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教材研究は「無駄」

時間がない!教材研究できない!
ホントにそれは教材研究ですか?本気で「教える気」ですか?授業は「教えるものではないです」


1 あなたの授業観を「壊しましょ😃」

 さて授業で「教えなきゃ!」って思っている先生がなんと多いことか。
 同業者として「可哀想」と思います。これ、根底にあるのは「子どもは分からない、知らない存在」と思っている証拠。
 大間違いです😭子どもは◯カではありません。ちゃんと考えます。ちゃんと自分達で導きます。

その証拠に「先生によって態度を変える」経験はないですか?それは「授業が面白くないから」です。ペチャクチャおしゃべりする、手悪さをするのは「教えてくるのは勘弁して!」と思っているからです。
 もう一度。「授業=教える時間」ではありません。教えるから逃げるんです。よほどの人格者でない限りは素直に「教わる」なんて昭和レトロなことは子どもはしません。「令和」ですから👍

 「教えないならどうするんだ!」

とお叱りにも似た怒号が聞こえそう。でも「教えません」断言します。

    授業は「気付かせる時間」

です。

2 先生にとって子どもはどんな存在?

まず授業の前に子ども観から変えましょう。子どもに対しての「観」は次の通り

・性善説
・なんでもできる存在
・好奇心に満ちている

これくらいにしておきましょう😁
簡単に言えば「一人の人」なんです。

対等に接することをお勧めします。特に性善説に立ち、本気で「子どもに悪い子はいない」と思うと声掛けから変わります。怒ってばかりは皆無です。逆に心配になりますよ😃
もちろんいじりやいじめに繋がるようなことは怒ります

叱るでは?と思った人、それは単なる言葉遊びで子どもにとっては同じこと。

その段階で「子ども扱い」しているからです。大人でも指導されたことを「怒られた」と思いますよね。

3 授業は何をする場所ぞ?

ってなった先生、続きを読んで損はさせません👍
授業は「気付かせる場所」なんです。

課題をクリアするためのヒントに気付く、自分ができることに気付く、できないことに気付く、友達の違う面に気付く、などなど学習内容だけでなく、先生も含めた「周りへの気付き」を生む場所です。
 中には授業で姿勢をとにかく言い続ける先生を見かけます。さて、自分自身が研修で45分姿勢よくビシッとできますか?無理でしょう。

自分にできないことを子どもに要求するのは先生の常😱

不思議なものです。「大人」は何をしてもいいのですか?

4 教材研究を間違っていることに気付こう

教材研究をする、する、する…

「どうやって教えよう?」

だから時間がかかります。教えようとするからです。教え方が決まったとしましょう。その教え方で学級全員が理解できることは可能ですか?

        YES!😁👍

と答えたあなたは愚か者😭

自分もそうですが、そんな授業構成があるなら全学校で「AI」がとっくに授業をしてますよ~😂
そう、そうなれば先生は不要です。免許も不要で誰でもいいのです。

「教えよう」と親切心で教材研究をするからいつまでも時間がかかります。なんとか全員が理解できるようにしたいから。

だから先生は潰れるんです、病むんです…(その一人が私ですが😱あっ別の理由ですよ、管理職案件なので)

5  プログラミング思考って知ってます?

 やることになっているプログラミング学習。やってないですよね?やっててもアプリで放ったらかしではないですか?何を教えるのか分からないから。つまり「プログラミング思考」を知らないから教えられない…
 プログラミング思考って簡単に言えば
「選択肢があったとき、やってほしいことだけをさせる指示が出せること」
ということだけです。日常生活では実はいろいろな場面でプログラミングできていない会話があります
例)
👨「牛乳買ってきて。あったら卵もね」
さてあなたはどんな行動を取るでしょう?



帰ってきたあなたの手には何がありますか?
牛乳だけ?牛乳と卵?卵だけ?
この指示だとこれだけの結果が待ってます😁
 一番重要なことは「なにも買ってない」という選択肢に気付けるかどうかなんです。

        気付いた人🙋

 簡単に言うと「牛乳がなかったから卵(あったけど)も買わなかった」という行動の指示とも読み取れるんです。つまり牛乳があったら卵を「必ず買う」という文脈は理解できるでしょう。その逆もあるということに気付くのがプログラミング思考です。

ここまで考える必要が日常で余りないのは互いが会話の文脈を読んでいるからなんです。これをロボットに指示を出すと「何も買ってこない」行動も生まれるのです。
こういう「こちらの指示によって幾通りも行動パターンがあることを予想すること」がプログラミング思考です。
で?教材研究は?
になりますね。

6 子どもの反応が授業を作る

 さて本題は授業は子どもの反応を予想(期待)して作るだけでいいんです。さきのプログラミング思考で❤️
算数が一番分かりやすいですかね?

文章題をかく→子どもはどんな反応をしますか?
すぐ解く?指示を待つ?質問する?

この中で枝分かれするのは質問が出ることでしょう。では質問があるならどんな質問?

漢字が読めません?計算できません?図をかくんですか?答えをもう書いてもいいですか?式は書くんですか?

先生が「文章をかく」だけで枝葉がどんどん増えていきます。

中には「書いたら手を置く」という規律?を作っている先生もいるでしょう。
で、自分が次の指示を出す。大体こんな感じでしょうか。
「では式と答えを書きましょう」
そして書ける子、書けない子に分かれます。

賢い子が式と答えを言い、先生が「わかった?」
分からない子も「分かりました」と言わざるを得ない最悪の授業ですね…

7 なのでプログラミング思考で授業を作る

文章題を書く→子どもはどんな反応をするのか
わかった!(簡単、できるなど)
わからん!(みたくもない、新しいからなど)
どんな声掛けを「全体に」するか?2パターンほど例を挙げます👌

①じゃあ、図をかいてみる?→ノートに書く
→かける
→かけない
「5分あげるから友達の図で同じ人が何人いるか探して。わからなかった人はわかる図をかいた友達を後で教えて」

②答えわかる人?いくつなの?
125
→だそうですが合ってる?
・合ってる!
・合ってない!
じゃあ、班で相談してごらん

→ホントに?
だってさ、◯算じゃん!
じゃあ、ホントに◯算か確かめるにはどうしたらいい
→図をかく
→絵を描く
→問題の~でわかるよ

という具合。


8 まとめ


教材研究は「教える」でなく「子どもの反応」を考える。そうするだけで15分で1授業できます。

私はちなみに全教科これです😁
なので土曜日なんかに全教科準備しても今では一時間かかりません。もちろん「子どもの反応で=主体的」にもなるんです。


【おまけ】


1単元いっぺんに作ると繋がりがでて更に楽になります❤️
終わりそうっていう週末にすると平日が無茶苦茶楽になりますよ~。なんせ「修正」だけで済みますから









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