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就活失敗して頭に来たので独立したが就活の方が楽すぎて草ww⑯

「ベーさん、良かったら、
 朝活一緒に行く?」


事故の面影のはもはやなくなり、
嘉松がふと夜の事務所で声をかけてきた。


「朝活?・・」


(えっ!?普通にめんどくせーんやけど、
 何か気になる・・・)


「ええで!行ってみよっかね!」


そう言われた、次の日の朝5時。
嘉松に部屋をノックされる。


「コンコン・・・」


「グォーー、ぐおー」


「ベーさん、朝活行くよ!」


嘉松が身体を揺すって、
ようやく起きた。


朝活というのは、その日1日を
有意義に過ごすためとして、
社内で色んな取組みをしてきた。


・読書感想文のシェア(インプット/アウトプット)
・映画を皆で見ること(価値観のシェア)
・とある講演家の動画を見てメモる(基準の底上げ)


夏の時は、
・朝一で浜辺でランニング
・朝一で海で泳ぐ

なんてことも色々としてきた。


一体それで、会社にとって+だったの?という声が
聞こえてきそうだが、


答えは勿論、プラスもあれば、
効果は特段無しもある。


施策なんてもんは、
講釈を垂れる前にするものだ。


どこぞの経営者や専門家、
コンサルタントが机上の空論を
日々吐き散らしている。


実際には、PDCAではなく、 
DDDDと「行動あるのみ」が真実だ。
やって失敗は元々、上手くいけば上出来。


失敗しても、失敗のシェアが
金になる時代だ。


朝5時に、中央区のホテルに到着する。
あたりは暗く、クルマなんて数台しか
大通りでさえ通っていない。


「ん??ホテルで何かあんの?」


欠伸をしながら、目もろくに開けずに
嘉松に聞いた。


「一応、働き方や講和を聞いて、
 少し異業種の交流をするんよね」


「ほー、詳しいやん! 初参加なん?」


「いや、俺は仕事も効果的に取るために、
自己投資で一応払って入会してみたんよね!」


その言葉を聞いて、目が醒める。

「えっ?会社の経費とか、そういう打診もせずに、
自己投資で金払って、そこに入会したの?」


「そうだよ!やぱ、自分から積極的に動かないとね!」


そうして、あっという間に、
2時間の朝活は終わった。


・働き方の心得を唱和
・ある人が、働く日常の”気づき”をシェア
・最後にホテルのレストランに移動して、皆で朝食


終わった時に、感じたことは2つある。
1、朝活をしたから、仕事が来るなどという考え方は
 マーケティングには、遠く及ばない
 2、もしかすると、効果的に”交流や紹介”による売上を生む、
 異業種の交流組織うんたらかんたらは確かあった気がする。
 (んーそれが何なのか、思い出せへん。)


「ベーさん、どうだった?」


外は、すっかり明るく、
自動車の行き交う音が煩くて、
思わず二度と聞き直した。


「そうやな!確かに、色んな人が
朝から学ぶ姿勢や態度は分かるが、
中身が重要やな。


座学で2~3時間話して、
交流はほんのちょいじゃ、
まだ時間をうまく有効活用
できてへんよな。


でも、一番の発見は、
嘉松が自分で積極的に
“自己投資”する姿勢は
俺も見習わなあかんな!」


そう嘉松に言うと、
嘉松もどこか嬉しそうにしていた。

そこから、数週間後に
嘉松が同じく声をかけた。


「ベーさん朝活行かん?」


(え?この前行ったやん、
人の講釈聴いてられる程、
お人好しちゃうで俺・・・)


かなりのネガティブの思考が
脳内に飛び交う。


少し間をおく。


「行くのは良いけど、前と全く同じ?
 同じことしに行くなら、行かへんで俺は。」


条件付きで、否定したが、
返答は意外だった。


「いや朝活に行くことが目的やなくて、
 ベーさんに”紹介”したい人がおるんよね?」


「えっ??」


「実は、この前朝活で話していた人に、
 俺らの会社のことを伝えたら、
 ぜひ、”鳥部さん”にもお会いしたいってさ」


「ほーん、何屋さんなんその人は?」 

「生命保険の経営者やったよ」


「おけー、今回の朝活は”趣旨”が違うけ、
 行ったるで。」


そして、朝活でその方とお会いして、
 会話しているとハッキリと思い出した。


事業者や経営者は、
“ご紹介”によるお仕事を獲得した経験がある者が、 
世界中に98%もいる。

だが、”ご紹介”によるお仕事の獲得を”仕組み化”
できている事業者や経営者は、たったの3%しかいない。


その”言葉”が次なるステージへと
導くことになる。


ネットマーケティングを8年間続けて、
ようやく個人から法人成りをして早30歳。


そして、仲間からの気づきとシェアによって
次なる”マーケティング体得”の為、


ご紹介による、お仕事を獲得する
“リファーラル・マーケティング”への扉を 叩いたのであった。


続く・・・・



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