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マンガの感想

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2023年10月の記事一覧

感想:児玉まりあ文学集成 (3):他人の付け入る隙のない文学的恋愛劇

2人だけの文学部で彼らはついに交際を始めますが、相も変わらず常人には理解できない文学談議…

立木茂
8か月前

感想:嘘解きレトリック (1):少女の孤独を丁寧に癒していく探偵が尊い

本作は、嘘が分かる能力を持った少女と探偵の出会いから始まる物語です。 その能力故に迫害さ…

立木茂
8か月前

感想:嘘解きレトリック (10):人が他人と関係を持つのは何故なのかを問いかけてくる…

この作品には様々な嘘が出てきました 人を騙すための嘘 お世辞の嘘 他人を傷つけたくないため…

立木茂
8か月前
1

感想:隣のお姉さんが好き (1):面倒くさい人を好きになった少年の恋物語

本作は、中学2年の少年たーくんが幼馴染の高校2年の少女、心愛さんに告白しても相手にされず…

立木茂
8か月前
1

感想:瑠璃の宝石 (3):科学マンガの最高峰。全ての科学を好きな人に読んでもらいたい…

本作は、綺麗な物が好きな奔放な女子高生のルリが、鉱物を研究する院生と知り合ったことから、…

立木茂
8か月前
1

感想:明日クビになりそう (1):意識高い系へのアンチテーゼ、労働者よ、怠惰たれ!

この作品の主人公の宮本は、仕事をサボることに全身全霊を捧げるサラリーマンです。 「バイト…

立木茂
8か月前
3

感想:33歳独身女騎士隊長。 (3):戦争に負けて、外交に勝った歴史もある

本巻は完膚なきまでに叩きのめされた敗戦国のソクオチ国の面々に焦点が当てられます。 クロノワーク国とソクオチ国に街道が通され、商業が活発になることで、武人ばかりのクロノワークの行政が行き詰まります。 そこで敗戦国の人質王子であるオサナ王子が意外な外交手腕を発揮して、自国の文官を派遣します。 敗戦の原因を作った無能将軍のラッカも、行政においては天才的な手腕を発揮します。 また文官たちは男のほとんどが戦死したクロノワークでは貴重な結婚相手でもあり、彼らは女騎士と次々に結婚します

感想:地元最高! (1):暴力!貧乏!ドラッグ!低俗な作品であることを貫く気骨を感じ…

本作は、ヤクザが牛耳るスラム街に生きる極貧の少女が、暴力にまみれながらドラッグの製造販売…

立木茂
8か月前
2

感想:ゴミ清掃員の日常〜ゴミ分別セレクション〜:素晴らしきゴミ兄さん

本書は、芸人である滝沢氏が副業でしているゴミ収集の体験をマンガにしたものです。 本書の冒…

立木茂
8か月前
1

感想:女子高生除霊師アカネ! (1):インチキ霊能力者の効能

本作は、インチキ霊能者をしていた父親がキャバ嬢に入れあげて失踪してしまい、一人残された女…

立木茂
8か月前
1

感想:あさひなぐ (34):あと20巻は必要だった作品

この作品は、描くべきことを描ききれずに駆け足で終わってしまった作品だと思いました。 島田…

立木茂
8か月前

感想:北斗の拳 世紀末ドラマ撮影伝 (1):昭和の大ヒット実写ドラマの舞台裏実録マン…

姉がケンシロウ役の俳優さんのファンだったので、私も子供の頃は姉と一緒にこの実写ドラマを見…

立木茂
8か月前

感想:税金で買った本 (2):ヤンキーと地元

本作の巻末の参考文献には打越正行氏の「ヤンキーと地元」という本があります。 この本は著者…

立木茂
8か月前
1

感想:メカニカル バディ ユニバース:熱いシーンだけを抜粋したようなマンガ。連載は楽しみ半分、不安半分

本作は、戦乱後の荒廃した未来世界を舞台にしたアンドロイドや人間達の群像劇です。 元はツイッターで単発的に描かれたマンガで、筋道の通ったストーリー構成があるわけではなく、魅力あるキャラクター達の盛り上がる熱いシーンや感傷的なエピソードが羅列されています。 登場人物達に繋がりはあるようですが、今のところは独立した話が散らばったオムニバス形式のマンガになっています。 どのエピソードも「俺達の好きなもの」だけを詰め込んだ面白い話です 本作は今後に連載化するそうですが、連載が楽しみな