言葉で表現する能力を磨く
今回の参考文献はこちら
→How to Have Confidence and Power in Dealing with People
本書は1956年にアメリカで出版されて以来「人間関係のバイブル」として幅広い読者に支持され。カーネギー『人を動かす』と並ぶ世界的名著となっています。
他人と話すことが苦手だという人は多いのではないでしょうか?
実は、仕事をする能力と同じくらい話す能力が成功に大きな意味を持つことがあるのが発見されています。稼ぐ力と言葉を使う技術はたいへん密接に結びついているので、言葉を使う技術を磨けば収入が増えるのです。
1.会話の始め方
多くの人が会話下手なのは、取るに足らないことや当たり前のこと、相手に対して失礼なこと、その場にふさわしくないことを言うのを恐れているからです。
ところが、はめを外して心に思い浮かんだことを自由に口に出して言ってみれば、会話の花が咲いて交友関係が活気づくと心理学者は言います。
実は、どんなに活発的な会話でも、その内容の半分がありきたりであるばかりか、まったく無意味ですらあります。少なくとも会話の初期段階ではそうです。しかし、徐々にテンションが上がり始めたあとで、ようやく会話全体が独創的になるのです。
会話でのポイントは、相手に自分のことを話させることです。相手の得意な話題を探す必要はありません。
「どちらから来られましたか?」「お仕事は何ですか?」
会話の始まりはこれで十分なのです。これについてはすごく納得です。
2.最も大切なのは相手に話をさせること
会話上手になる秘訣は利口なことを言ったり、自慢話をすることではなく、相手の心を開いて話をしてもらうことです。自分の話を中心にするのではなく、相手に質問して話を聞きだすことが会話上手という評判を得る秘訣なのです。
そして、自分について話してもいいタイミングは、自分について話すように求められた時です。いずれにしても質問中心で会話を進めていきましょう。
何回か書いているように人は誰しも認めてもらいたがっているという法則にのっとった会話の技術だなと思います。
3.相手への賛同
相手の発言を聞いて共通点を見つけたときは「私も同じです」と、話せば良いそうです。
私たちは賛同してくれる人に好意を抱き、賛同してくれない人に反感を抱きます。賛同してもらうと自尊心が高まるからです。相手に賛同するとき、あなたは相手が自分自身をより好きになるのを手伝っているのです。
賛同することは大事だと思いますが、イエスマンになるのもどうかと思います。難しいところです。
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