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イギリス随一のギター奏者 Richard Thompson の不思議な音楽世界

イギリス人のギター奏者で僕が特に好きなのが、元Fairport Convention Richard Thompsonです。
様々な要素を取り入れた、繊細せんさいかつ大胆なギターの演奏は絶品です。他の楽器との絡みも見事!彼の書く曲も本当に素晴らしい。

Richardリチャード Thompsonトンプソン の Live 映像 1999
独特のエレキ・ギターの演奏が冴える。
アコースティック・ギターの演奏も味わい深い。


斬新なエレクトリック・フォーク・バンドとして再出発をした Fairportフェアポート Conventionコンヴェンション での経験を経て

1969年のFairport Convention のアルバム「Unhalfbricking」


出された最初のソロアルバム「Henry the Human Fly」(1972年)では、その独特な音楽世界は既に完成の域に達しています。
わざとらしい混成音楽感は全くなく、民謡の要素とRock が違和感なく、一つのひびきの中に融合しています。


中でも僕が特に好きなのが 当時の妻 Linda Thompsonとの共作「I Want to See the Bright Lights Tonight 」(1974年)です。 


演奏とアレンジの妙は実に見事です。文句のつけようがありません。表題曲のブラスのアレンジなどは実にかわった面持ちですが、不思議とすっと入って来ます。
LindaとRichard の歌は、同時代に多くの優れた歌手がいたことを考えると、最高のものとは言えないかもしれませんが、やはり自然とすっと入って来るところが魅力です。
イギリスのフォーク・ロックのすいの1つではないかと思います。

2015年のアルバム「Still」
こちらも素晴らしい


Fairport Convention の名盤「Liege & Lief」で盟友 Sandy Denny が歌った Matty Grooves を歌うRichard Thompson の Live 映像 2022


「Liege & Lief」(1969年)


(この記事は以前 Instagram (philosophysflattail)に上げたものを手直ししたものです。)



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