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「個人」ではなく「メンバー全員」の“心理的安全性”【IXラボ所長のつぶやき】

最近、ダイバーシティ推進や人事のご担当者の方とお話すると
「心理的安全性」って言葉がよく出てきます。
会話の中では「社員が安心して働ける環境が整っている」という意味で使われているのですが、「安心して働ける(発言できる)」ってどんな状態を指すのでしょうか?

私が考える、一つの例ですが、会議開催時のことを考えてみると、
「こんなことをいったら、はあ?って思われないかな」
「センパイが発言しないのに私が話してもいいのかな?」と思う人がいる。
発言したいのに、周りの空気?を考えて発言できない状態が「心理的安全性がない」。
なので、会議を主催する場合は、
「安全安心の場であること」
「役職、年齢は関係なく発言していいこと」など
場のルールを開始時にみなで確認したり、
手法の一つとして、
発言者がわからないようにGoogle Jamboard
付箋機能を使って匿名性を確保する、
などがあると思います。(対処療法かもしれませんが・・・)

心理的安全性が確保されているから、といって、
自分の意見を主張しまくり、他の人が意見をいえなくなっていたら、
他のメンバーの心理的安全性は確保されなくなってしまう。
「個人」ではなく「メンバー全員の」心理的安全性の確保
という理解が必要そうですね。

また、組織においての発言は、個人の価値観のみを強調するのではなく、
組織のパーパスがベースになる
、と私たちは考えています。
みなさんはどうですか?

そのような考え方から、
IXラボでは「パーパスの考え方に基づいて、心理的安全性を確保する」という表現を使っています。詳しくはこちら


書き手:高木友子

公益財団法人日本ケアフィット共育機構 理事 事務局長
WLB(ワーク・ライフバランス)コンサルタント
サービス介助士の普及を中心に、
法人向けにお客様応対として接遇を重視した
高齢者、障害者対応や施設のバリアフリー、
ユニバーサル対応推進に協力し、事例検証を行なっている。
誰もが働きやすい職場を目指し、組織の働き方改革、組織開発も手がける。
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