最近、ダイバーシティ推進や人事のご担当者の方とお話すると 「心理的安全性」って言葉がよく出てきます。 会話の中では「社員が安心して働ける環境が整っている」という意味で使われているのですが、「安心して働ける(発言できる)」ってどんな状態を指すのでしょうか? 私が考える、一つの例ですが、会議開催時のことを考えてみると、 「こんなことをいったら、はあ?って思われないかな」 「センパイが発言しないのに私が話してもいいのかな?」と思う人がいる。 発言したいのに、周りの空気?を考えて発
みなさん、こんにちは。 日本ケアフィット共育機構・IXラボ所長の高木です。 私たち日本ケアフィット共育機構には、 山梨県甲州市にケアフィットファームという障害者就労支援事業所があります。 ここでは耕作放棄地が増加する甲州での農業の活性化と障害者や多様な人の活躍と交流の場を作るために活動しています。 ケアフィットファームではぶどうなどの農作物を作っています。またワイナリーがあり無添加ワインも作っています! ワインはね、知る人ぞ知るワインで、楽天市場で販売し、 完売したワイン
みなさん、こんにちは。 日本ケアフィット共育機構・IXラボ所長の高木です さてさて、 インクルーシブ・トランスフォーメーション(IX)という 新しい概念を提唱して強い組織を創ろう!と、 旗揚げしてからもうすぐ半年・・・。 IXの考えに興味を持って協力してくれた 学生インターンが企業取材をしてくれました。 学生メンバーと一緒に、 IXを考えて、組織には何が必要なんだろう?と、 企業取材をしてIXの5つの要素について考えてみました。 今回取材に協力いただいたのは、 日本航空
みなさん、こんにちは。 日本ケアフィット共育機構・IXラボ所長の高木です。 「多様性」って言葉、最近新聞でも見かけるようになりました。 多様性の反対語ってなんでしょう? 調べてみると、「画一性」とありました。 画一性かぁ。 昭和の企業の特徴は、終身雇用、 誰よりも早く納品したほうが勝ち(だから徹夜はあたり前)、 大量生産できた方が勝ち、の時代。 「画一的」な企業が勝者、でした。 令和の、いまはどうでしょう? 商品サイクルは早いし、顧客ニーズは様々だし、 教科書
みなさん、こんにちは。 高木友子と申します。 2021年11月に IXラボ(インクルーシブ・トランスフォーメーション ラボ) という研究機関を日本ケアフィット共育機構の中に立ち上げました。 実は私、IXラボの所長なんて肩書がついております・・・・・(-_-;) IXって、なんのこっちゃ? DX(デジタルトランスフォーメーション)のパクリ?? まあ、同じ流れと言ってしまえばそれまでなのですが インクルーシブしてトランスフォーメーションしよう、 組織を強くしていきませんか
「ダイバーシティ」や「インクルージョン」といった言葉を、よく耳にするようになりました。 D&I(ダイバーシティ・アンド・インクルージョン)を経営戦略として打ち出している大企業も多く、「D&Iはビジネスに必要だ」というニュース記事も目にします。 直訳すると、ダイバーシティは多様性、インクルージョンは包摂を意味します。しかし、言葉としての意味はわかっても、その本質を理解することはなかなか難しく、学ぶ機会もあまり多くないのが現状です。 「多様性を包摂する」という言葉からは、「多
コロナ禍を通して、私たちは大きな「変化」を経験しました。 生活様式だけでなく、将来設計や目標、そして価値観が変化した方も多いのではないでしょうか。 オフィスへ通勤することが当たり前だと思っていたけれど、テレワークができた。 オフィスへ通勤することが仕事、という無意識の思い込みに気づいた。 直接会って話さなければ伝わらないと思っていたけれど、オンライン会議ができた。 “対話”に必要なことは対面で話すことだけではないことに気づいた。 これまで「当たり前」だと思っていたものも、
2021年1月30日、川崎市の二子玉川ライズで「共生社会ホストタウンサミットin多摩川」が開催されました。 私たち「チーム誰とも」では、このイベントで「バリアフルレストラン」を一般公開しました。 バリアフルレストランは、「車いすユーザーであることが当たり前」「二足歩行する人が障害者」な社会を前提としたレストランです。 多数派と少数派をひっくり返した仮想世界を通して、「障害は社会の仕組みから作り出されている」ことを体験し、当たり前ってなんだろう?と来店者に問いかける仕掛けにな
目が見えないから、耳が聴こえないから、「障害者」になるわけではない。多数派に合わせた社会こそが「障害」を生み出している──「障害の社会モデル」という考え方を体感してもらうため、2020年2月、私たち「チーム誰とも」が期間限定で開催したバリアフルレストラン。「二足歩行者が少数派で、車いす利用者が多数派」という仮想世界を演出し、SNSでも賛否両論、大きな反響がありました。 新型コロナウイルス感染症の影響によって社会不安が高まり、マイノリティに対する寛容性が低くなりつつある昨今。
「チーム誰とも」のnoteをご覧いただき、ありがとうございます。 新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、今年秋ごろに予定していた「バリアフルレストラン」の一般公開の開催を延期することにいたしました。 このような状況のため、今のところ振替日は未定ですが、環境が整い次第、開催する予定です。楽しみにしてくださっていた皆様には誠に申し訳ありませんが、ご理解を賜りますよう、お願い申し上げます。 「バリアフルレストラン」一般公開は延期となりましたが、「チーム誰とも」では他にも「誰
今年2月に、私たち「チーム誰とも」が期間限定で開催したバリアフルレストラン。「二足歩行者が少数派で、車いす利用者が多数派」という仮想世界を前提としたレストランです。今回のnoteでは、店長を務めた車いすYouTuberの寺田ユースケ(寺田家TV)さんが、バリアフルレストランを振り返ります。 みなさん、こんにちは! バリアフルレストラン店長の寺田ユースケです。僕は「寺田家へようこそ!」を合言葉に「寺田家TV」というYouTubeチャンネルを夫婦でやっているYouTuberでも
当たり前ってなんだろう?私たちの生きるこの社会。とてもたくさんの人が、それぞれの人生を過ごしています。 私たちには「ちがい」があります。 ごくわずかな人だけが特にちがっていることもあれば、ほとんどの人がさまざまにちがっていることもあります。 その一方で、現在の社会は多数派にとっての「当たり前」で成り立っています。 そのほうが便利だから、便利だと感じる人が多いから、社会のいろいろなことは多数派の視点によってつくられています。それが当たり前です。 でも、それって、ほんとうに
2月13日〜15日の3日間にわたり、東京大学本郷キャンパスにて、「誰もが誰かのために共に生きる委員会」(以下、「チーム誰とも」)が「バリアフルレストラン」を開催しました。 (共催:東京大学大学院教育学研究科附属 バリアフリー教育開発研究センター 運営:公益財団法人日本ケアフィット共育機構) 今回は、秋の一般公開に向けたトライアル版として、関係者の皆様を対象に公開しました。 「チーム誰とも」については、こちらのnoteをお読みください。 このバリアフルレストランは、「車い