第10回【国際女性デー】FC Nonoのジェンダー平等化教育:なでしこジャパン/英トッテナム・岩渕真奈選手とFC Nonoの女の子達
こんにちは!インドの社会課題解決に取り組むサッカーチーム『FC Nono』です。
第10回目となる本日は、先日3月8日の「国際女性デー」にちなみ、FC Nonoが取り組むジェンダー平等化教育についてお話したいと思います。
3月8日「国際女性デー」とは
「国際女性デー」の起源は、1857年にニューヨークの被服工場の火災で多くの女性たちが亡くなったことを受け、3月8日に女性たちが低賃金・長時間労働に抗議を行ったことだと言われています。国際婦人年である1975年3月8日に国連で提唱され、その後、1977年の国連総会で議決されました。
サッカーを通じたジェンダー平等化教育
FC Nonoは日々、カースト制度などが根強く残るインド・ビハール州で、社会から取り残されている最下層カーストの子ども達や、女の子、障害者、孤児、収容所の若者たちと日々練習に取り組んでいます。
先日ビハール州で行われた練習試合でも、体格差で劣る相手に3-0で勝利しました!練習試合ではありますが、日々の基礎練習の成果が出た結果であり、子ども達もコーチも大興奮でした。
子ども達にとってかけがえのない一日となりました。
実は、FC Nonoの連日のサッカー活動の参加者は、7割が女の子です。1年以上、無欠席の女の子もいます。娘には家事をさせたいと彼女らの母親から言われることもありますが、代表・萩原(Nono)自身が彼女らに代わりに食器洗いをして説得してきました。
また、FC Nonoでは、サッカーの技量を問わず、練習参加率などをもとに、ボールやシューズ、ジャージーを提供しています。
たとえ小さくても、夢を持つことと努力の結実が定着すれば、強豪チームへの入団または進学を通じ、貧困や児童婚を将来回避できるかもしれないからです。練習ノートのチェックを通じ、英語の指導もしています。
補足:是非アジア経済ニュースで取り上げていただいたこちらの記事をご覧ください!(一部表現を引用させていただいております)
なでしこジャパン/英トッテナム・岩渕真奈選手とFC Nonoの女の子達
FC Nonoの活動を応援してくれるFC Nonoスペシャルサポーターの1人に、現在、英国トッテナム・ウィメンズで活躍する、なでしこジャパンの岩渕真奈選手がいます。
岩渕選手は女子アジアカップでインドを訪問した際に、バスの中から見たインドのスラムの光景に衝撃を受け、そこから社会活動の事を考え始めるようになったそうです。
岩渕選手は大変小柄であるにも関わらず、力強いドリブルと足元の技術で世界のトップレベルの選手として現在も活躍されています。
そんな岩渕選手のプレーや、FC Nonoのサポーターとしての存在は、FC Nonoに参加するインドの農村部の女の子達を大変励ましてくれています。
岩渕選手のプレー動画を見てサッカーを学ぶFC Nonoの女の子達の様子を少しばかり共有します。皆の真剣で力強い眼差しは、大変頼もしく映ります。
以下の記事では、岩渕選手のプレーを学ぶ子供達の写真を多数載せておりますので、是非覗いてみてください!
FC Nonoから世界の女性達へ
最後に、FC Nonoが3月8日に皆様へ発信したメッセージをシェアして、本記事を締め括りたいと思います。
【おまけ】ヒンドゥー教・春の祭典「Holi」もお祝い!
今年の3月8日は、ヒンドゥー教の春のお祭り「ホーリー」の時期とも被っていました!
「ホーリー」はインド最大のお祭りとも言われており、春の訪れを祝うお祭りです。誰彼なく色粉を塗り合ったり、水を掛け合ったりするそうです。
※地域によって祝い方には違いがあるみたいです!
FC Nono代表の萩原/Nonoや、FC Nono共同設立者であり現地コーチでもあるMr. Sadeep Kumarも、子供達に顔をカラフルに塗られて、一緒になって楽しんでいましたよ~!🎨
是非、音声をONにして、FC Nono Girlsの元気な声を聴いてみてください!
Noteでの発信を通じて、皆様にインドの若者・子供達を取り巻く現状に目を向けていただけるきっかけとなればと願い、今後も活動を発信していきますので、是非フォローと応援をよろしくお願いします!
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