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リトル・ジョニー・C/ジョニー・コールズ
トランペッター、ジョニー・コールズの1963年録音リーダー作『リトル・ジョニー・C』を取り上げましょう
1960年代初頭のジャズ界に多くのニューカマーが現れました。トランペッターも例外ではく、素晴らしい才能を持ちシーンを活性化させるエネルギーを発する奏者の存在を、何人も確認する事が出来ます。
本稿の主人公ジョニー・コールズもその中の一人ですが、彼は強く自己主張を表出するタイプではなく、味わ
キャノンボール・テイクス・チャージ/キャノンボール・アダレー
1959年4, 5月録音アルトサックス奏者、キャノンボール・アダレーの『キャノンボール・テイクス・チャージ』を取り上げましょう。
キャノンボール・アダレー通算14枚目のリーダー作にして、初めてのワンホーン・カルテットによる作品です。
それまではトランペットや他の管楽器とのホーン・アンサンブル、またヴィブラフォン、ストリングスを迎えキャノンボールをバックアップすべくのサウンドを含めて演奏を聴かせ
メイティング・コール/タッド・ダメロン
ピアニスト、作曲家タッド・ダメロンの1956年録音リーダー作『メイティング・コール』を取り上げましょう。
モダンジャズ華やかなりし1950年代バップ〜ハードバップ期、多くの個性的なピアニストが現れシーンを賑やかにしました。彼らの中には作曲の才を持つ者が多く、佳曲を切望するジャズファン、ミュージシャン、時代から求められたゆえにその才能を遺憾無く発揮出来ました。
主だったところではバド・パウエル
ジャック・ディジョネット/スペシャル・エディション
ジャック・ディジョネット1980年発表のリーダー作『スペシャル・エディション』(特別版)を取り上げましょう。
様々な編成、コンセプトでリーダー作をリリースし続けるジャック・ディジョネット、いずれの作品でも異なったなメンバーで様々な内容を聴かせるのは彼の音楽性の幅が広く柔軟なゆえ、溢れんばかりに豊かなサウンドが彼の頭の中で鳴っているのでしょう。
1968年12月録音初リーダー作『ザ・ディジョネ
サウダージズ/トリオ・ビヨンド
ジャック・ディジョネット率いるトリオ・ビヨンド、2004年のライヴ演奏2枚組CD『サウダージズ』を取り上げましょう。
本作サウダージズはドラム奏者ジャック・ディジョネットがリーダー、ギター奏者ジョン・スコフィールド、オルガン奏者ラリー・ゴールディングスを擁するトリオ・ビヨンドのデビュー・アルバムで、ロンドンにあるクイーン・エリザベス・ホールで催されたコンサートを収録した作品です。
各楽器の
ザ・ニュー・スタンダード/ハービー・ハンコック
ハービー・ハンコックの1995年録音リーダー作、オールスターによる作品『ザ・ニュー・スタンダード』を取り上げましょう。
本作リーダー、ハービー・ハンコックの発案ならぬレコード会社プロデューサーから持ち掛けられたコンセプトによって『ザ・ニュー・スタンダード』はレコーディングされました。
自発的では無いレコーディングのため、はじめは受け身のスタンスだったハービーの対応がバンドの変化に伴い、次第に本