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紅茶のおはなし【初心者さんいらっしゃい❗️】

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「紅茶は好きだけど詳しくないわ」そんな方に読んで頂きたい、やさしいけれど、発見がたくさんある紅茶のおはなしです☕︎
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2021年1月の記事一覧

ダージリン「セカンドフラッシュ」のおはなし

ダージリン「セカンドフラッシュ」のおはなし

北東インドの茶産地、ダージリン。

今朝はダージリンの中でも
夏摘みの「セカンドフラッシュ」をいれました。

セカンドフラッシュは5月から6月にかけて摘まれる「二番茶」です。

この「フラッシュ」とは
「芽吹き」という意味です。

紅茶の色「水色」はオレンジ色。

「マスカテルフレーバー」といわれる
特別な香りがつくお茶。

茶葉を「ウンカ」という昆虫が噛んだり
風や乾燥などのストレスがかかること

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ダージリン「ファーストフラッシュ」のおはなし

ダージリン「ファーストフラッシュ」のおはなし

北東インドの茶産地、ダージリン。

今朝はダージリンの中でも
春摘みの「ファーストフラッシュ」をいれました。

ファーストフラッシュは3月中旬から4月下旬にかけて摘まれる
いわゆる「一番茶」です。

この「フラッシュ」とは
「芽吹き」という意味です。

発酵は比較的浅く
緑色の茶葉が多く混ざっています。

紅茶の色「水色」は黄色や薄いオレンジ色です。

爽やかで、若々しい香り。
キリッとした心地よ

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ダージリンを飲み比べ🌱

ダージリンを飲み比べ🌱

北東インド🇮🇳
ダージリン地方で作られたお茶を
「ダージリン」と呼びます。

1850年頃に
中国から茶の木の苗が持ち込まれ
栽培が始まったダージリン。

ダージリンには年に3回の
「クオリティーシーズン」と呼ばれる
旬の季節があります。

春摘みの「ファーストフラッシュ」
夏摘みの「セカンドフラッシュ」
秋摘みの「オータムナル」

それぞれ異なる特徴があります。

今朝はプッタボン農園のもの

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イギリス式スコーンの召し上がり方🇬🇧

イギリス式スコーンの召し上がり方🇬🇧

スコーンは19世紀末頃
スコットランドで作られました。

「スクーンの石」もしくは「玉座の石」と呼ばれる
縁起の良い石があり、これが名前の由来です。

歴代のスコットランド王は
この石に腰掛けて戴冠式を迎えました。

お召し上がりの際には
まず手でスコーンを手で横に2つに割ります。

縦に割るのは「王への反逆」になり
また、ナイフで切ることも同じような意味で避けられます。

こちらにベリーのジャム

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アールグレイのおはなし

アールグレイのおはなし

紅茶にオイルなどで香りをつけたものを「フレーバードティー」と呼びます。

アールグレイは代表的なプレバードティーですね。
お好きな方も多いことでしょう。

アールグレイは「ベルガモット」という
柑橘系の果物の香りをつけた紅茶です。

ベルガモットの香りには
心を癒す効用があります。

ベルガモットを使うこと以外は定義がなく
原料となる茶葉も様々ですので
紅茶ブランドによって
同じアールグレイでも異

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三大銘茶のおはなし🇮🇳ダージリン🇮🇳

三大銘茶のおはなし🇮🇳ダージリン🇮🇳

インドのダージリン
スリランカのウバ
中国のキームン

この3種類の紅茶は
「三大銘茶」と呼ばれています。

今朝はダージリンの
セカンドフラッシュをいれました。

ダージリンには年に3回
「クオリティーシーズン」と呼ばれる
旬の時期があります。

春摘みの「ファーストフラッシュ」
夏摘みの「セカンドフラッシュ」
秋摘みの「オータムナル」

良質なセカンドフラッシュには
「マスカテルフレーバー」と

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三大銘茶のおはなし🇨🇳キームン🇨🇳

三大銘茶のおはなし🇨🇳キームン🇨🇳

インドのダージリン
スリランカのウバ
中国のキームン

この3種類の紅茶は
「三大銘茶」と呼ばれています。

今朝はキームンをいれました。

中国でも紅茶は作られています。

18世紀に中国が世界で初めて紅茶を作りました。
これは主にイギリスへの輸出用。

国内では飲まれない発酵が進んでしまったお茶を輸出したところ
イギリスのお水や食事にマッチし
それまで輸入されていた緑茶を超える人気を博したのが

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セイロンティーのセイロンって?

