奇才達のざわめき The Velvet Underground & Nico
The Velvet Underground & Nico
有名なアルバムなので、今更ここであげるのもはばかられる程ですが、個人的な感想としては、これには僕が音楽に求めているものが、凝縮して詰まっているように感じます。
特にざわざわした肌触り、猥雑さは際立っている。人間が自然の一部である限り、都会に暮らそうと、田舎に暮らそうと、何らかの猥雑さから無縁ではおれないだろう。そこから何かを導き出していくしかない。できれば良き=強き何かを。
このアルバムをつくりあげているのは、奇才ルー・リードとジョン・ケイル、名ドラマー・モーリン・タッカー等、名音楽家達であるが、アルバムジャケットをデザインしたアンディ・ウォーホルの勧めにより、おまけの様に加わったニコが、これまたCrazyである。彼女のソロを幾つか試聴したが、Crazy すぎて、僕は聴いていられなかった。このアルバムでは、奇才達に囲まれ、かえって冷静さを保っているかのようです。
とにかく好きな1枚です。
(この記事は以前 Instagram (philosophysflattail)に上げたものを手直ししたものです。)
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