肪が少なく、さっぱりとしています。
今回は、修善寺から徒歩2分の所にある「割烹四季」で「伊豆の里の恵み御膳」をいただきました。
東海道線から修善寺へは伊豆箱根鉄道駿豆線で三島駅から40分。2023年2月5日(日)まで「いずっぱこ満喫1DAYフリーパス」が利用できます。「いずっぱこ満喫1DAYフリーパス」の特典は駿豆線1日乗り放題+指定の店舗で使えるクーポン。
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