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東北地方太平洋側で出会った焼きそば

まとめ

  • 福島県浪江町、宮城県仙台市、石巻市に行くと、美味しい焼きそばに出会える。


東北地方の太平洋側は、美味しい海の幸だけではありません。2024年1月に1週間かけて東北地方太平洋側を縦断しました。この記事では、そのときに出会った焼きそばについて、話します。

東北地方太平洋側で出会った焼きそば

なみえ焼きそば

労働者のため、安く満腹になる料理として、1950年代に開発されました。ラードで炒め、豚肉、もやしのみというシンプルな具で価格を抑え、極太麺、濃厚ソースで満腹中枢を刺激させます。

今回は、道の駅なみえのフードコートで食べました。こってりしたソースに絡む極太麺は、モチモチです。シンプルな具材が入ります。途中で、一味をかけて食べます。

麺とソースをお土産で買えば、家でも再現できそうな焼きそばです。1000円払えば、200円のお釣りが戻ってきました。

浪江焼麺大国に認定されているお店では、大堀相馬焼というお皿に盛りつけされて提供しています。大堀相馬焼は、浪江町の南部にある大堀地区で300年間続く伝統の焼物です。2011年の東日本大震災による福島第一原発事故が発生し、浪江町では全域で避難生活を余儀なくされました。2024年、大堀地区で大堀相馬焼が14年ぶりに復活しました。

食べ終えると、九頭の馬が現れます。お皿の縁には、何事も馬九行久ウマクイクと書かれています。縁起がよくなるように込められています。

麻婆焼きそば

仙台市の名物といえば、笹かま、牛タン

多くの方が浮かびそうなこと

と思う方は、多いのではないでしょうか?しかし、仙台の名物は笹かま、牛タンだけではありません。

仙台市の中華料理店で食べられる焼きそばが、麻婆焼きそばです。元々、まかないとして食べられていたものをメニューに取り入れました。

下の麺の部分は、あんかけ焼きそばに近いです。麺に味付けはせず、表面をパリッと香ばしく焼いただけです。上には、麻婆豆腐がのります。上の麻婆豆腐、下の焼きそばはお店によって異なるため、食べ比べも面白いです。

今回は、仙台駅ナカにある中華料理店「麺飯甜」で麻婆焼きそばを食べました。宮城県名物のセリ、牡蠣も同時に味わえる冬限定の牡蠣セリ麻婆焼きそばを食べました。麻婆豆腐は、花椒のしびれる辛さが効いており、本格的でした。麺はパリパリで、あんかけ焼きそばです。

麻婆焼きそばに入っていた仙台のセリについて、下に書きましたので、ぜひお読みください。

石巻焼きそば

石巻市の東側は、三陸海岸の南端にあたります。三陸海岸は、アワビ、ウニなど美味しい海の幸が豊富です。日本有数の水揚げ量を誇る石巻港があり、水産業者も多く集まります。

しかし、石巻市は、海の幸だけではありません。焼きそばも、1950年代から食べられていました。

あらかじめ、2度蒸しします。2度蒸しすることにより、ソースを練りこんでいないのに、茶色の麺になります。水を一切加えず、蒸すため、水をよく吸います。炒めるときに、魚介だしを加えてもう一度蒸して、出汁を麺に吸わせます。

具材は、お店によって異なります。いしのまき元気いちばの2階にあるフードコートの石巻焼きそばには、もやし、豚肉のみ入り、シンプルでした。麺は出汁を吸って柔らかいです。焼うどんのような味です。

味変アイテムがウスターソースです。ウスターソースをかけて、上にのっている目玉焼きと一緒に食べます。

石巻市には、猫島と呼ばれている田代島から戻った後に食べました。田代島を訪れた話を下の記事に書きましたので、ぜひ、お読みください。

今回紹介した焼きそばは、スーパーマーケットでお土産としても購入できます。スーパーマーケットで出会ったときに買って、レシピ通りに作って食べ比べすることもオススメです。

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