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ゲーム音楽個人的10選Ⅳ

まだまだゲーム音楽で思い出深い名曲がありました。最近レトロゲームの動画とか見るのが結構好きで、そこで流れている音楽とかから昔やっていた時に「いい音楽だな」とか思って今まで忘れていたものを思い出したりしております。今回はその動画はそこまで多くはないですが、それをきっかけにいろいろ芋づる式に思い出せたりしたので、第4弾という形に結実した次第です。そんな感じですが早速どうぞ。


ドラえもん 魔境編BGM3 ハドソン (1986年)
これが冒頭でも紹介した「レトロゲーム動画」繋がりから思い出した曲です。もう自分でやろうとかの気力はないのですが、上手い人のプレイを見るのは昔から好きで、最近はそういう動画をしょっちゅう見たりしていて、このドラえもんも当時やたらハマったゲームで懐かしさ満点ですね。この「ゲーム音楽個人的10選」シリーズでも魔境編BGM2とか取り上げましたが、このBGM3もいいですね。再発見した感じがなんか嬉しいです。


ドラゴンクエストⅡ 街の賑わい エニックス (1987年)
ドラクエの街の音楽では一番好きな曲かもしれません。本当にあの80年代後半当時のスーパーマーケットの雰囲気を個人的にめちゃくちゃ感じられる神曲だとも思っていて、すぎやまこういち氏のその時代の空気感を的確にとらえる感性に脱帽です。特にこのエレクトーンのアレンジが80年代という時代にマッチしていて大好きですね。音楽であっという間にタイムスリップできてしまう稀有な一曲でもあります。


ドラゴンクエストⅢ おおぞらをとぶ エニックス (1988年)
これまでいろいろゲームやドラクエの音楽を紹介してきましたが、性格がややあまのじゃくなところがありまして、この誰もが認める名曲を避けてきてしまっていましたが、そろそろ入れないとと思ってここにやっと登場してきました。不死鳥ラーミアに乗ってバラモス城に乗り込んだり、竜の女王の城へ行ってドラクエⅢの奥深い世界観に唸ったり魅了されたり、物語の後半のシナリオの神レベルの流れをこの曲と一緒に思い出したりします。残念ながらswitchは大学の学費こしらえるために売ってしまい、今年11月に出るドラクエⅢのリメイクは出来なくなりましたが、いろいろ試練を超えていい感じで忘れた頃にやるときっと感動は倍増するだろうと思って死ぬまでにはやってみたいと思います。


ロックマン2 クイックマンステージBGM カプコン (1988年)
ロックマン2は名作でありながら音楽もファミコン屈指の名曲の宝庫だとも思います。ドクターワイリーステージは神曲の中の神曲ですし、他にもプレイ中のアドレナリンをMAXにしてしまう曲が目白押しで、改めて聞くととんでもないゲームだったなあと思ったりします。クイックマンステージとかも何回死んだか分からないくらい難易度の高いステージでしたが、音楽がかっこよければ不思議と嫌な印象はかき消されていい思い出修正がなされていましたね笑。


超魔界村 ステージ2 幽霊船、狂気の海BGM カプコン (1991年)
ファミコンの魔界村はまったく歯が立たない難しさで小学生にはクリア無理な難易度でしたが、中学生になってスーパーファミコンで出たこの「超魔界村」は画面の美しさとBGMの良さ、そして難易度や操作性もそこまで「無理ゲー」ではなくなったので、かなりやり込んだ上でなんとかクリアを果たした思い出があります。まあ「憧れのゲームプレイ動画」でも言いましたが野球部の先輩に借りパクされた引っかかる思い出付きでもありますが。2面に入ってから流れてきたこの音楽には癒されながらプレイしていて印象に残っています。 


超魔界村 ステージ5 永久凍土の森、雪原地帯BGM カプコン (1991年)
これは動画を見ていて思い出した名曲です。何となく雪が降っていた場面の音楽が良かったなあとかしか覚えていなかったのですが、動画とかでありありと思い出すと、かなりヤバい神曲でしたね。ここまでくるともう最後まで見たい思いだけで、あの当時は簡単にはセーブとかアクションゲームできなかったので、何時間もぶっ通しでやり込んで指が痛いは眠いわ、とか乗り越えてクリアしていた記憶があります。熱中するといろいろ見えなくなるタイプで、勉強とか生活のリズムとかいろいろ影響を受けていたと思います。


