見出し画像

多様化するインフルエンサー

column vol.37

Instagram、YouTube、TikToKなど、さまざまなメディアを通じて、多くのインフルエンサーが誕生しています。最近では、インフルエンサーも多様化してきたので、最新のニュースとともにご紹介いたします。

Z世代から「α(アルファ)世代」へ

画像1

最近、どのメディアでもZ世代を特集することが多いですが、YouTubeの世界では次の世代に注目が移っています。

〈AMP / 2020年8月20日〉

「α(アルファ)世代」とは2010年以降に生まれたアンダー・ティーンの子供たち。『フォーブス』誌によると、「2019年に最も稼いだユーチューバー」ランキングでは、この世代が上位3位のうち2位を占めているそうです。

首位に輝いたライアン・カジさんは、なんと8歳!?昨年、2,600万ドル(約27億5,800万円)ものお金を稼いだそうです、、、(汗)

ちなみに2位は、30代の5人組がさまざまなゲームに挑戦する「ドュード・パーフェクト(2,000万ドル)」、3位は脳性まひをわずらっているアナスタシア・ラディンスカヤさん(5歳)を取り上げた「ナスチャ(1,800万ドル)」でした。

α世代はYouTubeをベビーシッター代わりに見て育った世代と言われ、まさにSNSネイティブ世代。ニュージェネレーションの活躍に目が離せません。

85万人以上のフォロワーを集める超オトナ世代

画像2

オトナ世代も負けていません。85万人以上のフォロワーを集めるインフルエンサーの正体はジョーン・マクドナルドさん74歳。しかも、肉体改造系のトレーニングコンテンツを発信するフィットネス・インフルエンサーです。

〈BUSINESS INSIDER JAPAN / 2020年8月23日〉

ヨガやホリスティックヘルスの指導者である娘さんからサポートを受けて3年前から始めたそうですが、ルーチンで行っているトレーニングプログラムに加えて、年輪を重ねた方ならではの格言がウケているそうです。

歩んできた人生がコンテンツになる。これはこれでα世代にはない魅力がありますね。

新時代のインフルエンサーとは

画像3

最後に紹介するインフルエンサーが「バーチャル・ヒューマン」です。賛否両論はありましたが、昨年の紅白歌合戦に出場した「AI美空ひばり」は1つのインパクトをお茶の間(死語?)に与えました。

バーチャル・モデルの先駆けとなったのが、「imma」でしょう。Instagramのフォロワーも24.5万人です(2020年8月25日時点)。

そして、最近話題になったのが、何と言っても貝印のバーチャル・ヒューマンの広告。バーチャル・モデルの「MEME(メメ)」を起用し、「#剃るに自由を」をキーワードに、剃毛・脱毛の選択的自由を世の中に訴えました。

〈HUFFPOST / 2020年8月22日〉

同社が行ったアンケートによると、「ファッションや髪型のように、剃ること(ひげ・体毛処理など)は自分自身で自由に決めて良いと思うか」との問いに、「思う」「やや思う」は90.2%に上ったとのこと。

一方で、「剃毛や脱毛に対する考え方に束縛感や違和感を感じたことがあるか」との問いには、36.5%が「感じたことがある」と回答。年代が若いほど割合が高く、10代では男女ともに4割を超えたそうです。

刃物メーカーが顧客に寄り添い、剃らない選択肢を提示したこととに、とても感心しました。

ちょっと話が脱線しましたが、インフルエンサーも多様化しています。今後は動物はもちろんのこと、昆虫や微生物なども出てくるかもしれませんね。新しいインフルエンサーの出現が楽しみです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?