佐藤達哉

♬ジャズテナーサックス奏者です。10代からジャズ喫茶に通いレコード鑑賞をしていました。今でも相変わらずジャズをこよなく愛しています。ここではジャズファンとプレーヤー両方の視点から作品について色々と感じた事、演奏者としての経験談も加えて書いて行きたいと思います。

佐藤達哉

♬ジャズテナーサックス奏者です。10代からジャズ喫茶に通いレコード鑑賞をしていました。今でも相変わらずジャズをこよなく愛しています。ここではジャズファンとプレーヤー両方の視点から作品について色々と感じた事、演奏者としての経験談も加えて書いて行きたいと思います。

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    • テナーサックス奏者佐藤達哉によるジャズアルバム・ブログ

      永年に渡り演奏し続けているジャズプレイヤー、アルバムをこよなく愛すリスナー、二つの視点のクロスアングルから様々な作品の内容を分析し論じたブログをまとめています。これまでに無い切り口の作品紹介にしたいと思っています。

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    ワインライト/グローヴァー・ワシントン・ジュニア

    サックス奏者グローヴァー・ワシントン・ジュニアの80年録音作品『ワインライト』を取り上げましょう。 グローヴァー・ワシントン・ジュニア、11作目のリーダー作に該当し当時のフュージョンブームもあり、アルバム自体空前の大ヒット、ビルボード・トップ・ジャズ・アルバム1位を記録します。 収録曲ジャスト・ザ・トゥ・オブ・アスも全米ポップチャート2位、そして82年のグラミー賞ベストR&Bソング賞を受賞する快挙を遂げます。 もともとグローヴァーの作品制作は、R&Bのテイストを基本にジャ

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      • フライ・ウイズ・ザ・ウインド/マッコイ・タイナー

        マッコイ・タイナー1976年録音の作品『フライ・ウイズ・ザ・ウインド』を取り上げてみましょう。 多作家マッコイ・タイナーは70年代、年に2作のペースでコンスタントにリーダー・アルバムを録音、リリースしていました。プレーヤーとして生涯活動していましたが、この頃は特に充実を感じます。 前後には75年2月に『トライデント』、翌76年6月『フォーカル・ポイント』をレコーディング、本作のようにストリングス・オーケストラを擁した大編成から『トライデント』でのエルヴィン・ジョーンズ、ロン

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        • エズセティックス/ジョージ・ラッセル

          ピアニスト、コンポーザー、そしてアレンジャーでもあるジョージ・ラッセル、1961年録音リーダー作『エズセティックス』を取り上げましょう。 エリック・ドルフィー、スティーヴ・スワロー、ドン・エリス、デイヴ・ベイカー、ジョー・ハントら当時最先端のミュージシャンを擁した、ラッセル6作目のリーダーアルバムになります。 理知的で探究心に富んだ音楽を展開し、アグレッシヴな演奏を聴かせますが、リリカルでリラックスした側面も覗かせる、バランス感を有するミュージシャンと認識しています。 56

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          • ライヴ・アット・カーネギー・ホール1957 / セロニアス・モンク&ジョン・コルトレーン

            ジョン・コルトレーンをフロントに迎えたセロニアス・モンク・カルテット、カーネギー・ホールでの演奏を収録した作品『ライヴ・アット・カーネギー・ホール1957 / セロニアス・モンク&ジョン・コルトレーン』を取り上げましょう。 作品のリリースは青天の霹靂でした。 ジャズ界のレジェンド二人、セロニアス・モンクとジョン・コルトレーン未知の共演テープが発見され、2005年7月に発表されたのです。 57年11月29日カーネギー・ホールでの演奏を収録したものですが、米国国会図書館がVOA

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          • テナーサックス奏者佐藤達哉によるジャズアルバム・ブログ
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            書誌『ジャズアルバム大全』発売‼️

            佐藤達哉の書誌『ジャズアルバム大全』が発売されます。 noteに掲載していたブログを70作品選び、手直しし、纏めました。 表紙にはタモリさんの言葉を書いて頂きました。 間も無くAmazonに上がります。 自分のライブにも持参しますので、購入希望の方は会場で遠慮なく仰ってくだい。 お望みでしたらサインもいたします。 著者:佐藤達哉 発行:PHPエディターズ・グループ A5判/456頁 ISBN978-4-910739-11-3 定価:本体3,500円(税別) 発売日

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            イントロデューシング・ウェイン・ショーター

            ウェイン・ショーター59年録音作品『イントロデューシング・ウェイン・ショーター』を取り上げましょう。 本作は独自の音楽性、常にオリジナリティを発揮するワン&オンリーなテナーサックス奏者、ウェイン・ショーターの初リーダー作に該当します。 ジャズ界期待のニューカマーの処女作に相応しいのでしょうか、真新しいセルマー社製のテナーを携え、こちらを見つめるショーター、飾り気のないシンプルな青地ジャケットには寧ろインパクトを覚えます。 以降激動の60年代をアート・ブレイキー・アンド・ジ

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            ブラック・ファイアー/アンドリュー・ヒル

            ピアニスト、アンドリュー・ヒルの63年録音リーダー作『ブラック・ファイアー』を取り上げましょう。 60年代初頭のジャズシーンに個性溢れるオリジナル、斬新な演奏スタイルを引っ提げて現れたピアニスト、アンドリュー・ヒルのリーダー2作目になります。 ブルーノート・レーベル(BN)のプロデューサー、アルフレッド・ライオンの全面的支援のもと、ヒルの楽曲を理解し、表現し得る確実なメンバー、ジョー・ヘンダーソン(ジョーヘン)、リチャード・デイヴィス、ロイ・ヘインズを集め、演奏を繰り広げて

