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マンガの感想

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#マンガ

感想:あせびと空世界の冒険者(10):大団円。ロボットと人間の恋というテーマからは逃…

SF冒険譚は本巻で大団円を迎えました。 最後は駆け足気味の展開でしたが、伏線を回収し、それ…

立木茂
6か月前

感想:最期の火を灯す者 火葬場で働く僕の日常(1):最後の別れを用意してくださる方…

以前に身内を亡くし、火葬場で棺を炉の中に見送った時は本当に悲しかったです。 そのお別れの…

立木茂
6か月前
1

感想:スクールゾーン(5):連載休止は残念ですが、作者さんの新しい挑戦を応援します

本作は、複数の女学生同士の恋愛と葛藤を描いた百合作品です。 登場人物の重苦しい内面を描き…

立木茂
6か月前
1

感想:剣と魔法の税金対策@comic(1):人間の価値を安くする緊縮財政とデフレの弊害が…

デフレとは、資産の価値が上がり、労働の価値が下がる現象です。 金持ちにとっては、既に持っ…

立木茂
6か月前

感想:児玉まりあ文学集成 (3):他人の付け入る隙のない文学的恋愛劇

2人だけの文学部で彼らはついに交際を始めますが、相も変わらず常人には理解できない文学談議…

立木茂
8か月前

感想:嘘解きレトリック (1):少女の孤独を丁寧に癒していく探偵が尊い

本作は、嘘が分かる能力を持った少女と探偵の出会いから始まる物語です。 その能力故に迫害さ…

立木茂
8か月前

感想:嘘解きレトリック (10):人が他人と関係を持つのは何故なのかを問いかけてくる作品

この作品には様々な嘘が出てきました 人を騙すための嘘 お世辞の嘘 他人を傷つけたくないための嘘 自分をごまかすための嘘 その場しのぎの嘘 バレると分かってあえてつく嘘 本作は嘘というテーマを主軸に、人が他人と関係を持つのは何故なのかを問いかけてくる作品でした。 嘘が分かるかの子は、嘘が分からない人はどうして他人を信じられるのか左右馬(そうま)に問いかけたことがあります。 左右馬(そうま)は「まず何か信じて、傷つくの覚悟して飛び込んでみなきゃ始まらないでしょ」と答えました

感想:隣のお姉さんが好き (1):面倒くさい人を好きになった少年の恋物語

本作は、中学2年の少年たーくんが幼馴染の高校2年の少女、心愛さんに告白しても相手にされず…

立木茂
8か月前
1

感想:瑠璃の宝石 (3):科学マンガの最高峰。全ての科学を好きな人に読んでもらいたい…

本作は、綺麗な物が好きな奔放な女子高生のルリが、鉱物を研究する院生と知り合ったことから、…

立木茂
8か月前
1

感想:明日クビになりそう (1):意識高い系へのアンチテーゼ、労働者よ、怠惰たれ!

この作品の主人公の宮本は、仕事をサボることに全身全霊を捧げるサラリーマンです。 「バイト…

立木茂
8か月前
3

感想:33歳独身女騎士隊長。 (3):戦争に負けて、外交に勝った歴史もある

本巻は完膚なきまでに叩きのめされた敗戦国のソクオチ国の面々に焦点が当てられます。 クロノ…

立木茂
8か月前
1

感想:地元最高! (1):暴力!貧乏!ドラッグ!低俗な作品であることを貫く気骨を感じ…

本作は、ヤクザが牛耳るスラム街に生きる極貧の少女が、暴力にまみれながらドラッグの製造販売…

立木茂
8か月前
2

感想:女子高生除霊師アカネ! (1):インチキ霊能力者の効能

本作は、インチキ霊能者をしていた父親がキャバ嬢に入れあげて失踪してしまい、一人残された女…

立木茂
8か月前
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感想:あさひなぐ (34):あと20巻は必要だった作品

この作品は、描くべきことを描ききれずに駆け足で終わってしまった作品だと思いました。 島田は旭に初めて「怒りで戦う」とまで言わせた相手なのに、試合中に急に和解ムードになって因縁の対決はおしまいで拍子抜けしてしまいました。 島田と旭の因縁は初対面の対決で解決するのではなく、何度かの試合を通して和解していればもっと説得力があったと思います。 戸井田と宮路の最後の対決も描かれなかったのは残念です。 無理に高校時代で決着をつけさせずに、大学に進んでからの試合に持ち越してじっくり描い