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フランスで前例のない外出禁止の措置〜ラテンの国民性とコロナの広がり〜

フランスの今と恐怖のカウントダウン

Boonjour! こんばんはお元気ですか。フランスを出れなくなりました。といいますか家すらも出れない状態になりました。

今では世界中に感染が拡大している「新型コロナウイルス(SARS CoV-2)」ですがさかのぼること約4ヶ月前、2019年の12月に最初にヒトへの感染が報告され、中国・湖北省の武漢市で41人が原因不明の肺炎を発症し、その後の分析で、今回起きているパンデミックの原因が新型コロナウイルスだということが明らかになりました。

日本ではコロナというよりそれによって引き起こされる新型肺炎を中心に報道しますが、イタリア、イラン、スペインやアメリカなど世界では『コロナ』と呼ばれることが多いです。

そして昨日衝撃の夜を迎えました。
というのも先週から2日に1度の頻度でフランスのマクロン大統領は国民向けのテレビ演説を行い、それに対する対策と国からの政策や措置を夜の20時に決まって報道をしていました。

そして昨日の20時の演説では『新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、17日から15日間にわたって全土で外出を大幅に制限する』と発表し、フランスでは前例のない措置に踏み切りました。

フランス大統領のマクロン大統領は16日夜、国民向けのテレビ演説を行い、感染の拡大を抑えるための新たな措置として、現地時間の17日正午から日本少なくとも15日間(約2週間)にわたって全土で外出を大幅に制限すると発表したのです。まあ衝撃といいますか家を出れない閉じ込められ状態になりました。

そして外出についてですが食料品など生活必需品の購入や医療上の理由、または在宅勤務ができない仕事を行う場合などに限って外出を認めるということでした。そしてその外出の際に必ず必要なものがあります。

それがこれ!!政府から発行されたこの用紙をきちんと正統性のある理由でうめないといけません。

外出届2941

そして外には見張り役の警察と自衛隊が監視をしています。もうなんていうかウォーキング・デッド(Netflix)ですよね。。

人と人の接触を避けるため、家族や友達との散歩をはじめ、いかなる集まりも禁止するとし、従わない場合は罰則が伴うと強調しました。しかもその罰金が高くて135ユーロくらい(17000円)くらいです。

また、現地時間の17日正午から30日間にわたって、EU=ヨーロッパ連合の域外からフランスを含むEU加盟国への入国を原則禁止することも明らかにしました。なので日本に帰国する人はあと2〜3日くらい猶予があるみたいですが、リスクを背負ってしかも準備が何もできていない状態で変えるほうが危険性が高いと踏んでフランスに残ることにしました。

フランスではこれまでに、食料品店や薬局を除きレストランやバーなどの営業を停止していましたが、感染者は16日までに6633人、亡くなった人は150人以上に上り、感染拡大の勢いはいっこうに止まりません。

このためマクロン大統領は市民生活を著しく制限する前例のない措置に踏み切りました。

イタリア、スペイン、フランス人の国民性とコロナの拡大

ではなぜイタリアを中心にスペイン、フランスとここまで一気にパンデミックになったのでしょうか。僕の意見として、そして実際見た立場として言わせてもらうと彼らには自粛をするという習慣があまりありません。

コロナがそこまで迫っていてマクロン大統領の1度目の演説(1週間前)のときに『自宅に自粛するように』『極力外出をしないように』『人混みをさけるように』と口すっぱく演説にて繰り返されていたにも関わらず、法的措置や禁止令が発動されていないからといって多くの国民がカフェやバー、クラブに行っていました。

薬局のマスクはすでに病院に送られておりフランスにはマスクをする習慣がないのでフランス全土のマスクのストック量がもともと少なく誰もマスクをつけていませんでした。

まとめると欧州、とくにラテンの国でここまでパンデミックが広がっている原因は大きく分けて3つ

・『そんなの関係ないや』と禁止令が出るまで自粛しない国民性

・『中国』へ依存している市場マーケット『輸入など』

・マスクをつけない習慣と挨拶などのスキンシップをラテン文化

今週の木曜日に実際に動画をとってフランスの今の現状をアップをしようと考えています。ぜひ見てください!


ではまた次回お会いしましょう!
A bientôt !

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