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            ポエトリー/スタン・ゲッツ&アルバート・デイリー

            スタン・ゲッツとピアニスト、アルバート・デイリーの83年デュオ演奏作品『ポエトリー』を取り上げましょう。 膨大な作品群を誇るスタン・ゲッツですが、意外にもアルバム全曲ピアノとデュエットの作品は本作と、彼のラスト・レコーディングに該当する91年3月コペンハーゲンで行われたコンサートを収録した『ピープル・タイム』、及びその3日間の模様全てを収録し後年リリースされた『ピープル・タイム:ザ・コンプリート・レコーディングス』だけになります。 ここでのピアニストは晩年のゲッツを支え続け

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            リッチー・バイラーク・アット・メイベック

            リッチー・バイラークのソロピアノ作品『リッチー・バイラーク・アット・メイベック』を取り上げましょう。 録音:1992年1月5日メイベック・リサイタル・ホール、カリフォルニア・バークレー エンジニア:デイヴ・ルーク プロデューサー:ニック・フィリップス エグゼクティヴ・プロデューサー:カール・ジェファーソン レーベル:コンコード p)リッチー・バイラーク (1)イントロダクトリー・アナウンスメント  (2)オール・ザ・シングス・ユー・アー  (3)オン・グリーン・ドルフィ

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            アマネセル/ジョーイ・カルデラッツォ

            ピアニスト、ジョーイ・カルデラッツォの2006年録音リーダー作『アマネセル』を取り上げましょう。 ジョーイ・カルデラッツォ9作目のリーダー作『アマネセル』、スペイン語で「夜明け」ないしは「日の出」の意味になります。 前作02年8月録音初のソロピアノ・アルバム、『俳句』のコンセプトを踏襲し、本作もピアノ独奏が中心ですが収録9曲中4曲にヴォーカルやギターが加わり、華を添えています。 収録曲中3曲がマイケル・ブレッカーやジョーイのオリジナル曲、そしてマイケルのリーダー作でも演奏さ

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            タイムズ・ライク・ジーズ/ゲイリー・バートン

            ヴィブラフォン奏者、ゲイリー・バートンの88年リーダー作『タイムズ・ライク・ジーズ』を取り上げましょう。 43年米国インディアナ州生まれのバートンは60年に僅か17歳でデビューを飾り、以降数多くの最先端ミュージシャンと充実した活動を繰り広げました。2017年に引退を表明するまで60年近く、ヴィブラフォンの第一人者として音楽界にその名を轟かせ、リーダー・アルバムを60作以上リリースしています。 片手に2本ずつのマレットを持ち、計4本を自在に駆使します。レッド・ノーヴォが始め

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            トゥ・ブロックス・フロム・ジ・エッジ / マイケル・ブレッカー

            マイケル・ブレッカーのリーダー作『トゥ・ブロックス・フロム・ジ・エッジ』を取り上げましょう。 1998年アヴァター・スタジオ、ニューヨークにて録音 レーベル:インパルス プロデューサー:マイケル・ブレッカー&ジョーイ・カルデラッツォ (ts)マイケル・ブレッカー  (p)ジョーイ・カルデラッツォ  (b)ジェームス・ジーナス  (ds)ジェフ ”テイン” ワッツ  (per)ドン・アライアス 1)マダム・トゥルーズ  2)トゥ・ブロックス・フロム・エッジ  3)バイ・ジ

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            ウイ・ウォント・マイルス/マイルス・デイヴィス

            今回はマイルス・デイヴィスの81年録音、翌年リリースのライブ作品「ウイ・ウォント・マイルス」を取り上げてみましょう。 70年代中頃から活動を中断、6年近いブランクからの復帰演奏です。若手の精鋭達を擁した白熱のステージ、マイルス自身体調万全とは言えませんが、彼が発するオーラによりサイドマンのポテンシャルは引き出され、その集約力には凄みさえ感じられます。 マイルス諸作の中で異色のライブ・アルバムです。69年録音の問題作にして傑作「ビッチェズ・ブリュー」に端を発する、エレクトリッ

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            Eric Dolphy at the Five Spot vol. 1

            今回はEric Dolphyの代表作「Eric Dolphy at the Five Spot vol. 1」を取り上げたいと思います。 Recorded: 16 July 1961 at the Five Spot, New York City Engineer: Rudy Van Gelder Label: New Jazz Producer: Esmond Edwards as, b-cl)Eric Dolphy   tp)Booker Little   p)Mal

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            Making Music / Zakir Hussain

            今回はタブラ奏者Zakir Hussainの86年録音作品「Making Music」を取り上げてみましょう。John McLaughlin, Jan Garbarek, Hariprasad Chaurasiaらを迎え、独自の世界を表現した素晴らしい作品に仕上がりました。  Digital Recording, December 1986 at Rainbow Studio, Oslo Engineer: Jan Erik Kongshaug Produced by Ma

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            New York Is Now!

            今回はOrnette Coleman 1968年作品「New York Is Now!」を取り上げてみましょう。Elvin Jones, Jimmy GarrisonたちJohn Coltrane Quartetのリズム隊を得て、素晴らしいインタープレイを展開しています。 Recorded: April 29 & May 7, 1968 Studio: A&R Studios, New York City Engineer: Dave Sanders Label: Blue

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