浅井哲史

56才で早期退職し、現在、投資で生計を立てる独身無職。 前職はIT企業のシステムエンジ…

浅井哲史

56才で早期退職し、現在、投資で生計を立てる独身無職。 前職はIT企業のシステムエンジニア。 日々の経験や感想、IT、ビジネス、退職、投資等について整理しながら、「浅い哲学」をつらつら記そうと思う。

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    ① 2021年「浅い退職」のタイトルで退職関係の記事まとめとしてマガジン作成 ②2024年のnote再開後は日記とか雑記としてタイトルを「浅い生活」に変更

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退職までの時系列

この記事でかくこと2019年4月から同年12月末に退職に至るまでの経緯を簡潔に記載 ただ退社して1年経ち結構忘れてしまった。とりあえず思い出せるだけ 時系列2018年 ①ライフプラン研修にて計算上は100才迄資産が持ちそうなことを知る 2019年4月 ①会社から早期退職のオファーが来る ②ライフプラン研修で実施した定年後シミュレーションを、今年退職した場合に修正してシミュレーション。退職しても問題ないと確信 2019年5月 ①GW中、家族に退職する旨を報告 ②GW明け、

    • 歴史観2

      1.エンエン歴史観による歴史解釈の創生歴史観1|浅井哲史 (note.com)のエンエン歴史観は、欧州特にイギリスを中軸に「歴史」を組み立てる。大筋の流れは以下。 1.1 大筋 ①ハプログループR1b (Y染色体)→②印欧語族→③ギリシア→④ローマ→⑤ゲルマン→⑥欧州→⑦イギリス ⑦のイギリスにおいて、ホモ・サピエンスをホモ・サイエンスに「進化」させた3つの大きな環境要因、①科学②近代国家③産業革命が勢揃いする。 1.2 Dの系譜 上記の流れを面白おかしくしたのが

      • 歴史観1

        1.帝国と気候と書いたが、今日、映画を観てる時、ふとそれは気候のせいではないかと思った。地球の気候には数百年毎のサイクルがあり、「帝国」はその影響を強く受ける、だから、東西で似たような歴史サイクルになるのではないかと。 観てた映画→ヘンゼル & グレーテル (映画) - Wikipedia 途中で飽きて中断してしまったがアクションシーンは良い。 2.エンエン歴史観差別の歴史があるので欧州を中軸とする歴史観に反発は多い。が、そういうのは学会や良識者でやって貰うとして、自分は

        • 日記

          2024年3月にnoteを再開。 中二病的考察を吐き出す場所として記事をこの1ヶ月何本か掲載したが、直近数日、冬の乾燥で荒れていた肌が花粉症で悪化した上、虫歯ではないのに虫歯のように歯が疼くせいで、浮ついた「抽象的」な思考をする気にならず、なぜかより「現実的」に感じる資産運用とか副業などの方が考えていて楽しく(だが別に決して「現実的」ではない。なぜならどうせやらないから)、Youtubeでもそんな動画ばっかり見ていた。働いてないとその日の気分でやることなすこと自由に変えられる

        • 固定された記事

        退職までの時系列

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          構造と関係

          1.関係と演繹小計|浅井哲史 (note.com) 上記で「構造=要素×関係」と簡単に纏めたが、「関係」というものはとってもやっかいだ。建築物のように明瞭なのは実は稀少。「人工物」に限るといってもよい。 「自然」の構造を要素から演繹するのはほぼ不可能と覚悟した方が無難だ。三体問題やら複雑系やら初期値の誤差やゆらぎが行く手を阻んでいる。 ただほんとにたまに数字と数式で自然を演繹できることがある。数式による法則が自然の未来や状態を予言し、そしれそれがものの見事に一致する。それが

          構造と関係

          読了メモ「レヴィ=ストロース入門 」14

          1.いつかまた暇なら考察することそろそろ考察も尽きてきたので、他に思いついたことをメモしておく。 ①動物名と家族名の2つの表現を持つ登場人物 p183 ジャガー女 ⇒多分、「正気」を失ったから。つまり、構造からの逸脱者。 p166 伯父のスカンク ⇒多分、家族名の端だから。「伯父」の先に「家族名」はないということ。つまり、構造の境界者。 ②固有名詞と実存 「家族名」物語から「固有名詞」物語への推移は、構造と実存が分離していく行程と重なる。「混沌から世界が分別していく」

          読了メモ「レヴィ=ストロース入門 」14

          読了メモ「レヴィ=ストロース入門 」13

          1.登場人物の固有名詞化ここまでの考察概要 ① 神話は構造を語る ② 1家族3世代を「家族名」だけで物語るのが神話の基本構造 上記から、「家族名」が固有名詞になる、その他の登場人物が固有名詞になる、のはどのような場合か、思いつく可能性を列挙する。 ①動物名が固有名詞的に使用されるケース ・1家族を「家族名」だけで物語る基本構造の場合、他のアクターは家族名以外で表現せざるえない。その際に固定名詞的に多用されるのが動物名 →本書に該当する神話が複数有り ②1家族の「家族名

          読了メモ「レヴィ=ストロース入門 」13

          読了メモ「レヴィ=ストロース入門 」12

          1.家族ベクトル家族を構造として考えていたら、だんだん、「家族名」は固定的な「位置」というより「ベクトル」に例えた方がマッチするような気がしてきた。 読了メモ「レヴィ=ストロース入門 」10|浅井哲史 (note.com) 上記で基本構造1としてあげた「1家族3世代しか存在しない全体集合」を想定した場合、「家族名」は、任意の人を「始点」とする以下3属性のベクトルとして数値化できる。 ①性 : 始点と同性を0、異性を1 ②世代: 始点の世代を0、親を1、親の親を2  ③