セイロンティーのセイロンって?

紅茶の有名な産地、スリランカ🇱🇰

スリランカ産の紅茶を
「セイロンティー」と呼びます。

セイロンとは
昔のスリランカの国の名前。
1972年に現在の名前になりました。

その前年、1971年に
日本では紅茶の輸入が自由化され
沢山のセイロンティーが輸入されました。

今でもセイロンと呼ばれるのは
その時の名残りなんだそうです。

スリランカには7つの有名な茶産地があります。

今朝はその中

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ティーカップの取っ手のおはなし

ティーカップの取っ手のおはなし

今朝のカップはマイセン。

マイセンはドイツの陶磁器ブランド
ヨーロッパ諸国で初めて
陶磁器の製造に成功した釜です。

ティーカップに取っ手を初めてつけたのも、マイセンです。

それまでは「ティーボウル」という
取っ手のないカップが使われていました。

お茶がヨーロッパに入った17世紀頃は
カップのお茶を
ソーサーに移し
「ズズズ」と音を立てて飲むのが
マナーでした。

これは日本の茶の湯を真似た

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紅茶のブレンドのおはなし

紅茶のブレンドのおはなし

紅茶のブレンドのおはなし

紅茶はお茶の木の葉を摘み取り作られます。

つまりは農産物。

ですので
例えば甘いイチゴとすっぱいイチゴがあるように
味や香りにばらつきがあります。

スーパーに並んでいる紅茶
同じ商品でも箱ごとに味が変わってしまっては
いけませんよね。

紅茶を商品として成り立たせる為に
ブレンドはとても大切なのです。

このブレンドは機械などで数値化できるものではありません。

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紅茶の旬のおはなし

紅茶の旬のおはなし

紅茶にも旬の時期があります。

摘み取られる地域によって
その時期はさまざま。

例えば、インドの茶産地、ダージリン。

ダージリンには年3回、旬の時期が訪れます。

3月から4月に摘み取られた茶葉を「ファーストフラッシュ」

5月から6月に摘み取られた茶葉を「セカンドフラッシュ」

10月から11月に摘み取られた茶葉を「オータムナル」

「フラッシュ」とは「芽吹き」という意味です。

摘み取られ

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ロイヤルミルクティーは日本生まれ!?

ロイヤルミルクティーは日本生まれ!?

今朝はスコーン用にロイヤルミルクティーをいれました。

寒い時期にとっても美味しいロイヤルミルクティー。
「ロイヤル」と言うだけあって
イギリスのロイヤルファミリーが飲まれるのかしら?と思いますよね

実は日本生まれなんです🇯🇵❣️

1965年に京都のリプトンティーハウスにて
「ロイヤルシリーズ」というお菓子に合わせて提供されたのが
ロイヤルミルクティーのはじまりです。

今も三条本店で昔の

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イギリスの朝食のおはなし

イギリスの朝食のおはなし

イギリスの伝統的な朝食は
ボリュームたっぷりです。

ベーコンにソーセージ
スクランブルエッグなどの卵料理
ベイクドトマト
ヨーグルトにフルーツ
そして、カリカリのトースト❗️

ベーコンを焼いた時に出る
「ドロッピング」と呼ばれる脂やおこげで焼いた
ソーセージやトマトは絶品です☺️💓

トーストはすでに食べやすい大きさになっておりますので
ちぎらずに食べます。
この時のトーストは
サンドウィッ

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チョコレートと紅茶のマリアージュ

チョコレートと紅茶のマリアージュ

チョコレートと紅茶は組み合わせ次第で
素晴らしいマリアージュが楽しめます。

チョコレートに負けない
コクのある紅茶がおすすめですよ😊

セイロンのウヴァ
ラプサンスーチョン
が特におすすめです。

ウバは
渋みかなりがしっかりとしていて
クオリティーシーズン(旬)に摘み取られたものは
ミントやメンソールに例えられる
サルチルメチルの香りを持つ紅茶です。
実はこの香り、サロンパスと同じ香気成分な

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