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山梨県で武田スポット巡りしてきた



今回紹介するスポット

  1. 武田神社

  2. 甲斐善光寺

  3. 恵林寺

  4. 新府城

武田氏

 山梨県で有名な戦国武将といえば、武田信玄。武田氏は、平安時代、源義清、清光親子が甲斐国に入ったことがきっかけで誕生した甲斐源氏がルーツ。源義清は常陸国那珂郡武田郷(現在のひたちなか市武田)をもっており、地名から武田を名乗りました。鎌倉時代、義清の4代目の子孫にあたる源信義が巨摩郡武田郷(現在の山梨県韮崎市神山町武田)に住み、再び武田氏になりました。源頼朝が信頼していた武田一族がルーツ。後鳥羽上皇が幕府に対して仕掛けた承久の乱で活躍し、安芸国(広島県)に領地をもらいましたが、南北朝時代、守護大名として甲斐に戻りました。武田信虎が守護大名から戦国大名に名乗りをあげて甲斐国を統一しました。信虎の息子、信玄の代に信濃など支配し、武田氏繁栄のピークを迎えました。しかし、息子の勝頼の代で滅亡しました。
 2023年4月12日は武田信玄没後450年の日。山梨県にある武田氏ゆかりの地を訪問しました。

武田神社

 甲府駅北口から徒歩30分、バスで10分(武田神社バス停下車)片道190円の場所にある神社。
 武田神社のある場所は戦国時代、武田氏の拠点である躑躅ヶ崎館が存在しました。武田信虎から勝頼の3代にわたって自宅兼甲斐国の政治の中心として利用されていました。当時の堀、石垣が今も残っています。
 1919年、武田信玄を祀っている神社として創建されました。勝負運、商売繁盛、家内安全祈願のご利益があります。最強の戦国武将といわれ、甲斐の経済、インフラ整備に多大な貢献をした武田信玄にあやかり、初詣だけではなく勝負事、商売繁盛のご利益を受けるために参拝する方が多いです。
 武田神社の境内にある宝物殿には、「風林火山」で有名な孫氏の旗、戦国時代の刀、鎧がありました。さらに、掛け軸など江戸時代から武田信玄の人気が伝わる展示も必見です。

武田神社本殿
武田神社神楽殿

武田神社
受付時間 9:00~16:00(受付は16:30まで)
アクセス JR甲府駅から徒歩30分、バス10分

武田神社宝物殿
開館時間 9:30~16:00
入場料  高校生以上300円、小中学生150円
休館日  水曜日、年末年始
アクセス 武田神社境内

甲斐善光寺

 JR身延線善光寺駅から徒歩7分、中央本線酒折駅から徒歩15分のところにあります。武田信玄は信仰深く、隣国の信濃にあった諏訪大社、善光寺を信仰しました。川中島の合戦で善光寺が戦火による焼失することを恐れて阿弥陀如来像など仏像、宝物を甲斐に持ち込み、避難場所として1558年に建てられました。前立仏という、決して普段公開されることのない極秘の仏様の身代わりとして安置されている仏像を本尊としています。
 金堂と山門は国宝に指定されています。朱色の巨大な金堂は、東西約38m、南北約23m、高さ約26mもあり、東日本最大級の木造建築物です。本堂の天井には、巨大な龍が二匹描かれていました。吊り天井となっており、手をたたくと共鳴によって本堂内に響きます。これを鳴き龍と呼びます。
 長野市にある善光寺と同様に、は年に1度行われる御開帳、暗闇の中を進み、鍵に触れられると来世は極楽浄土に行くことができると言う言い伝えがある戒壇巡りもあります。

甲斐善光寺山門
甲斐善光寺金堂、回向柱

 徒歩3分のところに、「かいてらす」があり、そこではブドウ、桃から甲州印伝、水晶のアクセサリーまで山梨県の特産品が揃っており、お土産を購入する場所としてピッタリでした。レストランもあります。

甲斐善光寺
受付時間 9:00~16:30
拝観料   中学生以上500円、小学生250円
アクセス JR酒折駅から徒歩15分、善光寺駅から徒歩7分

かいてらす
営業時間 10:00~17:00(レストランは21:00まで)
アクセス JR酒折駅、善光寺駅から徒歩15分

 恵林寺

恵林寺

 塩山駅から徒歩1時間、バスで15分。武田信玄の菩薩寺。1330年創建。信玄公墓、武田不動尊(武田信玄がモデル)があることでも有名です。
 三河ヶ原の戦いで徳川家康に勝利し、京都に向けて進軍していた武田信玄。織田信長を倒す予定でしたが、途中で病に倒れ、1573年53歳で亡くなりました。3年の喪服期間の後、恵林寺で葬儀が営まわれ、墓地も作られました。
 武田信玄が自信をモデルにした像を作るように京の職人に頼み、1572年(死去の1年前)に完成したといわれています。黒い不動尊が背景の炎により、大きく浮かび上がり正座で拝むことによってオーラを感じ、背筋が伸び

信玄公宝物殿

 山梨県最古の歴史博物館。恵林寺境内のそばにあります。武田神社の宝物殿に近い展示内容です。孫氏の旗もあります。2階の企画展が見どころで、戦国時代の歴史を知ることのできる宝物殿となっています。

恵林寺
受付時間 8:30~16:30
拝観料   大学生以上500円、小中高生300円
アクセス JR塩山駅南口から西沢渓谷行のバスで15分、恵林寺前下車

信玄公宝物殿
開館時間 8:30~16:30
入場料  大学生以上500円、高校生400円、小中学生100円
休館日  12月~3月の毎週木曜日
アクセス 恵林寺境内

 新府城

桜咲く新府城址

 新府駅から徒歩30分。武田勝頼が築城した武田氏最後の未完の城。長篠の戦いで織田信長、徳川家康軍に敗北した後、築城し始めました。上空から見るとニラの葉のように細長い高台である七里岩の上に築かれ、武田氏のもつ建築技術をおしみなく投入した城です。しかし、織田徳川軍が甲州に侵攻し、武田軍は敗北者天守は現存しません。4月上旬には天守の桜、4月中旬は桃の花のピンク色の絨毯が城下を覆います。新府城の麓に広がる新府桃源郷の春の風景は絶景です。

麓に広がる新府桃源郷

 信玄公祭り

 信玄の命日の4月12日は、恵林寺で開催されます。2019年までは4月最初の金〜日曜日に甲府駅周辺で行われていました。2022年は11月に延期して3年ぶりに開催し、2023年は10月27日(金)~29日(日)に開催します。

参考サイト

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