          読了メモ「レヴィ=ストロース入門 」12

          読了メモ「レヴィ=ストロース入門 」11

          1.主人公名詞物語を文章形式で分類すると大きく以下2つの文に分類できる。 A文 : 主人公名詞A+主人公動詞x B文 : 非主人公名詞B+非主人公動詞y ここで、A文だけを抽出した文章群を想定すると 文1 主人公名詞A+主人公動詞1 文2 主人公名詞A+主人公動詞2 文3 主人公名詞A+主人公動詞3 : 「物語の外」から見ると同一の名詞の文の順列。これが「物語の内」においては、ほぼ物語上の順序つまり物語時間に相当するとみてよい。つまり 主人公名詞の出現回数≒物語時間

          読了メモ「レヴィ=ストロース入門 」11

          読了メモ「レヴィ=ストロース入門 」10

          1.基本構造1前回の家族名だけで構成される神話の特徴を整理すると以下。 ① 1家族の物語である ② 家族は家族名で登場する ③ 当該家族以外の人は「村人」として総称される ④ 当該家族の外の個別の要素は動物名で登場する これを集合で比喩すると、 ① 「1家族」が集合A ② 集合Aは順序的構造 ③ 「村人」はAの補集合 ④ Aの補集合の要素は動物名 となり、全体集合Uの中に集合Aが一つだけ存在するベン図となる。 レヴィ「親族の基本構造」における「基本構造」とは違うが、これ

          読了メモ「レヴィ=ストロース入門 」10

          読了メモ「レヴィ=ストロース入門 」9

          1.前回神話において固有名詞による表現が登場するケース <推定1>前回の結論 物語が複数の集合を語る時、その複数の集合に共通集合があると固有名詞が割り振られる、のかも。 2.固有名詞について2さらに思いつきを追加。 「村人」という言葉がある以上、家族以外の「人間」も認知されている。 他の「人間」が認知されているにも関わらず、普通は人間である「支援者」や「攻撃者」を、なぜ擬人化して動物にするのか? <推理> 支援者や攻撃者を「人間」にすると、人間であるにも関わらず「

          読了メモ「レヴィ=ストロース入門 」9

          読了メモ「レヴィ=ストロース入門 」8

          1.レヴィの神話分析について本書第5章でレヴィの神話分析が解説されている。が正直、まさにそれだ!て感じはしなかった。そう言えるかもしれないなあ程度。 ちょっと神話内容に踏み込み過ぎではなかろうか?もうすこし形式的、抽象的に分析できるのではないだろうか?という印象。 第5章にはレヴィの神話分析だけでなく分析対象である神話自体も掲載されてるので、上記観点で自分も分析にチャレンジしてみる。 2.固有名詞について「神話は構造を語っている」 その構造が「親族構造」の場合、とりあえ

          読了メモ「レヴィ=ストロース入門 」8

          読了メモ「レヴィ=ストロース入門 」7

          「神話は構造の話をしている」 レヴィはこの「構造」を「代数的構造と考えた」というのが自分の感想。 それに対し自分は20年前「順序的構造」と考えたようだ。 (下記の「近親相姦って何故ダメなの?」) 上記を要約すると ①「父」「母」などの親族言葉は順序的構造である ② 親族言葉がないとインセストタブーは作れないし、インセストタブーを守らないと親族言葉は意味をなさない。つまり親族言葉とインセストタブーは表裏一体 という説。正直今読んでも結構いけてるように感じる。 レビィの

          読了メモ「レヴィ=ストロース入門 」7

          読了メモ「レヴィ=ストロース入門 」6

          1.現代の神話前回の結論 ① 神話は人の話をしているのではなく、構造の話をしている ② ①の視点から見れば、現代に溢れる「情報」と神話は同一 例えば退職後の日中Youtubeをラジオにしていたら、たまたま再生された下記の物語。 この物語に強烈な神話性を感じる。xx族の「ある男」の神話と同じように、日本族の「ある女」の神話ではないか? 事実かどうかは問題ではない。「ある女」とその子達を応援する気持ちと、夫とその一族に対する強烈な嫌悪感が「自然に沸き起こる」。 そして

          読了メモ「レヴィ=ストロース入門 」6

          読了メモ「レヴィ=ストロース入門 」5

          1.神話と情報なぜ近親相姦が語られるのか? 一つはその話題が「面白い」からだろう。つまり近親相姦という情報には価値があるってことだ。 情報価値は極論、確率だ。低い確率ほど価値がある。 近親相姦が情報になるということはその発生確率が低いてことになる。つまりその社会で近親相姦は滅多に発生しない。であれば逆にその社会には近親相姦タブーがあるのだろうと想定してもよさそうだ。 2.情報価値確率が低いことに興味を感じる、情報価値を感じる、のは我々も同じだ。犯罪や事故がニュースとなる。

          読了メモ「レヴィ=ストロース入門 」5

          読了メモ「レヴィ=ストロース入門 」4

          このレヴィの発想は「ミーム」を先取りしてるように感じる。 自分も3年前「人間」を人体+人工情報+人工物で構成される自然現象に設定した。 この設定では「人間」を人体に限定しない。人工情報も「人間という自然現象」の一部である。それに人体をその自然現象の中心に据えるわけでもない。別に情報の方を中心に考えても良い。その場合、人体は情報のメディア、ミームの寄生先みたいな扱いになるだろう。 以下、ミームである「神話」の立場で人体と社会を想像してみる。 神話というミームはまず生きようと

          読了メモ「レヴィ=ストロース入門 」4