感想:大科学少女:科学オタクな少女達の暴走が楽しい作品

本作は大科学部という大仰な名前の部を舞台にした5人の少女の物語です。
4人の少女は、それぞれ「物理」「化学」「生物」「地学」が大好きなオタクです。
そして科学には詳しくない主人公が、彼女たちから様々なことを学ぶ形で物語は進みます

彼女たちは自分の好きなことを追求するあまりに、自分のおしっこで硝酸塩を作ろうとしたり、化石を山のようにため込んだり、適切な黒板落としの計算をしたりします。
そういう自分の好きなことに夢中になったがゆえの暴走は、見ていて楽しくなります。
科学の楽しさは、彼女らのように脇目もふらずに試行錯誤するところにあると思いました

本作は著者の過去作の復刊ですが、本書を読んで、この愉快な彼女たちの活躍をもっと見たくなりました。
どこかの雑誌か、webか、同人誌かで続きを連載してくれることを切に願います

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