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掌編2024

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2024年の創作物です
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2024年5月の記事一覧

【赤い傘】#シロクマ文芸部

「赤い傘の女?」 「そう。怪談というか都市伝説というか」 「ネットとかで流行っているのか?…

たつきち
3週間前
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不審物

とある国の空港でKはFに会った。 「なんだ?結局おまえと一緒か?」 とFは言って確認したら、…

たつきち
3週間前
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和菓子屋 -【腐れ縁だから】#青ブラ文学部

付き合っている年数で腐れ縁と呼べるラインがあるとしても、さすが半世紀の付き合いとなったら…

たつきち
3週間前
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【奇岩シューズ】#毎週ショートショートnote

最近流行りの奇岩シューズは、なんてことはない奇岩の写真の入っているシューズだった。それが…

たつきち
4週間前
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【祈願上手】#毎週ショートショートnote

「祈願上手?おねだり上手とは違うのか?」 「そうだな…似て非なるもの。かな?」 西本はあた…

たつきち
4週間前
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【金魚鉢】もしくは『隣人005』#シロクマ文芸部

金魚鉢? 駐車スペースにそれは落ちていた。 置かれていたのかもしれない。 どちらにせよ「何…

たつきち
1か月前
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【金魚鉢】#シロクマ文芸部

「金魚鉢・・・?」 宵月は目覚めにそう呟いた。 「変な夢だったんだ」 朝食のフレンチトーストを食べながら宵月が言う。 「珍しいじゃん?夢とか引きずるの」 野々隅が言うと、宵月はコクリと頷く。 「金魚鉢って、家にあったことがないんだよね」 「金魚、飼ったことがない?」 「うん。ない」 そういえば生き物を飼ったことがない話をしていたな。と野々隅は思った。 「あ、でも、俺もないかも」 「何?」 「金魚鉢。今まで家に金魚鉢が登場することなかったかもしれない」 縁日で掬った金魚はどう

【66 ポップコーン】#100のシリーズ

理想の休日ですか? うーん… 映画三昧ですかね? ミステリ映画が好きなんです。 だから、新作…

たつきち
1か月前
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【65 ゴミ】#100のシリーズ

遺品整理屋が案内したのは元廃校。 「不要と言われるモノを不要となった場所に収めておく。ち…

たつきち
1か月前
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【人魚の尾鰭の先の色】#新色できました

馴染みのカフェに置いてあったオーストラリアの雑誌を眺めていた。 読んでいたとは決して言え…

たつきち
1か月前
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【山岳カルマ】#毎週ショートショートnote

登山仲間の葬式の後は約束などなくても皆いつもの店に集まる。 「なぜ山に登るのか?」「そこ…

たつきち
1か月前
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【文学トリマー】#毎週ショートショートnote

出された名刺には「文学トリマー」とあった。 「え?編集さんですよね」 「そうです。この度担…

たつきち
1か月前
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特殊機関-【帰りたい場所】#青ブラ文学部

旅鼠に関する情報が入って来た。 テロ組織レミング。 テロと言っても彼ら自体には主張する主義…

たつきち
1か月前
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【白い靴】#シロクマ文芸部

「白い靴を履いた男、ですか?」 「えぇ。ご存知ないですか?」 先週近くであった殺人事件の捜査だという刑事とここの社長の話を背中で聞いていた。 「目撃証言によると、走り去る男は夜でも目立つ白い靴を履いていたというんです」 「はぁ…いや。記憶にないです」 「そうですか…」 そのあとも二、三の質問をして刑事たちは帰って行った。 「なんだか物騒ですね。殺人事件とか」 「うん。5年前もあったんだよね」 「え?近所でってことですか?」 「うん。そう」 小さな印刷所の社長は改めてコーヒーメ