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CEATEC2023「ローカル5G利活用2023ワークショップ-利活用の広がりと課題、今後の展望-」~公共政策本部の浅野智計氏が登壇しました~

(この記事は2023年11月に作成されました)

こんにちは。公共政策本部・新人ライターのヨッピーです。
今回は皆さんがご存じのCEATEC2023(10/17~20)にて弊社が登壇した内容です。
先端技術の「ローカル5G」 と 社会課題である「少子高齢化」「医師の働き方改革」 これらを「映像共有×遠隔医療支援」というキーワードで解決するということで、公共政策本部の浅野智計氏が講演しパネルディスカッション(※)にて登壇しました。

(※)本実証は、総務省「令和4年度 課題解決型ローカル5G等の実現に向けた開発実証」にて医療・ヘルスケア分野で採択をされて実証を行った内容となっております。
 
では、実証概要や当日の様子についてお伝えしたいと思います。


■実証概要

近年の救急応需逼迫状況に加え、集団災害や新型コロナウイルス感染症等に対応した大都市病院における高度医療体制の構築が求められ、また、2024年4月に医師の時間外労働の上限規制(いわゆる医師の働き方改革)が適用され、各医療機関は医師の長時間勤務への対策が必須な背景があります。通話でのやりとりの脱却を図るため、「映像共有、自律走行ロボット」のソリューションにて「医療の高度化と効率化を同時に実現」できないか実証として取り組みました。

【実証体制】
トランスコスモス㈱、エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ㈱、聖マリアンナ医科大学、川崎市    (敬称略)

【実証のテーマ】
(1)地域医療連携における映像共有による高度化・効率化
(2)遠隔医療支援による高度化・効率化
(3)自律走行ロボットでの患者移動による効率化

■当日の様子


250名の会場がほぼ満員の盛況ぶりでした。講演中に周りを見渡すと、ローカル5Gにおける最新の取り組みに皆さん熱心にメモをしながら耳を傾けていました。
パネルディスカッションでは、第5世代モバイル推進フォーラム企画委員会委員長の東京大学教授・森川博之先生がコメンテータで登壇される中で、ローカル5G実証事業の苦労したことや課題について本音で話をされていました。
森川先生から医療分野における先端技術を導入する難しさについて質問があり、停止してはいけないインフラサービスで現行のオペレーションを変えていく難しさ、先端技術での診療が医療機関の報酬にすぐに繋がらないことが先端技術の導入の阻害要因であること、高度化と効率化を両輪で進めていく重要と説明すると、非常に共感をいただき、今後の医療分野へのローカル5G導入が進むことを期待されていました。


会場の様子


浅野氏講演の様子


パネルディスカッションの様子

■講演を聴講して(感想)


講演やパネルディスカッションでの皆さんのお話を聞くと、
最新技術のローカル5Gソリューションの導入、そこには現場の運用改善が伴わなければ、真の実装、真の医療DXには結びつかず、そのためにはトランスコスモスの「People&Technology」による技術と人が重なり合うサービスが求められているのではないか、そのように感じました。また、このことは、きっと他の準公共(教育、防災、観光)にも同じようなことが言えるだろうなとも感じ、これからのDXに弊社のサービスが求められる、そんな期待が持てた内容となりました。


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