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90年代個人的洋楽10選

1980年代が終わり90年代に入ると音楽もさらに多様性を増して、好みが個人個人でかなり分かれていくような感じになっていったような気がします。みんなのスーパースターとか80年代に比べると少なくなった感はありますが、それでもまだ洋楽のスターは生まれて来ていて、代表的な存在はマライアキャリーやホイットニーヒューストンなどの女性歌手ですかね。80年代末のやや軽い感じの曲は姿を消し始め、時代がまた混沌としてきた中、その苦しみや不安などからまた優れた音楽が生まれるようにもなってきましたね。個人的には洋楽が最後に輝いていた時代だったと思っています。名曲は多いですが、かなり絞ってポップス寄りの10選をどうぞ。

Regret / New Order (1992年)
これは偶然コンピレーションアルバムで知ったのですが、爽やかでいて切なさも兼ね備えたかなりの名曲でドンピシャで僕好みの曲でしたね。元々は80年代初頭にジョイディビジョンというバンドで活動していたのですが、ボーカルのイアンカーティスが自殺していなくなった後に残ったメンバーで結成したのがこのニューオーダーです。結構難解な曲も多かったように記憶していますが、この曲は一転してかなりポップで聴きやすい曲になってヒットもしましたね。


Ordinary World / Duran Duran (1993年)
これも今は亡き「NOW」シリーズの記念すべき第一作に収録されていて、本当にこの曲に出会えたのが音楽人生で最高の出会いの一つと言っても過言じゃないくらい、一時はどっぷり沼にハマっていました。17歳とかの一番感受性が豊かな時代に最高のメロディーだと思える曲に出会ったのですから、仕方ないですね。80年代のブリティッシュインベーションを代表するデュラン・デュランが90年代にも変わらない創造性を発揮できることを示した忘れがたい一曲です。


I Will Always Love You / Whitney Houston (1993年)
90年代と言えばこれ、みたいな一曲ですね。ビルボードで14週連続1位に輝いた彼女の代表曲です。映画「ボディーガード」の主題歌で彼女が主演でケビンコスナー演じるボディーガードとのラブロマンスはこの時代に大いに話題になりましたね。僕は見てないですけど、音楽と映画が社会現象みたいにどっちも大ヒットして、連日ニュースなどのメディアで取り上げられてました。日本でもこのシングルはオリコン1位とかになったりして、凄かったことは覚えています。グラミー賞最優秀レコードにも輝きましたし。洋楽最後の黄金時代の幕開けを飾る一曲ですね。


Dreamlover / Mariah Carey (1993年)
90年代もう一人のスーパースターと言えばこの人、マライアキャリーです。めちゃくちゃ売れまくりましたね、この時代。80年代のマイケルジャクソン並みに。あまりにもヒット曲、名曲が90年代にはあるのですが(クリスマスのあの曲とか)強いてあげれば僕はこれかな。まだ初々しさもあり、でもビルボード8週連続1位にもなる代表曲でもあり、丁度いいかも。ここからの5年くらいは80年代のマイケルジャクソンに匹敵するくらいの無敵ゾーンに入っていたと思います。


Stranger In Moscow / Michael Jackson (1995年)
80年代を代表する超がつくスーパースターのマイケルジャクソンも90年代に入ると例のいろいろあった疑惑とかで、かなり人気とかにも陰りが出てきましたが、音楽そのものはまだまだ超一流が多くて、僕はその中でも個人的にこの曲が一番好きです。マイケルの最もピュアな感性が美しく統合されていてバラードでは一番好きですね。他にもいいバラード多いですが、この曲が頭一つ抜けていると個人的には思います。


Because You Loved Me / Celine Dion (1995年)
ニューヨークの超高層ビルの一室で摩天楼を夜にワイングラス傾けて、恋人と夜景を見下ろす……なんて人生最高な夜にバックで流れているともう死んでもいい。そんな一曲です。どんなんやねん。でも聴いてもらえれば伝わるかも。そこまではいかないかもですが、夢見るくらいはいいかな。タイタニックなあの曲の方が有名ですが、僕は断然こっちが好きです。PVはなかったですが、返ってこのシチュエーションをイメージしやすいかもです。


Change The World / Eric Clapton (1996年)
この曲も90年代と言えば、な曲ですね。ギターの神様は90年代に入って歌でかなり存在感を示していました。1992年の「Tears In Heaven」とか。この曲とどっちも大ヒット、そしてグラミー賞最優秀レコードを受賞しましたし。ベイビーフェイスが作曲したオリジナルではないのですが、サビのメロディーが最高です。これもPVなかったです、すいません。


I Want You / Savage Garden (1996年)
何もかも出尽くした感がある90年代にまだ未来を夢見させてくれる希少なサウンドで、大ヒットを記録した彼らのアメリカデビュー曲です。ビルボードの年間チャートにも上位でランクされました。本当に80年代を90年代に置き換えたかのような、未来の音楽をこの人たちはやってると驚いて一気にファンになりましたね。活動期間は4年と短かったですが、でもこの曲と次のバラードでもう永遠に残るアーティストになったと思っています。


Truly Madly Deeply / Savage Garden (1997年)
洋楽最高バラードの一つです。打ち込みでいながら温かみもある、奇跡の一曲ですね。当時僕はテレビ神奈川、関西では京都テレビの週一回やっていた「Billboard Top 40」を欠かさず見ていたのですが、この曲が上位に食い込むと毎週「頑張れ1位になって10週くらい1位でいてくれ」と好きなチームを応援するみたいに、祈っていたりしたのを懐かしく思い出します。まあ3週連続でしたが、1998年とかの年間チャートではトップ10には食い込んだかな、忘れたけど。でも本当にいい曲なので、どうぞ。


Smooth / Santana featuring Rob Thomas (1999年)  
90年代最後はお祭り感溢れるラテンの名曲で。まさかのサンタナ大ヒット、さらにはグラミー賞最優秀レコードまで受賞。20世紀終わりになんか、ベテランがこぞって凄いヒットを飛ばしていましたね。シェールとか、ブロンディとか。この曲はその中でも特に大ヒット、インパクトを全世界に与えましたね。いまだに聞くとテンション上がりますもん。いやあ、やっぱりこの時代の洋楽は最高でしたね、戻りたいな。まあ僕は人生どん底だったので今の方がいいですけど笑。でもそれも含めて懐かしいですね、この時代は。


80年代よりも90年代の方が青年期でドンピシャな世代だったりします。痛みも何もかもリアルに音楽とともに響いたので、心に沁みる曲が個人的には多いですし、洋楽の力が今よりずっとあって、邦楽も発展しつつあり、よく聞いていた関西のFM802では「新旧洋邦」のリクエストが偏ることなくずっとかかっていて音楽が日常に溢れていました。今はサブスクで個人的に聴いたりしますが、この時代はまだみんなが知っているヒット曲がたくさんあって、それでいろいろと話題になったりカラオケ行ったり、今もそれは変わらない部分もありますが、あの時代ならではの空気もあって、振り返るといい時代でもあったかなと思ったりします。個人的にはしんどい時代でしたが、あの90年代の荒々しい雑多な空気感はやっぱり懐かしいですね。ではまた。

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