クロノトリガー ラヴォスのテーマ スクエア (1995年)
まだまだクロノトリガーには名曲があり、これは未来の荒廃した世界がクロノたちの未来だと知ったドームでのホログラムビジョンで1999年、ラヴォスが地中深くから大地へ噴き出して世界を火の海に変えていく場面で印象的に流れる音楽です。当時はまだ1995年でまだ1999年7月に空から恐怖の大王が降ってくるとされた有名な「ノストラダムスの大予言」が間近に迫っていることもあり、結構なインパクトはいろいろありましたね。ゲーム内と現実がなんか繋がっているような、逃避癖、妄想癖のあった僕なんかには特に。またこの音楽は最初は世界の終わりを悲劇的、かつ戦慄的に描いているのですが、途中から何かもの凄い諦念というか、もはやこれは運命で受け入れるしかないといった人間がどうしようもない絶望の淵に立たされた時に、神や大いなる存在に身を委ねるかのような、美しいメロディさえ奏でていて、そこら辺の表現力が余計にこの世界崩壊のシナリオとリンクしていて、ゲームの中に没入していくまさに「トリガー」みたいな働きもあったのかなとか個人的には思ったりします。このゲームはやっぱりとんでもなかったなあと、もうやる気力はないですが、思ったりします。


ドラゴンクエストⅥ ぬくもりの里に エニックス (1995年)
これは長らく記憶の底に沈んでいた曲で、スマホか何かをいじっていたらこの曲を紹介している動画にヒットして、「ホンマに隠れた名曲やなあ」って思いました。かなりマイナーな曲ですが、確かにドラクエⅥをプレイしていてほんのわずかしか出てこなかったですが、名曲指数の高いインパクト見たいなのが脳裏に刷り込まれていて「そういう評価(隠れすぎて見つけにくいけど凄くいい曲)」されていたのも納得という感じでした。まあでもドラクエⅥ自体そこまで長くプレイはしていなかったので、本当に動画とか見るまでこの曲の存在は忘れていましたね。


ファイナルファンタジーⅧ EYES ON ME スクエア (1998年)
これは僕はFFⅧ自体はまったくやったことはなくて、当時CMで話題になっていた「これは映画か」とか思わせてくれた映像のバックに流れていてとても印象深かったのでここに入れました。あの映画と見間違えるほどのクオリティーは衝撃的でした。僕は当時もうスーパーファミコン止まりの引きこもりでまったく時代にはついて行けてなかったので、ゲーム内容とかほとんど知らないのですが、この曲はかなり好きでした。2000年とかにヒーリングミュージックのCD「feel」とか出てその中にも収録されていて、そこで改めてこの曲で癒されたりしていました。


ドラゴンクエストⅦ やすらぎの地 エニックス (2000年)
何回か書いてきましたが、ドラクエⅦが最後に実質的にハマったゲームです。2000年の8月から9月にかけて友達から2週間、一切「返してくれ」の電話にも出ずに借りパクした状態で、この世に別れを告げる前にこのゲームだけはクリアしようとしていたかのように起きている間はずっとドラクエⅦをやっていました。ひきこもりの最も底辺にいた時期で、そんな暗黒の時代をつかの間このゲームをやっている時だけは夢のように忘れていて、でもそれが終わるとどうしようもない行き詰まりのひきこもりが待っている、みたいな切なさを今でも覚えています。おそらくひきこもりに至る精神状態の飢餓がゲーム中毒にさせて、それが終わった、ひきこもりから抜け出したと同時に飢餓感も終わり、今度はゲームアレルギーみたいなって、逆にゲームをやっているとしんどくなるみたいな精神状態になったり、忙しいな笑。まあでもやっぱり本気でハマった最後のゲームは僕の場合このドラクエⅦで、この曲はもう名前は忘れましたがどこかの丘の上の教会からの景色がとても写実的でそのゲーム内容と、その当時の荒廃した僕の精神状態に一服の清涼剤みたいな印象を植え付けた名曲だったりするので、やっぱり思い出深い曲です。




ドラクエ多めでしたが、これでもうほとんどゲーム音楽は出尽くしたような気もします。ゲームをやっていると間延びというかほとんど惰性でやっていたりでそこまで感性が開いていない状態では音楽も沁みわたってこないというか、思い出せなかったりします。いい曲であっても。個人差はかなりあるとは思いますが、僕にとってゲームは苦い思い出、ひきこもりに至る自分のブラックホールの傷を埋めるべく注がれたタールのような液体というイメージもします。本当に好きでやっていたのか、苦しい人生や何か自分の欠けた部分の穴埋め要素的に忍び寄ってきた、アルコールや賭け事のような、依存性の強い劇物みたいな印象もあり、だからもうほとんどゲームは楽しくは出来なかったりするので、もう無理にはやらないかもです。まあでも楽しめた部分もあったりするので、よく分からないですが、こうやって「楽しそうに」振り返ってこういう記事を書けたりするのかな、とか思ったりします。ややこしくてすいません。二重人格なんかな。偽りの自分で自分をゲームをすることで封印していたような、もっと人生的に何か建設的なことが出来たのではないか、あの時間に、とか思ったりする自分もいたので。まあやっぱりよくまだわかんないですね、本当のことは。まだまだ苦しいことや満たされないことが多い人生なので余計にそう過去を見てしまうのかもしれません。マイナスの相場がまだ多いかなトータルでは。これから頑張ればプラスが増えてチャラになって、そしてようやくゲームをしていた自分を認めて楽しめたことも「正しく」思い出せるのかもしれません。ではまた何かの10選で。

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