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マンガの感想

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2023年12月の記事一覧

感想:路傍のフジイ(1):理想的なボッチ

本作は、一人でも充足できる精神的に自立した人物を描いた作品です。 主人公のフジイは、職場…

立木茂
6か月前
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感想:宇宙人のかくしごと(1):真に理解できない他者を描いた作品

本作は、告白した女の子が実は宇宙人だったという「よくある話」です ですが、この手の作品の…

立木茂
6か月前

感想:紙一重りんちゃん(2):フール・オン・ザ・ヒル

丘の上にいる道化は社会秩序から外れた愚か者であるが故に、世の中を正しく認識できる賢人でも…

立木茂
6か月前

感想:とくにある日々(1):考現学や路上観察学が好きな人にはお勧めの作品

この作品は考現学や路上観察学が好きな人には特にお勧めの作品です。 学校の部活動で、目的を…

立木茂
6か月前
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感想:ようきなやつら:思想とフィクションのバランスが危ういが素晴らしい作品

この短編集の中で特に素晴らしいと私が思うのは「忍耐サトリくん」です。 行動は善性そのもの…

立木茂
6か月前
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感想:堕天使論(1):非常識な存在に振り回されるのが楽しい作品

本作は、悪魔崇拝のヘビメタをうっかり聞いたせいで地上に堕とされた美しい天使が、天国に帰る…

立木茂
6か月前

感想:大科学少女:科学オタクな少女達の暴走が楽しい作品

本作は大科学部という大仰な名前の部を舞台にした5人の少女の物語です。 4人の少女は、それぞれ「物理」「化学」「生物」「地学」が大好きなオタクです。 そして科学には詳しくない主人公が、彼女たちから様々なことを学ぶ形で物語は進みます 彼女たちは自分の好きなことを追求するあまりに、自分のおしっこで硝酸塩を作ろうとしたり、化石を山のようにため込んだり、適切な黒板落としの計算をしたりします。 そういう自分の好きなことに夢中になったがゆえの暴走は、見ていて楽しくなります。 科学の楽しさ

感想:DOOOOM―ドゥーム―(1):デジタル時代に合わせた呪いのアップデート

本作は謎の呪いで次々に死んでいく怪事件を追いかける女子高生と記者の物語です 本書の面白さ…

立木茂
6か月前

感想:これ描いて死ね(3):楽しむ人間が悩む人間を感化していく話

本作はマンガ大好きな主人公の安海さんが、自分の学校の手島先生が憧れのマンガ家であることを…

立木茂
6か月前

感想:峠鬼(6):ラスボスの格が急上昇

本巻では善だけとはいえ、一言主に会うという旅の目的を果たします。 目的を果たして旅が終了…

立木茂
6か月前